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1 オメガにふさわしい働き方
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書きかけのメールを読み返し、返信ボタンを押す。それを二回続けてから、急ぎの仕事の進捗状況をメモにまとめた。
焦る心を抑えながら付箋にペンを走らせていると、頭の上を溜め息が通り過ぎた。
「また電話があったみたいよ」
「え? 先週は熱だったっけ?」
「入社して以降、まともに出勤した月ないんじゃない?」
「子持ちの独り身だから休むの当然って思ってそうね」
「美人の特権ってやつ? 上司に色目使えば思い通りになるって恵まれてるわ」
「働けないならフルタイム止めろよな。俺とアレが同じ待遇ってありえねぇよなぁ」
明らかに聞かせようという同僚達の言葉が胸に刺さる。
「……」
胃が痛い。キュッと腹の辺りを押さえてゆっくりと息を吸った。
「……行かないと」
気持ちを切り替えるために自分に言い聞かせてから、南月は席を立った。
「申し訳ありません。保育園から電話があったので……」
「はいはい。また、早退でしょ。なにを引き継いであげればいいの?」
大仰に溜め息を吐く同僚に頭を下げて資料とメモを渡す。
「独り身で双子ちゃんは大変だねぇ」
棒読みの言葉を寄越す同僚もいた。
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
その場の全員に頭を下げてからカバンを持つ。
早くお迎え要請に応えなければ――。
そう踵を返したときだった。
「稲美君、部長室に寄ってから帰って」
「は、はい」
課長の言葉でフロア全体がシンと静まり返った。
驚いて顔を上げた南月から顔を背けた同僚がいた。なにか、嫌な予感がする。胃がまたキリッと痛んだ。
不安を抑えられないまま南月は廊下を進んだ。部長室のドアをノックすると、すぐに返事がきた。
「入りたまえ」
「はい、失礼します」
中には総務部長、人事部長、営業部長が揃っていた。三人共、難しい表情をしている。南月の緊張が一気に高まった。
「稲美君、ちょっと話があるんだが」
南月がドアを閉めるや否や、総務部長が話し始めた。
「君は会社に貢献していると思うかね?」
ガンッと頭を殴られるような質問だった。なにが問題になっているのか、すぐに分かった。クビになるのだろうか。南月の喉が鳴った。
「い、いいえ……。申し訳ありません」
「利益をもたらさない社員は負債でしかない」
「……はい」
「会社はそういう社員でも簡単には解雇できないんだよ。丁寧に育てないといけない、と法律で決められているからね。君は『法律に守られた立場』に甘えていいと思っているのかね?」
「い、いいえ! 決してそういう訳では……」
「では、会社にとって利益を生み出す者になろう、という気持ちはある訳だ」
「は、はい……」
「それならば、話が早い! 君を営業部に配置転換する」
「は、配置……転換?」
突然の異動命令に困惑してしまう。部長達は深々と頷きながら説明を続けた。
「君はオメガだったな」
「え?」
「営業部で、オメガとしての特性を活かして働いてくれ。意味が分かるかね?」
「と、特性を……?」
「休んでばかりいる君と同じ待遇であることに不満を持つ社員は多い。だが、君が『君にしかない強みを活かして利益を出している』と分かれば納得し、『負けてはいられない』と奮起する。そう思わないかね?」
「そ、それは……」
「営業部なら毎月の営業成績が数字で出る。貢献度が分かりやすい営業部は『君の特性』を最大限に活かせる良い場所だと思わんかね?」
三人の視線が南月の全身に絡みついていた。
この世の人間は、アルファ、ベータ、オメガのいずれかに分類される。
ほとんどの人はベータという普通の人間だ。最大多数の最大幸福という言葉があるように、世の中はベータを基準に作られていて、普通の枠から外れると様々な苦労を負う。残念なことに、オメガはその最たるものだった。
というのも、オメガは男女問わず華奢で美しく、中性的な顔立ちが多い上に、繁殖能力がずば抜けて優れているという特性を持っていた。男女共に子を産む能力があり、さらに性行為に没頭する「発情期」があった。発情期は数カ月に一度のペースで起こり、約一週間は社会生活を送ることができなくなる。
ただ、発情期のオメガの性的な魅力は常人の想像を超えるもので、その美しさと淫らさ、そして快楽の深さに誰もが虜になると言われている。それは最大の長所でもあり、短所でもあって「セックス能力がオメガの全て」「オメガは性欲の塊」というのが定評だった。
南月は抑制剤を定期的に服用してホルモン量を調整し、発情を抑えているのだが、この会社は南月の「セックス能力」を求めていた。
「これは君にとってのチャンスなんだよ」
部長の声には熱が籠もっていた。今すぐ首を縦に振れ、という圧力が感じられる。
「か、考えさせてください」
南月はジリッと後退した。長く留まるとなにをされるか分からない、という恐怖があった。
「できるだけ早く答えが欲しいね。会社としても、これ以上、顧客を待たせる訳には……いや、社内の不平等を是正しない訳にはいかないからな」
コホンと咳払いしながら営業部長が言った。
「し、失礼します」
三人に向かって頭を下げるのもそこそこに、南月は逃げ出すように部屋を出た。
「オメガの特性で営業……」
話の途中で営業部長が言った「顧客を待たせる訳には」という言葉に吐き気を覚えた。
「嫌です……、絶対に、嫌!」
忌まわしい記憶がよみがえる。
中学生のあの日――。
学校で人生初の発情が起こって南月は動けなくなった。何をどうすれがいいのか分からず、屋上の隅に逃げ込んでうずくまっていた。そんな時、事件は起きた。
「酷いオメガの匂いがするぞ」
突然、声をかけられた。知らない声だった。上級生だろうか。ただ、アルファだと直感で分かった。
「発情しているのが匂いで分かる。アルファが欲しくて上からもアソコからも涎を垂らしている淫乱な奴だ」
アルファの声に複数の笑い声が重なった。
「ベータのお前達にも抱かせてやろう。発情したオメガを抱く機会なんてそうあるものじゃない。ありがたく抱くといい!」
アルファの声を合図に、南月の体は何本もの手に襲われた。
「い……いや!」
アルファというのは、あらゆる能力に秀でた者だ。政財界や経済界など、世界のトップに君臨し、世の中の指針を決定しているとされる優越種だ。そんなアルファは、オメガを嗅ぎ分ける能力に長けていた。そして、オメガも本能的にアルファを見分けることができ、両者はお互いに強く惹かれ合うものだった。さらに、発情期のオメガはアルファに抱かれることで至高の幸福を得ると言われている。
だが、南月が出会ったのは、幸福を与えてくれるどころか、何人ものベータに陵辱を指示し、発情を嘲る言葉を繰り返す輩だった。あの日から、南月にとってアルファは、恐怖と嫌悪と屈辱の象徴となった。
騒ぎに気付いた教師が止めに入らなければ、あのアルファは何人ものベータに犯されて深く傷付いた南月を最後に抱き「発情して普通のセックスでは満足できなかったオメガを助けてやった」と悦に入っただろう。オメガの発情はアルファとの性行為で治まるのだから……。
だが、止めに入った教師も「議員の息子に色目使うなんて、とんでもなく厄介な奴」と南月を責めた。この事件のせいで南月は不登校になり、長く人前に出ることができなくなったのだった。
「オメガとしての特性……」
営業部に異動し、嘲る言葉を浴びながら犯される時間を受け入れるなど、できるだろうか。
「そんなこと……嫌です」
強い口調で気持ちを口にしたものの、溢れる涙は堪えられなかった。
擦れ違う人に顔を見られないよう俯き加減で長い階段を降りた。早足でエントランスを抜けると、駐車場へ駆け込んだ。車のドアをロックした所で、ようやく安堵の吐息を吐けた。
「……」
運転席のシートに身を預けて目を閉じる。
「営業をやれば……認められ、る?」
淫らな本能に支配された体を他人に与え、誰彼構わず股を開いて快楽に溺れれば一人前の社員になれるのだろうか。
「そんなこと……」
全身が震え、恐怖と嫌悪で吐きそうになる。だが、条件を飲まなければクビだろう。独り身で幼い双子を育てている自分を採用してくれる企業が他にあるだろうか。
「早紀……早保……」
二人の名を呼んだ所で、ハッとした。
「早く行かないと……!」
電話を受けてから既に一時間が経っていた。
自分の身の上を憂い、泣いている場合ではない。
双子のために涙を拭き、南月はアクセルを踏む足に力を込めた。
焦る心を抑えながら付箋にペンを走らせていると、頭の上を溜め息が通り過ぎた。
「また電話があったみたいよ」
「え? 先週は熱だったっけ?」
「入社して以降、まともに出勤した月ないんじゃない?」
「子持ちの独り身だから休むの当然って思ってそうね」
「美人の特権ってやつ? 上司に色目使えば思い通りになるって恵まれてるわ」
「働けないならフルタイム止めろよな。俺とアレが同じ待遇ってありえねぇよなぁ」
明らかに聞かせようという同僚達の言葉が胸に刺さる。
「……」
胃が痛い。キュッと腹の辺りを押さえてゆっくりと息を吸った。
「……行かないと」
気持ちを切り替えるために自分に言い聞かせてから、南月は席を立った。
「申し訳ありません。保育園から電話があったので……」
「はいはい。また、早退でしょ。なにを引き継いであげればいいの?」
大仰に溜め息を吐く同僚に頭を下げて資料とメモを渡す。
「独り身で双子ちゃんは大変だねぇ」
棒読みの言葉を寄越す同僚もいた。
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
その場の全員に頭を下げてからカバンを持つ。
早くお迎え要請に応えなければ――。
そう踵を返したときだった。
「稲美君、部長室に寄ってから帰って」
「は、はい」
課長の言葉でフロア全体がシンと静まり返った。
驚いて顔を上げた南月から顔を背けた同僚がいた。なにか、嫌な予感がする。胃がまたキリッと痛んだ。
不安を抑えられないまま南月は廊下を進んだ。部長室のドアをノックすると、すぐに返事がきた。
「入りたまえ」
「はい、失礼します」
中には総務部長、人事部長、営業部長が揃っていた。三人共、難しい表情をしている。南月の緊張が一気に高まった。
「稲美君、ちょっと話があるんだが」
南月がドアを閉めるや否や、総務部長が話し始めた。
「君は会社に貢献していると思うかね?」
ガンッと頭を殴られるような質問だった。なにが問題になっているのか、すぐに分かった。クビになるのだろうか。南月の喉が鳴った。
「い、いいえ……。申し訳ありません」
「利益をもたらさない社員は負債でしかない」
「……はい」
「会社はそういう社員でも簡単には解雇できないんだよ。丁寧に育てないといけない、と法律で決められているからね。君は『法律に守られた立場』に甘えていいと思っているのかね?」
「い、いいえ! 決してそういう訳では……」
「では、会社にとって利益を生み出す者になろう、という気持ちはある訳だ」
「は、はい……」
「それならば、話が早い! 君を営業部に配置転換する」
「は、配置……転換?」
突然の異動命令に困惑してしまう。部長達は深々と頷きながら説明を続けた。
「君はオメガだったな」
「え?」
「営業部で、オメガとしての特性を活かして働いてくれ。意味が分かるかね?」
「と、特性を……?」
「休んでばかりいる君と同じ待遇であることに不満を持つ社員は多い。だが、君が『君にしかない強みを活かして利益を出している』と分かれば納得し、『負けてはいられない』と奮起する。そう思わないかね?」
「そ、それは……」
「営業部なら毎月の営業成績が数字で出る。貢献度が分かりやすい営業部は『君の特性』を最大限に活かせる良い場所だと思わんかね?」
三人の視線が南月の全身に絡みついていた。
この世の人間は、アルファ、ベータ、オメガのいずれかに分類される。
ほとんどの人はベータという普通の人間だ。最大多数の最大幸福という言葉があるように、世の中はベータを基準に作られていて、普通の枠から外れると様々な苦労を負う。残念なことに、オメガはその最たるものだった。
というのも、オメガは男女問わず華奢で美しく、中性的な顔立ちが多い上に、繁殖能力がずば抜けて優れているという特性を持っていた。男女共に子を産む能力があり、さらに性行為に没頭する「発情期」があった。発情期は数カ月に一度のペースで起こり、約一週間は社会生活を送ることができなくなる。
ただ、発情期のオメガの性的な魅力は常人の想像を超えるもので、その美しさと淫らさ、そして快楽の深さに誰もが虜になると言われている。それは最大の長所でもあり、短所でもあって「セックス能力がオメガの全て」「オメガは性欲の塊」というのが定評だった。
南月は抑制剤を定期的に服用してホルモン量を調整し、発情を抑えているのだが、この会社は南月の「セックス能力」を求めていた。
「これは君にとってのチャンスなんだよ」
部長の声には熱が籠もっていた。今すぐ首を縦に振れ、という圧力が感じられる。
「か、考えさせてください」
南月はジリッと後退した。長く留まるとなにをされるか分からない、という恐怖があった。
「できるだけ早く答えが欲しいね。会社としても、これ以上、顧客を待たせる訳には……いや、社内の不平等を是正しない訳にはいかないからな」
コホンと咳払いしながら営業部長が言った。
「し、失礼します」
三人に向かって頭を下げるのもそこそこに、南月は逃げ出すように部屋を出た。
「オメガの特性で営業……」
話の途中で営業部長が言った「顧客を待たせる訳には」という言葉に吐き気を覚えた。
「嫌です……、絶対に、嫌!」
忌まわしい記憶がよみがえる。
中学生のあの日――。
学校で人生初の発情が起こって南月は動けなくなった。何をどうすれがいいのか分からず、屋上の隅に逃げ込んでうずくまっていた。そんな時、事件は起きた。
「酷いオメガの匂いがするぞ」
突然、声をかけられた。知らない声だった。上級生だろうか。ただ、アルファだと直感で分かった。
「発情しているのが匂いで分かる。アルファが欲しくて上からもアソコからも涎を垂らしている淫乱な奴だ」
アルファの声に複数の笑い声が重なった。
「ベータのお前達にも抱かせてやろう。発情したオメガを抱く機会なんてそうあるものじゃない。ありがたく抱くといい!」
アルファの声を合図に、南月の体は何本もの手に襲われた。
「い……いや!」
アルファというのは、あらゆる能力に秀でた者だ。政財界や経済界など、世界のトップに君臨し、世の中の指針を決定しているとされる優越種だ。そんなアルファは、オメガを嗅ぎ分ける能力に長けていた。そして、オメガも本能的にアルファを見分けることができ、両者はお互いに強く惹かれ合うものだった。さらに、発情期のオメガはアルファに抱かれることで至高の幸福を得ると言われている。
だが、南月が出会ったのは、幸福を与えてくれるどころか、何人ものベータに陵辱を指示し、発情を嘲る言葉を繰り返す輩だった。あの日から、南月にとってアルファは、恐怖と嫌悪と屈辱の象徴となった。
騒ぎに気付いた教師が止めに入らなければ、あのアルファは何人ものベータに犯されて深く傷付いた南月を最後に抱き「発情して普通のセックスでは満足できなかったオメガを助けてやった」と悦に入っただろう。オメガの発情はアルファとの性行為で治まるのだから……。
だが、止めに入った教師も「議員の息子に色目使うなんて、とんでもなく厄介な奴」と南月を責めた。この事件のせいで南月は不登校になり、長く人前に出ることができなくなったのだった。
「オメガとしての特性……」
営業部に異動し、嘲る言葉を浴びながら犯される時間を受け入れるなど、できるだろうか。
「そんなこと……嫌です」
強い口調で気持ちを口にしたものの、溢れる涙は堪えられなかった。
擦れ違う人に顔を見られないよう俯き加減で長い階段を降りた。早足でエントランスを抜けると、駐車場へ駆け込んだ。車のドアをロックした所で、ようやく安堵の吐息を吐けた。
「……」
運転席のシートに身を預けて目を閉じる。
「営業をやれば……認められ、る?」
淫らな本能に支配された体を他人に与え、誰彼構わず股を開いて快楽に溺れれば一人前の社員になれるのだろうか。
「そんなこと……」
全身が震え、恐怖と嫌悪で吐きそうになる。だが、条件を飲まなければクビだろう。独り身で幼い双子を育てている自分を採用してくれる企業が他にあるだろうか。
「早紀……早保……」
二人の名を呼んだ所で、ハッとした。
「早く行かないと……!」
電話を受けてから既に一時間が経っていた。
自分の身の上を憂い、泣いている場合ではない。
双子のために涙を拭き、南月はアクセルを踏む足に力を込めた。
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