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魔人討伐隊へ入隊
中高一貫校花都里学園中等部へ!!
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父から大事な話をされて1ヶ月
父が変死してから3週間が経った
そして俺は中学生となったのだ
俺が通うことになった花都里学園は俺達の住んでいた所とはかなり離れていたので、家族総出で引っ越すことになった
父さんの遺品整理にも都合がよかったからだ
昨日全ての荷物が片付け終わり、初めて制服に身を通した
慣れない感じでなんか、ゾワゾワする
行ってきます!
と、何事もないように元気に家を出た
花都里学園中等部
大きく校門に記載されたそれも見て体が震え上がるのを感じる
ほんとに来てしまったんだ
あの、進学校に!!
毎年何かとテレビでみかけることが多いこの中高一貫校花都里学園
文化祭ではどこかの下手な祭りの何倍もすごいし、頭もかなり良い
この学校から何人ものの賞の受賞者を出したことか
そんなすごい学校が魔人討伐隊と関連してるだって?
未だに信じられない
勇気を振り絞って校門をくぐる
「あなたが、日蛹爽悟さんですね?お待ちしておりました。今回案内、説明を担当致します。香満里莉冬と申します。」
「あぁ、どうも。よろしくお願いします」
わざわざ案内人なんてつけてくれんのか
流石進学校は違うねぇ
いや!進学校でも案内人はいねぇだろ!!
ちょっと待て?さっきお待ちしておりましたとか言われたよな
まさか、俺の父さんの事で??
有り得る!
怒られることはないだろうけど、「はあーん、君が彼の息子かね」とかよく分からんこといわれるんだぁー!!
お決まりのセリフ言われるんだ!!
あっ、逆に歓迎されちゃう感じ?
でも父さんそんなに強くなかったろ
あれ?俺なんで案内人付けられてんの?
周りの生徒には付けられてなかったし...やっぱり俺だけ特別扱い?
違うだろうけどね!
「着きました」
「あっ!ありがとうございます!!」
ん?そーいや説明は?説明担当するとか言ってなかったけ?あの人
まぁ、もうどうでもいいや
俺が連れてこられたのは、校長室と書かれたドアの前だ
やはり、校長室というところに来るのはかなりドキドキする
なにか悪いことしたわけじゃないのにドキドキするこの感じ流石校長室と言ったところだろうか
「失礼します」
そう声をかけドアノブに手をかけた時だった
急に扉が開き、目の前には驚く程に感情の籠っていない顔があった
「はっ?...この青白い顔の感じあれだな。お化けだなこれ...あァァァァァ!でっ!出たァァァー!!俺オカルトはダメなんだよー!!!」
「お前それでよく魔討隊なんかに入ろうと思ったな。俺はお化けじゃない」
「しゃ、喋ったァァァァー!!こえーよ!ただただこえーよ!」
「お、お化けじゃないんだから喋るに決まってるだろ?!」
「怒鳴ったァ...お化けの癖に怒鳴ったぁ!!」
「いや、だからお化けじゃないって」
これあれだ男性の幽霊だな
あれか?父さんがちょー美形になって化けてでてきたとか?
この耳ぐらいまでの短髪と、赤みがかった髪は似てないし、かと言って雰囲気が似てる訳でもないけどきっとそうなんだろうな
化けて出る時になんかバグったんだろうなこれ
「ちょっと!ちょっとー!何モタモタしてんの?!早く来ないと怒られるって!あの人怒ると怖いんだからね!」
いかにも女子!The女子!って感じの子が出てきたね!
君でもいいや!このお化け退治して!ほんとに!お願いだから!
「お前はいつまでそれを引っ張るつもりだ...お化けじゃないと言っているだろう。驚かしてしまったことは申し訳ないが...確かに、お化けに間違えられることは多々あるが...というか、お前見てたのなら助けろ。」
「えー?だって面白かったんだもん!」
うん、可愛いわこれ
黒髪ロングで清楚系と見せかけてのこの可愛い感じね
サイコーです
「って!早くしないとほんとに怒られるんだって!ほら!なっくん急いで!」
「なっくんと呼ぶなとあれほど言ったのにお前は...後輩のくせに」
「あぁー!そうやって先輩の権力使わないでよ!そういうのダメだぞ!」
「お前のそのキャラもいい加減やめろ。25にもなって見苦sグッハ」
先輩さんはあの黒髪ロングの可愛い女の子に軽々飛びされた
「あぁ?こちとらピチピチの18だっつぅーの!」
「お前いつもは人後いる前では猫かぶってるくせに年齢の話になるといつもいつも!!」
「...遅いと思ってきてみればまたいつもの痴話喧嘩ですか...」
「「痴話喧嘩じゃない!!」」
なんだこの俺の空気感
めっちゃ置いてけぼりじゃん
しかも一人増えたし....
あっ、やっべなんか悲しくなってきた
「あ、あの....俺ってどうすれば」
さすがにこのままではまずいと思って会話の中に入ろうとしたのだが、これがまた話の種になってしまった
「あっ!ほれみろ!お前が年齢がどうとか言ってるから悲しそうな顔してるだろ?!どうするだよ!」
「そもそもあんたがお化け顔なのがいけないんでしょ?!お化け顔のくせに整った顔して!!ほんと腹立つ!」
後半のほう褒めてません?
というかいつまでこうしてるんだ
「というか、さっさとして下さい。理事長がお待ちです」
先程登場した兎の仮面をつけたこの人はこの2人と違ってしっかりした人なんだろうな
「ちっ、早く行くぞ」
「はい...」
なんかあの女の人が絡むとこの人口調荒れるな
暫く廊下を歩くと『理事長室』と書かれたプレートが下げられたドアの前に来た
校長室の次は理事長室か...校長室ってなんだったんだ
ただの廊下だったぞ
「失礼します。日蛹爽悟を連れてまいりました」
「入って」
中から可愛らしい女の子の声が聞こえてきた
「失礼します!日蛹爽悟です!!」
第一印象は大事だと以前聞いたことがあるので、とりあえず元気な声を出してみた
そうすると、声と同様可愛らしい外見の女の子が、微笑んだ
「元気がいいのね。いい事だわ。日蛹君ようこそ。花都里学園へ」
父が変死してから3週間が経った
そして俺は中学生となったのだ
俺が通うことになった花都里学園は俺達の住んでいた所とはかなり離れていたので、家族総出で引っ越すことになった
父さんの遺品整理にも都合がよかったからだ
昨日全ての荷物が片付け終わり、初めて制服に身を通した
慣れない感じでなんか、ゾワゾワする
行ってきます!
と、何事もないように元気に家を出た
花都里学園中等部
大きく校門に記載されたそれも見て体が震え上がるのを感じる
ほんとに来てしまったんだ
あの、進学校に!!
毎年何かとテレビでみかけることが多いこの中高一貫校花都里学園
文化祭ではどこかの下手な祭りの何倍もすごいし、頭もかなり良い
この学校から何人ものの賞の受賞者を出したことか
そんなすごい学校が魔人討伐隊と関連してるだって?
未だに信じられない
勇気を振り絞って校門をくぐる
「あなたが、日蛹爽悟さんですね?お待ちしておりました。今回案内、説明を担当致します。香満里莉冬と申します。」
「あぁ、どうも。よろしくお願いします」
わざわざ案内人なんてつけてくれんのか
流石進学校は違うねぇ
いや!進学校でも案内人はいねぇだろ!!
ちょっと待て?さっきお待ちしておりましたとか言われたよな
まさか、俺の父さんの事で??
有り得る!
怒られることはないだろうけど、「はあーん、君が彼の息子かね」とかよく分からんこといわれるんだぁー!!
お決まりのセリフ言われるんだ!!
あっ、逆に歓迎されちゃう感じ?
でも父さんそんなに強くなかったろ
あれ?俺なんで案内人付けられてんの?
周りの生徒には付けられてなかったし...やっぱり俺だけ特別扱い?
違うだろうけどね!
「着きました」
「あっ!ありがとうございます!!」
ん?そーいや説明は?説明担当するとか言ってなかったけ?あの人
まぁ、もうどうでもいいや
俺が連れてこられたのは、校長室と書かれたドアの前だ
やはり、校長室というところに来るのはかなりドキドキする
なにか悪いことしたわけじゃないのにドキドキするこの感じ流石校長室と言ったところだろうか
「失礼します」
そう声をかけドアノブに手をかけた時だった
急に扉が開き、目の前には驚く程に感情の籠っていない顔があった
「はっ?...この青白い顔の感じあれだな。お化けだなこれ...あァァァァァ!でっ!出たァァァー!!俺オカルトはダメなんだよー!!!」
「お前それでよく魔討隊なんかに入ろうと思ったな。俺はお化けじゃない」
「しゃ、喋ったァァァァー!!こえーよ!ただただこえーよ!」
「お、お化けじゃないんだから喋るに決まってるだろ?!」
「怒鳴ったァ...お化けの癖に怒鳴ったぁ!!」
「いや、だからお化けじゃないって」
これあれだ男性の幽霊だな
あれか?父さんがちょー美形になって化けてでてきたとか?
この耳ぐらいまでの短髪と、赤みがかった髪は似てないし、かと言って雰囲気が似てる訳でもないけどきっとそうなんだろうな
化けて出る時になんかバグったんだろうなこれ
「ちょっと!ちょっとー!何モタモタしてんの?!早く来ないと怒られるって!あの人怒ると怖いんだからね!」
いかにも女子!The女子!って感じの子が出てきたね!
君でもいいや!このお化け退治して!ほんとに!お願いだから!
「お前はいつまでそれを引っ張るつもりだ...お化けじゃないと言っているだろう。驚かしてしまったことは申し訳ないが...確かに、お化けに間違えられることは多々あるが...というか、お前見てたのなら助けろ。」
「えー?だって面白かったんだもん!」
うん、可愛いわこれ
黒髪ロングで清楚系と見せかけてのこの可愛い感じね
サイコーです
「って!早くしないとほんとに怒られるんだって!ほら!なっくん急いで!」
「なっくんと呼ぶなとあれほど言ったのにお前は...後輩のくせに」
「あぁー!そうやって先輩の権力使わないでよ!そういうのダメだぞ!」
「お前のそのキャラもいい加減やめろ。25にもなって見苦sグッハ」
先輩さんはあの黒髪ロングの可愛い女の子に軽々飛びされた
「あぁ?こちとらピチピチの18だっつぅーの!」
「お前いつもは人後いる前では猫かぶってるくせに年齢の話になるといつもいつも!!」
「...遅いと思ってきてみればまたいつもの痴話喧嘩ですか...」
「「痴話喧嘩じゃない!!」」
なんだこの俺の空気感
めっちゃ置いてけぼりじゃん
しかも一人増えたし....
あっ、やっべなんか悲しくなってきた
「あ、あの....俺ってどうすれば」
さすがにこのままではまずいと思って会話の中に入ろうとしたのだが、これがまた話の種になってしまった
「あっ!ほれみろ!お前が年齢がどうとか言ってるから悲しそうな顔してるだろ?!どうするだよ!」
「そもそもあんたがお化け顔なのがいけないんでしょ?!お化け顔のくせに整った顔して!!ほんと腹立つ!」
後半のほう褒めてません?
というかいつまでこうしてるんだ
「というか、さっさとして下さい。理事長がお待ちです」
先程登場した兎の仮面をつけたこの人はこの2人と違ってしっかりした人なんだろうな
「ちっ、早く行くぞ」
「はい...」
なんかあの女の人が絡むとこの人口調荒れるな
暫く廊下を歩くと『理事長室』と書かれたプレートが下げられたドアの前に来た
校長室の次は理事長室か...校長室ってなんだったんだ
ただの廊下だったぞ
「失礼します。日蛹爽悟を連れてまいりました」
「入って」
中から可愛らしい女の子の声が聞こえてきた
「失礼します!日蛹爽悟です!!」
第一印象は大事だと以前聞いたことがあるので、とりあえず元気な声を出してみた
そうすると、声と同様可愛らしい外見の女の子が、微笑んだ
「元気がいいのね。いい事だわ。日蛹君ようこそ。花都里学園へ」
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