悠遠の誓い

angel

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10章

チンアナゴ②

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アシンメトリーの赤い髪。ピアスのあるほうの耳をイジルのがアイツのクセなんだ。
オレのオニギリを食べた時の唇を思い出しながらキスをする想像をする。
おちんちんにローションをまとわせ緩く上下しながら頭の中の渉に攻めさせる。

『なんや、こんなにして…やらしい子やってんな』

想像の中でまで関西弁なのかよ。
チンアナゴを後ろに押し込みながら右手の動きを加速する。

『気持ちええんか?』

きもちぃ……くない

痛くなるほどにおちんちんを扱くのにちっともちやしない。

なんでだ。いつも通りやってんのに。

キスする想像をしながら自分の手に口づける。

「好きって言って…好きだよって……!」

チンアナゴを出し入れしながら妄想のわたるに言う。

「んっ…ん、んんっ!なんで…なんでだよ」

なんでわたるじゃダメなんだ。なんで?なんで。


『好きだよ、しょーちゃん…』


聞こえてきたのは……


その瞬間チンアナゴがオレの中で破裂したかと思った。
ギュウッと締め付けたソレが当たった場所から快感が這いあがる。

「うぁあ…ぁ、あ…」

一瞬にして勃ちあがるおちんちん。何?ヤバイ

『ここがいいの?』

「んっんっ…いぃ。イィよぉ…海瑠ぅ。好き…好きぃ」

『俺も好きだよ。シルヴィよりもしょーちゃんだけが好き』

そんなわけないのに妄想の中のオレは好きなように海瑠かいるを作り上げる。
腰を突き上げる海瑠が優しい瞳で甘い言葉をくれる。オレだけだって…もらえなかった言葉を。
カクカクと腰を上下しながら気持ちいい場所にチンアナゴを当て続けていると、こらえきれない快感が腰から背中に這い上がり

「あんっ、あっあ―――――!もっ、ダメ。ああっ……」

ビュクビュクビュッ…

全身に快感が駆け抜けてビリビリする。こんなの初めての射精の時以来、いやそれ以上だった。
ドキドキする心臓と全身に吹き出す汗、手足の先がピリピリとしびれているような感じがする。
耳が聞こえにくいのにハァハァという自分の煩い息遣いだけは耳元で聞こえる。

しばらくして全身にかいた汗が冷えてくるころ睡魔が襲ってきた。
パンツとズボン上げなきゃなのに。ティッシュでおちんちんキレイにしなきゃなのに。グチャグチャになったバスタオル片付けなきゃなのに。チンアナゴ洗わなきゃなのに…


襲い来る睡魔にあらがえないオレは眠りに落ちる直前に悟った。


そうか…
結局オレは海瑠でしかイケないんだな。


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