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邂逅、そして会敵の朝✗7
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そう、幕は切って落とされたのだ。
俺と我が愛しの妹・斗雅との安らぎと憩いの時間。
それは楽しく、そしてとても温かい。
俺が何を失っても守るべき、とても大事で何よりも大切な、家族の団欒のときだった。
だが、それだけでは終わらない。
何故なら、それはもうひとつの始まりを意味するからだ。
この出逢った瞬間から結ばれた因縁に、決着をつけなければならないのだ。
先程から一瞬たりとも休むことなく送られてくる熱く昏い視線。
いままさに俺を呑み込まんと睨めつけるふたつの深淵。
夜より深き闇より産ま落ちた、漆黒の忌み子。
暗黒の運命を背負い、決して陽の当たらぬ陰の世界を生きるもの。
その目が合った瞬間から対峙を続け、遂に対決のときが訪れたダークマター。
俺の目の前の皿に鎮座する、墨染めの目玉焼きを食するときが。
「ほら、むくにぃも早く食べないと。さっきから箸がすすんでないよ。そんなふうにもたもたしてると、どんなにお熱い関係も一瞬で冷めちゃうよ」
その意見には一理ある。
しかし我が愛しの妹よ、言いたいことは解るがそれは言うことなのか?
「ああ、すまん。少々腹の調子を整えていただけだ。俺がお前の作った料理を冷たくなるまで放置したことなどないだろう?」
「うん、全部知ってる覚えてる。だから、むくにぃを大好き!」
「俺もお前のことを愛しているよ、斗雅」
だからといって我が愛しの妹の手により生み出された物体を無条件で愛せるかどうかは、また別の問題だ。
しかし男に、我が愛しの妹の兄を名乗る漢の言葉に二言はない。
俺は明鏡止水の果てに至り、無我の境地に達した心で目玉焼きに箸を伸ばす。
覚悟なら、とうに出来ている。
そのまま目玉焼きを折りたたみ、躊躇なく口に放り込み、喉を嚥下し胃に落とす。
そのとき俺の全身に奔った衝撃は、筆舌に尽くし難い。
それでも我が愛しの妹の名誉のために無理矢理言葉にするならば、食べることだけは可能だ。
そして食べ物とは、食べることさえ出来ればいいのだ。
ならば我が愛しの妹が丹精込めて作り出し、気持ちを込めて生み出した見事な目玉焼きには、何も問題はない。
それを食した代償が如何なるものになるのか、それもまた、別の問題だ。
「うわ、びっくりした~。まさか一口で食べちゃうなんて思わなかったよ。火傷とかしてない? 大丈夫?」
「大丈夫だ、問題ない。何しろお前の作ってくれたものだからな。つい我慢が出来なくてな」
「そっか~。ふふ、嬉しいな~。それでむくにぃ、美味しかった?」
ああ、待っていよ。この質問がくることを。
「お前が作ってくれたものに、美味しくないものなんてあるはずがないだろう?」
この言葉に、偽りはない。
そして我が愛しの妹の顔が、にへらと、純粋な喜びに歪む。
「そっかそっか~。だったら本当に嬉しいな~。それじゃあいっぱいあるから、全部食べてくれるよね? だってわたしの料理、美味しいんだもんね?」
「ああ。お前の料理は大好きだ。だからいくらでも、持ってきてくれ」
そうして俺は何ひとつ嘘を口にすることなく、この修羅場を乗り切った。
「じゃあ沢山あるから、いっぱい持ってくるね。あっ、そうだ。わたしの料理を好きって言ってくれた、むくにぃにだけ教えてあげるね。この目玉焼きの隠し味はね、虫っぽいんだよ。だけどそんなの気にしないで、どんどん食べてね」
「ああ、勿論だ」
我が愛しの妹よ。こんなことはあまり言いたくないが、気にするなという台詞はお前ではなく俺が言うべきではないのか?
そうして斗雅一度台所に引っ込んだ丁度そのとき、つけっぱなしのテレビから情報が流れ出す。
それは俺が一階へと降りてくるあいだに聞き流していたものと、ほぼ同じ内容だった。
「うわ~、また怪獣がでたんだね~」
それを聞いた斗雅が台所から、感心とも困惑ともつかない声をあげる。
「怪獣じゃないぞ、我が愛しの妹よ。奴らの呼称はレッド。R・E・D。RE:code・extinction・Destruction。再発性特殊自然災害指定生物だ」
「そんなのたいして変わらないよ~。だって結局、どっちも何が何だか訳が解らないのは同じでしょ」
「成程、それは確かに言い得て妙だな」
流石は我が愛しの妹、意識せずとも物事の正鵠を得てしまう。
「でも怖いよね~。こんなのが街まで入ってきたら」
言葉とは裏腹に、あっけらかんと斗雅は言う。
人間はたとえ目の前に脅威が迫っていても、実害がない限りそれを現実とは認識しない。
ましてや、これが俺達の日常なのだ。
「レッドが現れた当時の初期段階では、そんな事例もままあったようだが。それも過去の話だ。いまとなっては各国それぞれが所有している『エクスタミネーター』で構成された特殊部隊が、それこそ陸に上がる前の水際、海上で対処し処分している」
「ふ~ん、そうなんだ。むくにぃは物知りだね。それを訳知り顔で語っちゃうところが、胡散臭い事情通みたいでいいと思うよ」
「そんなに褒めてくれるな、我が愛しの妹よ。お前にそこまで言われては、流石の俺も照れてしまうじゃないか」
そして我が愛しの妹よ、何故そんな余計なひと言を付け足した。
流石の俺も、その真意は読めないぞ。
「だけどそれなら、感謝しないとだね」
「感謝?」
俺は間抜けにも、オウム返しに言葉を紡いでしまう。
「そうだよ。だっていまわたしたちがこうしておしゃべりしていられるのも、美味しくごはんを食べられるのも、そのひとたちが命懸けでお仕事してくれてるお陰なんだから」
✗ ✗ ✗ ✗ ✗ ✗ ✗
篠突く雨に全身を打たれながら、キルエリッチャ・ブレイブレドは五つの死と向かい合う。
つい今朝まで、他愛ないことを語り合い笑いあった仲間たち。
その五人の死を、受け容れるために。
顔を上げ曇天を見上げると、数え切れない雨粒が降り注ぎ少女の頬を叩く。
まるでそれが、彼女への罰であるかのように。
そして瞼から雨粒からこぼれ落ちたとき、少女はまなじりを決しって振り向いた。
その瞳に、赤く燃える殺意を宿して。
「お前だけは、私が殺す!」
俺と我が愛しの妹・斗雅との安らぎと憩いの時間。
それは楽しく、そしてとても温かい。
俺が何を失っても守るべき、とても大事で何よりも大切な、家族の団欒のときだった。
だが、それだけでは終わらない。
何故なら、それはもうひとつの始まりを意味するからだ。
この出逢った瞬間から結ばれた因縁に、決着をつけなければならないのだ。
先程から一瞬たりとも休むことなく送られてくる熱く昏い視線。
いままさに俺を呑み込まんと睨めつけるふたつの深淵。
夜より深き闇より産ま落ちた、漆黒の忌み子。
暗黒の運命を背負い、決して陽の当たらぬ陰の世界を生きるもの。
その目が合った瞬間から対峙を続け、遂に対決のときが訪れたダークマター。
俺の目の前の皿に鎮座する、墨染めの目玉焼きを食するときが。
「ほら、むくにぃも早く食べないと。さっきから箸がすすんでないよ。そんなふうにもたもたしてると、どんなにお熱い関係も一瞬で冷めちゃうよ」
その意見には一理ある。
しかし我が愛しの妹よ、言いたいことは解るがそれは言うことなのか?
「ああ、すまん。少々腹の調子を整えていただけだ。俺がお前の作った料理を冷たくなるまで放置したことなどないだろう?」
「うん、全部知ってる覚えてる。だから、むくにぃを大好き!」
「俺もお前のことを愛しているよ、斗雅」
だからといって我が愛しの妹の手により生み出された物体を無条件で愛せるかどうかは、また別の問題だ。
しかし男に、我が愛しの妹の兄を名乗る漢の言葉に二言はない。
俺は明鏡止水の果てに至り、無我の境地に達した心で目玉焼きに箸を伸ばす。
覚悟なら、とうに出来ている。
そのまま目玉焼きを折りたたみ、躊躇なく口に放り込み、喉を嚥下し胃に落とす。
そのとき俺の全身に奔った衝撃は、筆舌に尽くし難い。
それでも我が愛しの妹の名誉のために無理矢理言葉にするならば、食べることだけは可能だ。
そして食べ物とは、食べることさえ出来ればいいのだ。
ならば我が愛しの妹が丹精込めて作り出し、気持ちを込めて生み出した見事な目玉焼きには、何も問題はない。
それを食した代償が如何なるものになるのか、それもまた、別の問題だ。
「うわ、びっくりした~。まさか一口で食べちゃうなんて思わなかったよ。火傷とかしてない? 大丈夫?」
「大丈夫だ、問題ない。何しろお前の作ってくれたものだからな。つい我慢が出来なくてな」
「そっか~。ふふ、嬉しいな~。それでむくにぃ、美味しかった?」
ああ、待っていよ。この質問がくることを。
「お前が作ってくれたものに、美味しくないものなんてあるはずがないだろう?」
この言葉に、偽りはない。
そして我が愛しの妹の顔が、にへらと、純粋な喜びに歪む。
「そっかそっか~。だったら本当に嬉しいな~。それじゃあいっぱいあるから、全部食べてくれるよね? だってわたしの料理、美味しいんだもんね?」
「ああ。お前の料理は大好きだ。だからいくらでも、持ってきてくれ」
そうして俺は何ひとつ嘘を口にすることなく、この修羅場を乗り切った。
「じゃあ沢山あるから、いっぱい持ってくるね。あっ、そうだ。わたしの料理を好きって言ってくれた、むくにぃにだけ教えてあげるね。この目玉焼きの隠し味はね、虫っぽいんだよ。だけどそんなの気にしないで、どんどん食べてね」
「ああ、勿論だ」
我が愛しの妹よ。こんなことはあまり言いたくないが、気にするなという台詞はお前ではなく俺が言うべきではないのか?
そうして斗雅一度台所に引っ込んだ丁度そのとき、つけっぱなしのテレビから情報が流れ出す。
それは俺が一階へと降りてくるあいだに聞き流していたものと、ほぼ同じ内容だった。
「うわ~、また怪獣がでたんだね~」
それを聞いた斗雅が台所から、感心とも困惑ともつかない声をあげる。
「怪獣じゃないぞ、我が愛しの妹よ。奴らの呼称はレッド。R・E・D。RE:code・extinction・Destruction。再発性特殊自然災害指定生物だ」
「そんなのたいして変わらないよ~。だって結局、どっちも何が何だか訳が解らないのは同じでしょ」
「成程、それは確かに言い得て妙だな」
流石は我が愛しの妹、意識せずとも物事の正鵠を得てしまう。
「でも怖いよね~。こんなのが街まで入ってきたら」
言葉とは裏腹に、あっけらかんと斗雅は言う。
人間はたとえ目の前に脅威が迫っていても、実害がない限りそれを現実とは認識しない。
ましてや、これが俺達の日常なのだ。
「レッドが現れた当時の初期段階では、そんな事例もままあったようだが。それも過去の話だ。いまとなっては各国それぞれが所有している『エクスタミネーター』で構成された特殊部隊が、それこそ陸に上がる前の水際、海上で対処し処分している」
「ふ~ん、そうなんだ。むくにぃは物知りだね。それを訳知り顔で語っちゃうところが、胡散臭い事情通みたいでいいと思うよ」
「そんなに褒めてくれるな、我が愛しの妹よ。お前にそこまで言われては、流石の俺も照れてしまうじゃないか」
そして我が愛しの妹よ、何故そんな余計なひと言を付け足した。
流石の俺も、その真意は読めないぞ。
「だけどそれなら、感謝しないとだね」
「感謝?」
俺は間抜けにも、オウム返しに言葉を紡いでしまう。
「そうだよ。だっていまわたしたちがこうしておしゃべりしていられるのも、美味しくごはんを食べられるのも、そのひとたちが命懸けでお仕事してくれてるお陰なんだから」
✗ ✗ ✗ ✗ ✗ ✗ ✗
篠突く雨に全身を打たれながら、キルエリッチャ・ブレイブレドは五つの死と向かい合う。
つい今朝まで、他愛ないことを語り合い笑いあった仲間たち。
その五人の死を、受け容れるために。
顔を上げ曇天を見上げると、数え切れない雨粒が降り注ぎ少女の頬を叩く。
まるでそれが、彼女への罰であるかのように。
そして瞼から雨粒からこぼれ落ちたとき、少女はまなじりを決しって振り向いた。
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