9 / 9
第2話
襟真咲凜の困りごと(5)
しおりを挟む
金曜日、俺のもとに月影さんが来た。
「申し訳ない。先ほど、土曜日会議が入ってしまったから明日のえみりとの内見に行けそうにない。」
「あ、そうなんですね。まぁ、大変ですからね。課長は。」
「だからすまないが二人で行ってくれ。」
「わかりました。」
「きちんと埋め合わせをするからとえみりにも言っといてもらえるか?」
「了解です。課長も無理をしないようにしてくださいね。」
「あぁ。助かる」
ということで、内見は二人で行くことになった。
3件くらい回ったところで今日の内見は終了した。
最後の物件が俺の家の近くだったので俺の近くに来た。
「え???三部屋あるの???」
「あ~~、そうなんよ。」
「すごいね。」
「寝室とゲーム部屋と倉庫みたいな感じで使ってるな。」
「そうなのか~~。ここなら安心できるけどな。」
「まぁな。それなら俺も安心だけど・・・。」
そこから無言が続いた。
「琉清が良ければなんだけど、ここの一部屋貸してもらいたいな。」
「あ~~。いいよ。」
「え??いいの??」
「うん、まぁ、ここの倉庫部屋でも片付ければ住めるし。」
「ほんとに??」
「ええよ。」
ということで、俺は襟真さんと暮らすこととなった。
もちろん周りには内緒ということにはなった。
俺らは車で襟真さんの荷物を俺の部屋に運んだ。
「これはここでいいですか??」
「うん、いいよそこで。」
「まさか、襟真さんも同じPCだっただなんて知りませんでした。」
「私もこの前来た時に驚いたんよ。」
「これ配信者とかが使うスペックなんですけど、配信とかしてます??」
「え???」
「いや、俺はこれで配信とかしてるんで。」
「え???そうなの。すごいな。わたしはしたくてもできなかったから。」
「じゃあ、これを機にしちゃってもいいと思いますけどね・・・。」
「だめだよ。変な形でばれたりしたら。」
「それもそうですね。」
ということで我々の一人暮らし×2の生活が幕を開けた。
「申し訳ない。先ほど、土曜日会議が入ってしまったから明日のえみりとの内見に行けそうにない。」
「あ、そうなんですね。まぁ、大変ですからね。課長は。」
「だからすまないが二人で行ってくれ。」
「わかりました。」
「きちんと埋め合わせをするからとえみりにも言っといてもらえるか?」
「了解です。課長も無理をしないようにしてくださいね。」
「あぁ。助かる」
ということで、内見は二人で行くことになった。
3件くらい回ったところで今日の内見は終了した。
最後の物件が俺の家の近くだったので俺の近くに来た。
「え???三部屋あるの???」
「あ~~、そうなんよ。」
「すごいね。」
「寝室とゲーム部屋と倉庫みたいな感じで使ってるな。」
「そうなのか~~。ここなら安心できるけどな。」
「まぁな。それなら俺も安心だけど・・・。」
そこから無言が続いた。
「琉清が良ければなんだけど、ここの一部屋貸してもらいたいな。」
「あ~~。いいよ。」
「え??いいの??」
「うん、まぁ、ここの倉庫部屋でも片付ければ住めるし。」
「ほんとに??」
「ええよ。」
ということで、俺は襟真さんと暮らすこととなった。
もちろん周りには内緒ということにはなった。
俺らは車で襟真さんの荷物を俺の部屋に運んだ。
「これはここでいいですか??」
「うん、いいよそこで。」
「まさか、襟真さんも同じPCだっただなんて知りませんでした。」
「私もこの前来た時に驚いたんよ。」
「これ配信者とかが使うスペックなんですけど、配信とかしてます??」
「え???」
「いや、俺はこれで配信とかしてるんで。」
「え???そうなの。すごいな。わたしはしたくてもできなかったから。」
「じゃあ、これを機にしちゃってもいいと思いますけどね・・・。」
「だめだよ。変な形でばれたりしたら。」
「それもそうですね。」
ということで我々の一人暮らし×2の生活が幕を開けた。
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
セレナの居場所 ~下賜された側妃~
緑谷めい
恋愛
後宮が廃され、国王エドガルドの側妃だったセレナは、ルーベン・アルファーロ侯爵に下賜された。自らの新たな居場所を作ろうと努力するセレナだったが、夫ルーベンの幼馴染だという伯爵家令嬢クラーラが頻繁に屋敷を訪れることに違和感を覚える。
【完結】捨てられ正妃は思い出す。
なか
恋愛
「お前に食指が動くことはない、後はしみったれた余生でも過ごしてくれ」
そんな言葉を最後に婚約者のランドルフ・ファルムンド王子はデイジー・ルドウィンを捨ててしまう。
人生の全てをかけて愛してくれていた彼女をあっさりと。
正妃教育のため幼き頃より人生を捧げて生きていた彼女に味方はおらず、学園ではいじめられ、再び愛した男性にも「遊びだった」と同じように捨てられてしまう。
人生に楽しみも、生きる気力も失った彼女は自分の意志で…自死を選んだ。
再び意識を取り戻すと見知った光景と聞き覚えのある言葉の数々。
デイジーは確信をした、これは二度目の人生なのだと。
確信したと同時に再びあの酷い日々を過ごす事になる事に絶望した、そんなデイジーを変えたのは他でもなく、前世での彼女自身の願いであった。
––次の人生は後悔もない、幸福な日々を––
他でもない、自分自身の願いを叶えるために彼女は二度目の人生を立ち上がる。
前のような弱気な生き方を捨てて、怒りに滾って奮い立つ彼女はこのくそったれな人生を生きていく事を決めた。
彼女に起きた心境の変化、それによって起こる小さな波紋はやがて波となり…この王国でさえ変える大きな波となる。
ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました
宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。
ーーそれではお幸せに。
以前書いていたお話です。
投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと…
十話完結で既に書き終えてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる