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【五章】仙人と魔物
二十六話*
しおりを挟むエダムは後ろから覆いかぶさって俺の両方の乳首を同時に摘まみ、グリグリと押し潰して痛いくらい刺激してくる。
「あぐっ……う、んぁ……ッ」
「やっぱり痛いくらいの方が好きなのかな。これだけで前も後ろも溢れてくる」
「ひぁっ、さわ、ら、ないで……!」
先走りが溢れて下着に染みを作っているのが自分でもわかっていた。エダムが俺の性器の先端をなぞっただけで、情けなくも射精してしまう。
「ん、ん──ッ!!」
「あーあ、出ちゃった。ドロドロだ」
下着越しとはいえ、レースの薄い素材で隙間まであるのだ。精液がパタパタとシーツを濡らしているのがわかる。先端に触れていたエダムの手も当然俺の精液で。エダムは精液で汚れた手を俺の口に突っ込んだ。
俺は自然と舌を出し、当然のようにエダムの指を綺麗にしようと動いていた。
「むっぐ、は……ぁ……ん、はぁ……」
エダムの手に付いた精液を綺麗に舐め取り、指の間まで丁寧に舌を這わせた。チュパチュパと指の一本一本を咥え終えた所でエダムの手が俺の口から出て行く。
「うん、良い子。完璧なお掃除だ。でもお嫁さんになるんだから、今度は前から出しちゃダメだよ?」
「……はい……」
「といっても難しいよね。カシュ、手伝ってあげて」
エダムがカシュを呼ぶと、ペチャリという音と共に俺の股を這い性器に絡みついた。そのまま俺の尿道の中にズルズルと侵入してくる。
「ヒィッ! ああッ、ア……ぁ……ッ!」
ゾワゾワと全身を駆け巡る快感と閉塞感に俺の背中が仰け反った。ガチャッと鎖の鳴る音が響く。
痛くもないし、安全な事もわかっている。だけど堰き止められて自由に射精できないというだけで強制的にメスにされたような気持ちになる。
それすらも快感に変わっていくのを感じて喉が小さく震えた。
「さあ、これで勝手に前でイっちゃうことはないね?」
「ッ……ぁ……ありがとう、ございます……」
「どういたしまして」
女の恰好をして、自由を奪われ、射精すら止められ、俺の頭がぼんやりしてきて自分でも何を言っているのかわからなくなってきた。ただ、今の俺は旦那様に支配される側である事だけは理解していた。
儀式によって神に認められた関係だからか、早く契りたいという願いが抑えきれない。
羞恥や理性が俺の中で溶け出していくのがわかった。
「エダム……ッお願い……もう、ガマンできない」
「ん?」
「……エダムの……おちんちんが、欲しい……」
俺がそう言うと、またエダムの性器が後ろの中心に押し当てられる。でも押し当てただけでそれ以上動いてはくれない。
もっと言葉にしなければ与えてもらえないとわかる。俺は恥も何もかもを捨てて懇願した。
「この、はしたないお尻マンコに、エダムのおチンチンで種付けして……ッ俺をほんとの、お嫁さんにしてください……!」
「よくできました」
満足そうな笑みを含んだ声と共にエダムは俺の腰を掴み、熱く昂った性器をぶち込んでくれた。
「ん゛ッ────!!!」
「あー……きもちいい……挿れただけでイきそ……最高だよ、ルーシャン」
一気に奥まで貫いたエダムは、そのままゆっくりとした動きで中の感触を楽しんでいる。内壁を行き来する性器の感触が俺の脳を支配した。
「ふぁ、あ……スゴイ、きもちいいの、きてるッ」
「気持ち良いの、大好きだもんね」
「んっ……おチンチンで、きもちよくされるの……すき……ッあぁ!」
俺の言葉にエダムの興奮も高まったらしく、腰の動きが少し速くなる。深く押し込まれる度に俺の胎から快感がこみ上げた。
「あう、ふぅッ……だめ、イきそ……おなか、熱い……ッ」
「もう?」
「やぁッ、も……トントンしないで……!」
「もっとして欲しいくせに」
背後から耳を齧られて甘く囁かれると脚が震えた。
エダムは俺の言葉を無視して的確にメスになるための扉を叩く。優しくも力強いテンポに身体はあっという間に絶頂までのぼりつめ、俺はギュウギュウとエダムの性器を締め付けた。
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