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3章
ケンカ…?
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八つ当たりをしてしまった。理不尽な言いがかりだと自分でもわかってる。でも恥ずかしくて悔しくてダメだった。
海瑠には訳が分からなかっただろう。でもオレの癇癪なんていつものことだから慣れてるから、きっと明日の朝も普通に迎えに来るんだろうな。
朝、菓子パンを咥えカバンを肩から下げて玄関を出た。
「しょーちゃん おはよ」の言葉は聞かれない。いつも必ず俺が出てくる前には来てて門のところに立ってるのに、今日初めて海瑠がいなかった。
ドキンとした。
だけどすぐに思い直した。もしかして風邪でもひいて休みなのかもしれないし。でも中学の時は休む時はうちの家に電話をかけてきてた。だからちょっと遅れてるだけかもしれない。
一人で駅に向かいホームで電車を待つ。そういえば一人で満員電車に乗るの初めてだ。乗降口に並ぶ人の列は10人以上、その後ろに着く。到着した電車は既にすし詰め状態でオレは乗れるのか不安になる。女の人もグイグイ前の乗客を押しながら乗り込んでいく。それに続き肩で前の人を押し込もうとするが隙間なんてこれっぽっちもなかった。
そのうちピーと警笛が鳴りオレは乗ることを諦めた…。
次の電車は乗降口の1番前に立ってたこともあり乗れたはいいが、ドアとドアの間の手すりもつり革もない場所でギュウギュウ詰め状態で電車の揺れに足を踏ん張ることもできず周りの人に体重を預けてしまってスミマセンごめんなさいとあやまり倒した。
改札を出て学校に向かう通学路を一人で歩く。いつもはすぐに学校に着くのになぜか今日はすごく時間が長く感じた。
教室に入るとそこに…海瑠はいた。休みじゃなかったんだ。ってかなんで?一人で来たのか?カッと頭に血が上るのを感じる。
自分の席に着き机の中から教科書を出す。左斜め前の海瑠は楽し気にクラスメイトとしゃべってた。
『お前なんで一人で先に来てんだよ!』文句が頭をグルグルする。俺の視線に気づいたクラスメイトが海瑠に何かを言い海瑠がこっちを見た。
無表情なその顔はオレの知ってる幼馴染じゃなかった。なんの感情も持たない無。いつもなら目が合うと嬉しそうに目を細め『しょーちゃん』って笑ってくるのに。
すぐに外れた視線がオレに戻ってくることはなかった。
昼休み、一緒にお弁当を食べることもなく海瑠はさっさと教室を出て行ってしまった。朝から異変に気づいてた周りが騒ぎ出す。「夫婦喧嘩は犬も食わな~い」「離婚よっ!」くだらない声に耐え切れず弁当を持って教室を出た。
海瑠には訳が分からなかっただろう。でもオレの癇癪なんていつものことだから慣れてるから、きっと明日の朝も普通に迎えに来るんだろうな。
朝、菓子パンを咥えカバンを肩から下げて玄関を出た。
「しょーちゃん おはよ」の言葉は聞かれない。いつも必ず俺が出てくる前には来てて門のところに立ってるのに、今日初めて海瑠がいなかった。
ドキンとした。
だけどすぐに思い直した。もしかして風邪でもひいて休みなのかもしれないし。でも中学の時は休む時はうちの家に電話をかけてきてた。だからちょっと遅れてるだけかもしれない。
一人で駅に向かいホームで電車を待つ。そういえば一人で満員電車に乗るの初めてだ。乗降口に並ぶ人の列は10人以上、その後ろに着く。到着した電車は既にすし詰め状態でオレは乗れるのか不安になる。女の人もグイグイ前の乗客を押しながら乗り込んでいく。それに続き肩で前の人を押し込もうとするが隙間なんてこれっぽっちもなかった。
そのうちピーと警笛が鳴りオレは乗ることを諦めた…。
次の電車は乗降口の1番前に立ってたこともあり乗れたはいいが、ドアとドアの間の手すりもつり革もない場所でギュウギュウ詰め状態で電車の揺れに足を踏ん張ることもできず周りの人に体重を預けてしまってスミマセンごめんなさいとあやまり倒した。
改札を出て学校に向かう通学路を一人で歩く。いつもはすぐに学校に着くのになぜか今日はすごく時間が長く感じた。
教室に入るとそこに…海瑠はいた。休みじゃなかったんだ。ってかなんで?一人で来たのか?カッと頭に血が上るのを感じる。
自分の席に着き机の中から教科書を出す。左斜め前の海瑠は楽し気にクラスメイトとしゃべってた。
『お前なんで一人で先に来てんだよ!』文句が頭をグルグルする。俺の視線に気づいたクラスメイトが海瑠に何かを言い海瑠がこっちを見た。
無表情なその顔はオレの知ってる幼馴染じゃなかった。なんの感情も持たない無。いつもなら目が合うと嬉しそうに目を細め『しょーちゃん』って笑ってくるのに。
すぐに外れた視線がオレに戻ってくることはなかった。
昼休み、一緒にお弁当を食べることもなく海瑠はさっさと教室を出て行ってしまった。朝から異変に気づいてた周りが騒ぎ出す。「夫婦喧嘩は犬も食わな~い」「離婚よっ!」くだらない声に耐え切れず弁当を持って教室を出た。
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