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side 孝之
俺を巻き込むな
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「しょーちゃんがお前ん家に泊まるって?」
ものすごく不機嫌な声が携帯から流れてきて背筋が凍る。
LINEで正太朗から【海瑠のことで相談があるから今夜泊めて】って来たのは10分前のことだ。
「なんでショタが来ること知ってるんだよ」
海瑠のことで相談があるってことはナイショの話だろう?なのになぜこいつがたったの10分でそのことを知ってるのか。考えたら一層背筋が寒くなった。
「なんでか聞きたいか?」
そんな風に言われて聞きたいわけがない。俺の返事を待たずして海瑠がまくしたてた。
「しょーちゃんと一緒にお風呂には入るなよ?」
「なんでだ あいつ一人で髪洗えないのに、かわいそーだろーが」
「ダメだ 絶対に入るな 入ったら…」
携帯越しに何かがメキッと壊れる音がした。
「わかった はいらねーよ!」
「あと寝るのも別の部屋な」
「はぁ?意味わかんねー俺ら男同士で幼馴染だぞ」
同じ部屋に寝たからってショタ相手に何が起こるって言うんだ。
「………」
沈黙が恐ろしい。
コイツのショタ愛は理解してるつもりだったが、いよいよ理解不能な領域まで達したか。
「お前…ショタは男だってわかってるよな?」
「……当たり前だ」
ホッとした。
「だったら―――――「襲うなよ?」」
はぁ!? 意味不明すぎる何の釘刺しだ。
携帯を耳から離し画面を見つめてしまった。
「もしも手出したら…………殺すよ?」
全て了承したと伝え電話を切った。どっと疲れが襲ってくる。
仮にも幼馴染の一人に向けて言う言葉かね?
ショタなんていまだに小学生くらいの知能しかない腕白小僧じゃないか。何をどうして襲うとかの話になるんだ。
海瑠は…ショタをそこまでの対象として見てるってことなのか?
恐ろしい…触らぬ神に祟りなしだ
ショタが来て今回の経緯を聞いたがイマイチ要領を得ない。本人もよくわかってないんだから俺にわかるはずがないんだわな。
「明日謝れ ついてってやるから」と話を切って風呂に行かせた。
当然一人で入れと促したがショタは髪のことがあるので渋り「一緒に入ってくれないの…?」って聞いてきた。
恥ずかしさでだろうが頬を染め上目遣いでそんな風に聞かれて思わずキュンってしてしまった。
いやいや!今のナシ!ショタにキュンなんて…
これはただの悩める哀れな子犬だ、かわいくなんて…。
居間に布団を敷き、今夜はここで寝ろって言うと
俯きながら枕を抱きしめ「一緒に寝てくれないの…?」なんてまたもやキュンキュンさせてきやがる。
やべー海瑠の変な病気が俺にまで感染してきてる。
1日でも早く仲直りさせて、これ以上こいつらにかかわるまいと心に決めた。
ものすごく不機嫌な声が携帯から流れてきて背筋が凍る。
LINEで正太朗から【海瑠のことで相談があるから今夜泊めて】って来たのは10分前のことだ。
「なんでショタが来ること知ってるんだよ」
海瑠のことで相談があるってことはナイショの話だろう?なのになぜこいつがたったの10分でそのことを知ってるのか。考えたら一層背筋が寒くなった。
「なんでか聞きたいか?」
そんな風に言われて聞きたいわけがない。俺の返事を待たずして海瑠がまくしたてた。
「しょーちゃんと一緒にお風呂には入るなよ?」
「なんでだ あいつ一人で髪洗えないのに、かわいそーだろーが」
「ダメだ 絶対に入るな 入ったら…」
携帯越しに何かがメキッと壊れる音がした。
「わかった はいらねーよ!」
「あと寝るのも別の部屋な」
「はぁ?意味わかんねー俺ら男同士で幼馴染だぞ」
同じ部屋に寝たからってショタ相手に何が起こるって言うんだ。
「………」
沈黙が恐ろしい。
コイツのショタ愛は理解してるつもりだったが、いよいよ理解不能な領域まで達したか。
「お前…ショタは男だってわかってるよな?」
「……当たり前だ」
ホッとした。
「だったら―――――「襲うなよ?」」
はぁ!? 意味不明すぎる何の釘刺しだ。
携帯を耳から離し画面を見つめてしまった。
「もしも手出したら…………殺すよ?」
全て了承したと伝え電話を切った。どっと疲れが襲ってくる。
仮にも幼馴染の一人に向けて言う言葉かね?
ショタなんていまだに小学生くらいの知能しかない腕白小僧じゃないか。何をどうして襲うとかの話になるんだ。
海瑠は…ショタをそこまでの対象として見てるってことなのか?
恐ろしい…触らぬ神に祟りなしだ
ショタが来て今回の経緯を聞いたがイマイチ要領を得ない。本人もよくわかってないんだから俺にわかるはずがないんだわな。
「明日謝れ ついてってやるから」と話を切って風呂に行かせた。
当然一人で入れと促したがショタは髪のことがあるので渋り「一緒に入ってくれないの…?」って聞いてきた。
恥ずかしさでだろうが頬を染め上目遣いでそんな風に聞かれて思わずキュンってしてしまった。
いやいや!今のナシ!ショタにキュンなんて…
これはただの悩める哀れな子犬だ、かわいくなんて…。
居間に布団を敷き、今夜はここで寝ろって言うと
俯きながら枕を抱きしめ「一緒に寝てくれないの…?」なんてまたもやキュンキュンさせてきやがる。
やべー海瑠の変な病気が俺にまで感染してきてる。
1日でも早く仲直りさせて、これ以上こいつらにかかわるまいと心に決めた。
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