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口止め
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次の日 フェルはジュリアスと
寮のジュリアスの部屋で昼食を一緒に食べた
(今日のご飯もすっごい豪華で美味しかったな)
ソファで食後の紅茶を飲みながらフェルが幸せにひたっていると
いつの間にかジュリアスが人払いをしたのか二人きりになっていた
ジュリアスがソファのフェルの隣に座ると
抱き上げ膝に乗せ真剣な顔で話し始めた
「フェル昨日のことだけど…」
ジュリアスの言葉にフェルはビクッとなる
(やだ…昨日のことって はずかしい)
ポッと頬を赤らめ、キスでもしてもらえるのかと期待する
「フロランに話したんだって?」
「え…?」
「その…お風呂でのことを事細かく…」
「うん フロランに言った、ちゃんと出来たよって」
小首を傾げながら嬉しそうに言うフェルに言葉が詰まる
―――あれは昨日の夜のこと―――
ジュリアスの部屋のソファで腕と足を組み
偉そうにジュリアスに説教しているのはフロランだ
「ほんっっっとに!あれはダメ!どうにかしないと」
フロランの主張はフェルがなんでもかんでも話しすぎだということだった
「ボクにだからいいけど、誰に対してもああだと危なっかしくって見てらんないんだけど?」
「そ…そ…そんなに全部言ったのか?」
「全部かはわかんないけど口でしたとか?」
ブーーーーッ!!
盛大にコーヒーを吐き出したジュリアスのせいで向かいに座るアークライトはコーヒーまみれだ
「す…すまん」
「ちょっとコーヒー飲むのはやめようか」
そういいアークライトは青筋を立て怒りをこらえながら
コーヒーまみれの顔をナプキンで拭きつつカップを片付ける
「それに いつのことかわかんないけど変態司教に自慰を習ったとか?」
ギョッとして顔を見合わせるジュリアスとアークライト
「そんなことまで言ったの?」
濡れタオルで顔と髪を拭きながら
アークライトはニヤニヤしながらソファに座り直す
「知ってたの?どこの司教か調べて逮捕したほーがいいんじゃない?」
「そうだね 明日にでも牢にぶちこむべきだね」
アークライトのニヤニヤは止まらない
そんなこんながあった翌日
ジュリアスはフェルを呼び出し教え諭した
「性的な行為を誰にでも話してはダメだ」
「どうして?」
「された人がビックリするし想像するだろう?」
フェルを膝に乗せ子供に言い聞かすように言う
「フェルのそういう姿を想像した人が
自分もしたくなるかもしれないだろう?」
うーん と考え込んだフェルだが
「わかった もうしない」
ニッコリとジュリアスの膝の上で微笑んだ
「あと 司教の話も禁止だからね」
「どうして?」
「司教さまが困るから」
「困るの?」
「そう」
「…」
「…」
「…わかった」
しばらく考えたフェルだが了承してくれた
「あとジェイの話は誰かにした?」
「…うーんと…してない…と思う」
人差し指を唇に当て考えてる仕草が可愛い…
膝の上に感じるフェルのお尻の感触がヤバイ
脇に手を差し込み持ち上げて隣に座らせる
キョトンとするフェル
「ジェイの話も誰にもしないようにね」
「えーなんで?」
ジュリアス=ジェイと認識してから
フェルの話し方は随分と砕けていた
幼かったあの頃に戻ってしまったかのようだ
「あれは二人だけの大事な想い出だから」
そういい屈むように隣に座るフェルの唇にチュッとキスをする
フェルは頬を染め、ソファの上に膝立ちになり
隣に座るジュリアスの首に抱きついた
「わかった 二人の時はいい?」
「いいよ…」
「ジェイって呼んでもいい?」
「ソレはダメ」
「えーなんでー」
ほっぺを膨らませ怒った顔をするがそれすら可愛い
「アーク様も呼んでたのに」
「アークの呼ぶジェイはバカにしての意味だからね」
「そうなの?なんで?」
フェルの幼児のような、なんでなんで攻撃に終止符を打つために
ジュリアスはフェルを抱く腕に力を込めソファに押し倒した
「だから こういう事したい気分が削がれるからって…言ったろう?」
急なジュリアスの牡の香りにドキリとして
深く口付けられそれ以降のなんでを封じられた―――
寮のジュリアスの部屋で昼食を一緒に食べた
(今日のご飯もすっごい豪華で美味しかったな)
ソファで食後の紅茶を飲みながらフェルが幸せにひたっていると
いつの間にかジュリアスが人払いをしたのか二人きりになっていた
ジュリアスがソファのフェルの隣に座ると
抱き上げ膝に乗せ真剣な顔で話し始めた
「フェル昨日のことだけど…」
ジュリアスの言葉にフェルはビクッとなる
(やだ…昨日のことって はずかしい)
ポッと頬を赤らめ、キスでもしてもらえるのかと期待する
「フロランに話したんだって?」
「え…?」
「その…お風呂でのことを事細かく…」
「うん フロランに言った、ちゃんと出来たよって」
小首を傾げながら嬉しそうに言うフェルに言葉が詰まる
―――あれは昨日の夜のこと―――
ジュリアスの部屋のソファで腕と足を組み
偉そうにジュリアスに説教しているのはフロランだ
「ほんっっっとに!あれはダメ!どうにかしないと」
フロランの主張はフェルがなんでもかんでも話しすぎだということだった
「ボクにだからいいけど、誰に対してもああだと危なっかしくって見てらんないんだけど?」
「そ…そ…そんなに全部言ったのか?」
「全部かはわかんないけど口でしたとか?」
ブーーーーッ!!
盛大にコーヒーを吐き出したジュリアスのせいで向かいに座るアークライトはコーヒーまみれだ
「す…すまん」
「ちょっとコーヒー飲むのはやめようか」
そういいアークライトは青筋を立て怒りをこらえながら
コーヒーまみれの顔をナプキンで拭きつつカップを片付ける
「それに いつのことかわかんないけど変態司教に自慰を習ったとか?」
ギョッとして顔を見合わせるジュリアスとアークライト
「そんなことまで言ったの?」
濡れタオルで顔と髪を拭きながら
アークライトはニヤニヤしながらソファに座り直す
「知ってたの?どこの司教か調べて逮捕したほーがいいんじゃない?」
「そうだね 明日にでも牢にぶちこむべきだね」
アークライトのニヤニヤは止まらない
そんなこんながあった翌日
ジュリアスはフェルを呼び出し教え諭した
「性的な行為を誰にでも話してはダメだ」
「どうして?」
「された人がビックリするし想像するだろう?」
フェルを膝に乗せ子供に言い聞かすように言う
「フェルのそういう姿を想像した人が
自分もしたくなるかもしれないだろう?」
うーん と考え込んだフェルだが
「わかった もうしない」
ニッコリとジュリアスの膝の上で微笑んだ
「あと 司教の話も禁止だからね」
「どうして?」
「司教さまが困るから」
「困るの?」
「そう」
「…」
「…」
「…わかった」
しばらく考えたフェルだが了承してくれた
「あとジェイの話は誰かにした?」
「…うーんと…してない…と思う」
人差し指を唇に当て考えてる仕草が可愛い…
膝の上に感じるフェルのお尻の感触がヤバイ
脇に手を差し込み持ち上げて隣に座らせる
キョトンとするフェル
「ジェイの話も誰にもしないようにね」
「えーなんで?」
ジュリアス=ジェイと認識してから
フェルの話し方は随分と砕けていた
幼かったあの頃に戻ってしまったかのようだ
「あれは二人だけの大事な想い出だから」
そういい屈むように隣に座るフェルの唇にチュッとキスをする
フェルは頬を染め、ソファの上に膝立ちになり
隣に座るジュリアスの首に抱きついた
「わかった 二人の時はいい?」
「いいよ…」
「ジェイって呼んでもいい?」
「ソレはダメ」
「えーなんでー」
ほっぺを膨らませ怒った顔をするがそれすら可愛い
「アーク様も呼んでたのに」
「アークの呼ぶジェイはバカにしての意味だからね」
「そうなの?なんで?」
フェルの幼児のような、なんでなんで攻撃に終止符を打つために
ジュリアスはフェルを抱く腕に力を込めソファに押し倒した
「だから こういう事したい気分が削がれるからって…言ったろう?」
急なジュリアスの牡の香りにドキリとして
深く口付けられそれ以降のなんでを封じられた―――
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