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15 流星群
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夜になり小さなランプの明かりを絞り薄暗くし寝床に入る。
脇腹にしがみつき眠るアルゼの胸元に薄布をかけてやり、頭を撫でる。
マーキング--------
毎晩眠る前にコイツは俺の寝巻の裾を捲り上げ、脇腹にしがみつきペロペロと舐めてくる。
くすぐったくてやめさせようとしたが、母親の肌が恋しいのかと我慢した。
けれど乳首に吸い付いてきたのはさすがにやめさせた。
俺のなんか吸っても何も出ない。
スリスリ、ペロペロ。
まだ幼体のコイツがマーキング?番?
女の言うことに疑問を抱きつつ、女に嫉妬しているのだと言われたことを思い出しほくそ笑む。
俺だけに懐くアルゼが可愛くて仕方がなかった。
陽があるうちに背負い篭に布と食料を入れ、虫に気を取られて離れがちになるアルゼを注意しながら山を登る。
(ここを上がるのは久しぶりだ)
細い沢伝いに上へと登り始めて数刻、沢がなくなり背の高い木も生えていない草原ばかりになった場所で腰を下ろす。
『とーちゃく?』
篭を降ろし草の上にゴロンと寝転び空を見上げる俺の腹に飛び乗ってくるアルゼ。
「ああ、とーちゃくだ」
青かった空は茜色に変化し、遠くに鳥のキレセの鳴き声が聞こえる。
寝転びながら篭から布を引っ張り出し、自分とアルゼの体にかけ目を閉じる。
前にここへ来たのはまだ父さん母さんが生きていたころだ。
毎年、春の終わりの芒種の初めの夜に、空いっぱいの流星群が流れる。
この日は村では盛大な祭りが行われ、屋台も出て人々は朝まで踊り明かす。
父が母に求婚したのもこの流星群の日だったらしい。
こんな俺が生まれてからはそんな祭りに参加できるわけもない両親が、篭いっぱいにご馳走を詰めここで家族だけの祭りをしていた。
『ねむねむ?』
茜色に毛色が染まったフワフワな前足が俺の頬を撫でる。
「眠くない、ちょっと疲れただけだ」
抱きしめ、その頭に顔をうずめる。
またここに来れるなんてな--------
母が亡くなってからは父も俺も流星群のことを話さなくなったし、ここにも来なくなった。
抱きしめた頭を撫でてやっているとスゥスゥと寝息が聞こえてくる。
こんなに遠くまで歩かせたのは初めてで、こいつも疲れたのだろう。
茜色が深まり菫色になっていくと、空にチラホラと星が見えはじめる。
(ここで並んで寝転んで見上げてたのにな)
母は父はどこへ行ってしまったんだろう--------
2人とも俺が家の近くの見晴らしがいい場所に埋めたのに。
わかっているのに探してしまう。
確かにあの日も、その前もここにいたんだ。
母が歌う歌に合わせてここで3人で一緒に踊ったんだ。
母が作ってくれた饅頭をみんなで食べたのに。
こんな気持ちになるからここには来なかった。
なのに--------
俺はどうしても見せたかった
「アルゼ、起きろ。ほら、はじまったぞ」
腹の上で溶けた雪のように脱力し熟睡しているアルゼの体を揺らす。
『……くぁ』
顔と同じくらい大きく口を開けあくびをする。
「ほら、みてごらん。流星だよ」
なぜだか父の口調で言ってしまっていた。
草の上に座り直し、空が良く見えるように膝の上にあおむけに寝かすと
『ふぁぁ~~!?おちてる!あえ、ほし!!うぇ…ふぁー』
4つ足を目いっぱいに空へ伸ばし、星を掴む仕草をする。
(父さん!星が落ちてきたよ--------)
懐かしい記憶が流星のように流れては消えていく。
思い出せば心が痛むだけだったのに。
いまはこの膝の上の重みが、その痛みを薄めてくれる。
「いっぱいだねぇ。綺麗だね」
いなくなくなってしまった優しい優しい母の言葉。
そして今はアルゼとの二人だけのお祭り。
『しゅごいねー、ほし。いっぱいくるよ?ふぁぁ~~』
膝の上で興奮し立ち上がったアルゼを後ろから抱きしめ共に空を見上げた。
光る川のように流れる星が夜空を昼のように明るくする。
俺が歌う下手な歌でアルゼと二人クルクル回り踊った。
『まんどおぅ?』
「あぁ、甘くてうまいぞ。食ってみろ」
真っ白な饅頭を器に入れてやるとクンクンと匂いを嗅ぐ。
「元はタエマラカスだから死んでないぞ。」
安心して食べだすとパァツと表情が明るくなる。
俺も1つ食べてみるとそれは母が作ってくれた饅頭と同じ味がした。
これの作り方を俺は知らない。
でもここに流星群を見に来ると決めた時、饅頭がないのは駄目だと何度も作っては失敗していた。
それを知った交易の女が昨日、この饅頭を村から手に入れてきてくれた。
アルゼがそれを知るとまた嫌いと言って食べてくれなくなるから秘密だ。
【あの子ならこんな場所じゃなくても村人に受け入れられるんじゃないのかい?】
聞きたくなかった言葉を言われ、怒りにまかせて追い払った。
『おぃちー、ね』
頬をパンパンに膨らませ、こぼれおちそうなのにまだ詰め込もうとする。
「あわてると詰まるぞ。まだいっぱいあるから、ゆっくりだ」
『あぃ!ゆっくり』
器に饅頭を追加してやると鼻で押してくる。
『おれ、も!たべる』
伏せの姿勢で見上げてくる大きな黒い瞳が、流星の光を受けて流れる川のように煌めく。
摘まみ上げ口に入れると柔らかな甘みが口いっぱいに広がる。
「おいしいな」
饅頭を食べながら流星群を見るのが、こんなに幸せなことだなんて知らなかった。
脇腹にしがみつき眠るアルゼの胸元に薄布をかけてやり、頭を撫でる。
マーキング--------
毎晩眠る前にコイツは俺の寝巻の裾を捲り上げ、脇腹にしがみつきペロペロと舐めてくる。
くすぐったくてやめさせようとしたが、母親の肌が恋しいのかと我慢した。
けれど乳首に吸い付いてきたのはさすがにやめさせた。
俺のなんか吸っても何も出ない。
スリスリ、ペロペロ。
まだ幼体のコイツがマーキング?番?
女の言うことに疑問を抱きつつ、女に嫉妬しているのだと言われたことを思い出しほくそ笑む。
俺だけに懐くアルゼが可愛くて仕方がなかった。
陽があるうちに背負い篭に布と食料を入れ、虫に気を取られて離れがちになるアルゼを注意しながら山を登る。
(ここを上がるのは久しぶりだ)
細い沢伝いに上へと登り始めて数刻、沢がなくなり背の高い木も生えていない草原ばかりになった場所で腰を下ろす。
『とーちゃく?』
篭を降ろし草の上にゴロンと寝転び空を見上げる俺の腹に飛び乗ってくるアルゼ。
「ああ、とーちゃくだ」
青かった空は茜色に変化し、遠くに鳥のキレセの鳴き声が聞こえる。
寝転びながら篭から布を引っ張り出し、自分とアルゼの体にかけ目を閉じる。
前にここへ来たのはまだ父さん母さんが生きていたころだ。
毎年、春の終わりの芒種の初めの夜に、空いっぱいの流星群が流れる。
この日は村では盛大な祭りが行われ、屋台も出て人々は朝まで踊り明かす。
父が母に求婚したのもこの流星群の日だったらしい。
こんな俺が生まれてからはそんな祭りに参加できるわけもない両親が、篭いっぱいにご馳走を詰めここで家族だけの祭りをしていた。
『ねむねむ?』
茜色に毛色が染まったフワフワな前足が俺の頬を撫でる。
「眠くない、ちょっと疲れただけだ」
抱きしめ、その頭に顔をうずめる。
またここに来れるなんてな--------
母が亡くなってからは父も俺も流星群のことを話さなくなったし、ここにも来なくなった。
抱きしめた頭を撫でてやっているとスゥスゥと寝息が聞こえてくる。
こんなに遠くまで歩かせたのは初めてで、こいつも疲れたのだろう。
茜色が深まり菫色になっていくと、空にチラホラと星が見えはじめる。
(ここで並んで寝転んで見上げてたのにな)
母は父はどこへ行ってしまったんだろう--------
2人とも俺が家の近くの見晴らしがいい場所に埋めたのに。
わかっているのに探してしまう。
確かにあの日も、その前もここにいたんだ。
母が歌う歌に合わせてここで3人で一緒に踊ったんだ。
母が作ってくれた饅頭をみんなで食べたのに。
こんな気持ちになるからここには来なかった。
なのに--------
俺はどうしても見せたかった
「アルゼ、起きろ。ほら、はじまったぞ」
腹の上で溶けた雪のように脱力し熟睡しているアルゼの体を揺らす。
『……くぁ』
顔と同じくらい大きく口を開けあくびをする。
「ほら、みてごらん。流星だよ」
なぜだか父の口調で言ってしまっていた。
草の上に座り直し、空が良く見えるように膝の上にあおむけに寝かすと
『ふぁぁ~~!?おちてる!あえ、ほし!!うぇ…ふぁー』
4つ足を目いっぱいに空へ伸ばし、星を掴む仕草をする。
(父さん!星が落ちてきたよ--------)
懐かしい記憶が流星のように流れては消えていく。
思い出せば心が痛むだけだったのに。
いまはこの膝の上の重みが、その痛みを薄めてくれる。
「いっぱいだねぇ。綺麗だね」
いなくなくなってしまった優しい優しい母の言葉。
そして今はアルゼとの二人だけのお祭り。
『しゅごいねー、ほし。いっぱいくるよ?ふぁぁ~~』
膝の上で興奮し立ち上がったアルゼを後ろから抱きしめ共に空を見上げた。
光る川のように流れる星が夜空を昼のように明るくする。
俺が歌う下手な歌でアルゼと二人クルクル回り踊った。
『まんどおぅ?』
「あぁ、甘くてうまいぞ。食ってみろ」
真っ白な饅頭を器に入れてやるとクンクンと匂いを嗅ぐ。
「元はタエマラカスだから死んでないぞ。」
安心して食べだすとパァツと表情が明るくなる。
俺も1つ食べてみるとそれは母が作ってくれた饅頭と同じ味がした。
これの作り方を俺は知らない。
でもここに流星群を見に来ると決めた時、饅頭がないのは駄目だと何度も作っては失敗していた。
それを知った交易の女が昨日、この饅頭を村から手に入れてきてくれた。
アルゼがそれを知るとまた嫌いと言って食べてくれなくなるから秘密だ。
【あの子ならこんな場所じゃなくても村人に受け入れられるんじゃないのかい?】
聞きたくなかった言葉を言われ、怒りにまかせて追い払った。
『おぃちー、ね』
頬をパンパンに膨らませ、こぼれおちそうなのにまだ詰め込もうとする。
「あわてると詰まるぞ。まだいっぱいあるから、ゆっくりだ」
『あぃ!ゆっくり』
器に饅頭を追加してやると鼻で押してくる。
『おれ、も!たべる』
伏せの姿勢で見上げてくる大きな黒い瞳が、流星の光を受けて流れる川のように煌めく。
摘まみ上げ口に入れると柔らかな甘みが口いっぱいに広がる。
「おいしいな」
饅頭を食べながら流星群を見るのが、こんなに幸せなことだなんて知らなかった。
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