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第2話

襟真咲凜の困りごと(4)

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次の日、お隣さんは来客が来てるようだった。

「よし、じゃあ行くか・・・。」

ご飯を食べてから月影さんの家に向かった。

「襟真さん、これ食べますか?駅前で売ってたので買ってきました。」
「うわ!シュークリームだ!!食べる!!」
「よかった、じゃあ、食べますか・・・。」

「おいしい~~~。ありがとう。これならいくらでも食べれるね。」
「これなんか、いろんな駅にあるみたいだからおすすめです。」
「そうなんだ。今度買ってみようかな。」
「ぜひ。」

しばらくして二人でご飯を食べに行った。
そのあと、また月影さんの家に戻ってきた。

「なんかこうやって一日中いるの昔みたいだね。」
「そうだね。なんか懐かしい。」
「いやぁ、ほんとにね。もう20超えちゃってるけど。」
「まぁな。」
「そういえば、琉清って一人暮らしだよね。」
「そうだね。」
「遊びに行っていい??」
「いいけど、なにもないぞ?」
「漫画はどれくらいあるん???実家??」
「いや、家出るときに全部持ってったし、なお増えた。」
「じゃあ、それだけあれば満足だよ。」
「まぁ、襟真さんがいいならいいですよ。」
「やった~~。」
「まぁ、楽しみにしておきますよ。」

しばらくして、月影さんが帰ってきた。
「すまないね。琉清くん。」
「いえ、久しぶりに襟真さんとこんなに話せて楽しかったですよ。」
「そうだろうそうだろう。君たちは本当に仲が良くて助かるよ。」
「それにしてもお腹がすいたな。出前でも取るか・・・。琉清くんも食べていきたまえ。おごらせてくれ。」
「お言葉に甘えて。」

出前が届くまでも話し続けていた。

「そういえば、新しい家はどうするんだ??」
「あぁ、一応内見とかの予約はしたけどまだちょっと怖いんだよね。あのこともあるし。」
「新しい家?内見?あのこと??」
「なんだ、まだ言ってないのか。」
「ちょっと言い出しづらくて。また心配かけちゃうから。」
「まぁ、君が良ければ私から説明するが???」
「・・・。お願いします。」

ご両親の家を売って新しい家を買おうと思ってるらしいが、数日前からストーカーに悩まされているらしく迷ってるとのことだった。

「なるほどなぁ。それは困ったな。」
「そうなんだよ。だからどうしようかなと思ってるんだ。」
「誰かと一緒に住むというのは??」
「知り合いも親戚も当てがないんだよね・・・。」
「そうか・・・。月影さんとここでルームシェアってのはどうなの??」
「私はいいと言ってるんだがな。」
「私がいると狭くなっちゃうからな・・・。だから一回内見してきて確認するよ。そこで、安全性とかも確認してから想像してみたい。」
「確かにそれもいいね。」
「ちなみに内見はいつなんですか???」
「来週の土曜なんだ・・・。二人とも来てくれたりする??一人暮らしの先輩として。」
「わかった。」

来週の予定もできた。
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