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第五章
※新章14:船旅編
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クスクスと肩を揺らせて笑うノエルの様子に苛立つ中、魔力を集中させてみるが……うまくコントロールができない。
どうなっているのよ……。
「ははっ、知りたいかい?実はねさっきの映像に暗示を混ぜておいたんだ。君がじっと見つめていたあの高波の中にね……。気が付かなかっただろう?君が張っている防御魔法は、攻撃は防げたとしても……催眠術のようなものには効果はない。効いてくるまで思ったよりも時間がかかって焦ったがね。だが……無事に暗示にかかってくれてよかった。かかっていなければ実力行使に出るしかなかった」
暗示……?
そんな事も出来るの!?
「……ッッ、どうしてこんな事を……!!!」
「君が私の計画に必要な存在だからさ。ただその為にはもう一つやらなければいけないことがあるんだ。それを実行するために君の自由を奪わせてもらった。きっとお願いしても聞き入れてもらえないだろうからね」
「はぁ!?何なのよ一体、私は何をされても、どうなろうとも……あなたの計画に協力する気はさらさらないわ。だから早くこの暗示を解きなさい」
「申し訳ないのだけれど、君の意思はどうでもいいんだ。どう思おうとも、君は私の計画に加わってもらう。絶対に手放さないよ」
ノエルは動けない私の体へ触れると、慣れた手つきで私の服を脱がしていく。
バサバサと服が床へと落ちていく中、闇が揺れる青い瞳がじっと私を映しだしていた。
「さぁ、ゆっくり体を起こすんだ」
彼の言葉に体が反応すると、埋めていた頭を持ち上げ、彼の前に佇んだ。
服は全て脱がされ一糸まとわぬ姿に羞恥心と怒りがこみ上げるが、どうすることも出来ない。
「綺麗な肌だね。滑らかく……それでいて弾力がある。せっかくだから君も楽しもう。どうされるのが好きなんだい?」
ノエルは優し気な笑みを浮かべると、露になった肌に指先をゆっくりと添わせていく。
「嫌っ、やめて……っっ、やぁっ、あぁん、なんで……っっ……あぁん」
「必要な事だからだよ。君の中へ私の魔力を注がないとね……。今の君からは……あの生意気な坊主の魔力で染められている。……恋人同士なのかな……ふふっ」
ノエルは確かめるように胸を揉み始めると、固くなった突起に生暖かい舌が触れる。
強い刺激に声を上げるが、体はビクビクと小刻みに震えるだけで……その場から動く事はない。
彼の舌が突起を擦る中、指先が腰へ触れると、ビクッと体が大きく跳ねる。
そのまま仰け反らせるように私の体を抱えると、背が壁に触れ、冷たい刺激に思わず唇を強く噛んだ。
「ふぅ……ッッ、んんん……っっ、ふぅん……はぁ、はぁ、……ッッ」
「こらこら、声を我慢する必要ない。首から上に暗示をかけていないのは、君の甘い声を堪能したいからだ」
ならなおさらよ……。
この男を喜ばせたくなんかないわ……。
その言葉に強くノエルを睨みつけると、彼は私の頬へ手を伸ばす。
触れられる手から逃れるように顔を背けると、また声を押さえるように強く唇を噛んだ。
すると唇が切れたのだろう……舌に鉄の味が広がっていく。
「あぁ……強く噛みすぎるから血が出ているじゃないか」
ノエルは不機嫌な表情を浮かべたかと思うと……突然に固くなった突起をつねり上げる。
痛みと快楽が襲い、唇から歯が離れていくと、我慢していたはずの甘い声が響き渡った。
「やぁ、あああっ、いたあぁぁ……、ひぃっ……、あぁぁぁん」
ノエルは突起へ爪を立てると、立っていられなくなるほどの刺激が走る。
ガクガクと小刻みに体が震え始めると、彼は冷たい笑みを浮かべながらに私を見下ろした。
その笑みに恐怖を感じると、手足から熱が消え……血の気が引いていく。
「痛い思いをしたくなければ、そうやって素直に鳴いてほしいんだ。私は君の事を傷つけたくない。けれど……あまり歯向かうようなら、容赦はしないよ。まだ慣らしていない体へ無理矢理ねじ込むことだってできるんだ。……そうしないのは、私から君への恩情だよ」
そう言い聞かせるように囁くと、ノエルはその場にしゃがみ込んだ。
私の体を押し背中を壁へつけると、冷たい刺激に体がビクビクッと反応を見せる。
彼の頭上を眺めながら何が始まるのか……恐怖に体がこわばると、唇が小刻みに震え始めた。
どうしてこんな……悔しい……っっ。
「脚を開いてくれるかな?これだと舐めづらい」
その言葉に体が反応すると、脚が勝手に開かれていく。
そのまま股の間にノエルの頭が入り込むと、舌が太ももへ触れた。
「おやおや、滴り落ちそうなほどに濡れているね。ここも固くなっている」
「あぁぁぁ、ダメッ、あぁぁぁん、……ッッ、ひぃっ……あああああぁぁあ」
指先が蜜壺の突起へと触れると、あまりの強さに体が大きく跳ねる。
そのまま熱い吐息が蜜壺を刺激すると、指先が愛蜜へと触れる。
溢れ出る愛蜜をひっかくようにかき混ぜると、太ももに蜜が流れ、それを舌が舐めとっていった。
強い刺激に脚から力が抜けていく中、彼の舌が愛蜜を伝いながらに奥へ奥へと侵入していく。
ジュッ、ジュルジュルッと音が耳にとどくと、甘い快楽が全身を襲い、瞳から雫がこぼれ落ちていった。
「あぁっ……ぁぁぁあああ……ッッ、ふぅ……いやぁ……っっ」
「本当に嫌なのかい?ははっ、だが……甘い蜜が私の舌へまとわりついてきているよ」
動く事も出来ず、只々彼の舌に翻弄され続ける中、感覚だけははっきりと伝わってくる。
次第に立っていられなくなるほどの快楽が襲ってくるが……暗示のせいだろうか崩れ落ちる事はなかった。
****お知らせ****
登場人物紹介へ挿絵を追加致しました!
玉子様(Twitterアカウント @tamagokikaku)、イラストをご提供頂きありがとうございました。
イケメンカミールと、ネタバレになるやもしれないですが……シナンのイラストです。
素晴らしいイラストなので、ぜひ一度読者様にも見て頂けると嬉しいです(*´Д`)
どうなっているのよ……。
「ははっ、知りたいかい?実はねさっきの映像に暗示を混ぜておいたんだ。君がじっと見つめていたあの高波の中にね……。気が付かなかっただろう?君が張っている防御魔法は、攻撃は防げたとしても……催眠術のようなものには効果はない。効いてくるまで思ったよりも時間がかかって焦ったがね。だが……無事に暗示にかかってくれてよかった。かかっていなければ実力行使に出るしかなかった」
暗示……?
そんな事も出来るの!?
「……ッッ、どうしてこんな事を……!!!」
「君が私の計画に必要な存在だからさ。ただその為にはもう一つやらなければいけないことがあるんだ。それを実行するために君の自由を奪わせてもらった。きっとお願いしても聞き入れてもらえないだろうからね」
「はぁ!?何なのよ一体、私は何をされても、どうなろうとも……あなたの計画に協力する気はさらさらないわ。だから早くこの暗示を解きなさい」
「申し訳ないのだけれど、君の意思はどうでもいいんだ。どう思おうとも、君は私の計画に加わってもらう。絶対に手放さないよ」
ノエルは動けない私の体へ触れると、慣れた手つきで私の服を脱がしていく。
バサバサと服が床へと落ちていく中、闇が揺れる青い瞳がじっと私を映しだしていた。
「さぁ、ゆっくり体を起こすんだ」
彼の言葉に体が反応すると、埋めていた頭を持ち上げ、彼の前に佇んだ。
服は全て脱がされ一糸まとわぬ姿に羞恥心と怒りがこみ上げるが、どうすることも出来ない。
「綺麗な肌だね。滑らかく……それでいて弾力がある。せっかくだから君も楽しもう。どうされるのが好きなんだい?」
ノエルは優し気な笑みを浮かべると、露になった肌に指先をゆっくりと添わせていく。
「嫌っ、やめて……っっ、やぁっ、あぁん、なんで……っっ……あぁん」
「必要な事だからだよ。君の中へ私の魔力を注がないとね……。今の君からは……あの生意気な坊主の魔力で染められている。……恋人同士なのかな……ふふっ」
ノエルは確かめるように胸を揉み始めると、固くなった突起に生暖かい舌が触れる。
強い刺激に声を上げるが、体はビクビクと小刻みに震えるだけで……その場から動く事はない。
彼の舌が突起を擦る中、指先が腰へ触れると、ビクッと体が大きく跳ねる。
そのまま仰け反らせるように私の体を抱えると、背が壁に触れ、冷たい刺激に思わず唇を強く噛んだ。
「ふぅ……ッッ、んんん……っっ、ふぅん……はぁ、はぁ、……ッッ」
「こらこら、声を我慢する必要ない。首から上に暗示をかけていないのは、君の甘い声を堪能したいからだ」
ならなおさらよ……。
この男を喜ばせたくなんかないわ……。
その言葉に強くノエルを睨みつけると、彼は私の頬へ手を伸ばす。
触れられる手から逃れるように顔を背けると、また声を押さえるように強く唇を噛んだ。
すると唇が切れたのだろう……舌に鉄の味が広がっていく。
「あぁ……強く噛みすぎるから血が出ているじゃないか」
ノエルは不機嫌な表情を浮かべたかと思うと……突然に固くなった突起をつねり上げる。
痛みと快楽が襲い、唇から歯が離れていくと、我慢していたはずの甘い声が響き渡った。
「やぁ、あああっ、いたあぁぁ……、ひぃっ……、あぁぁぁん」
ノエルは突起へ爪を立てると、立っていられなくなるほどの刺激が走る。
ガクガクと小刻みに体が震え始めると、彼は冷たい笑みを浮かべながらに私を見下ろした。
その笑みに恐怖を感じると、手足から熱が消え……血の気が引いていく。
「痛い思いをしたくなければ、そうやって素直に鳴いてほしいんだ。私は君の事を傷つけたくない。けれど……あまり歯向かうようなら、容赦はしないよ。まだ慣らしていない体へ無理矢理ねじ込むことだってできるんだ。……そうしないのは、私から君への恩情だよ」
そう言い聞かせるように囁くと、ノエルはその場にしゃがみ込んだ。
私の体を押し背中を壁へつけると、冷たい刺激に体がビクビクッと反応を見せる。
彼の頭上を眺めながら何が始まるのか……恐怖に体がこわばると、唇が小刻みに震え始めた。
どうしてこんな……悔しい……っっ。
「脚を開いてくれるかな?これだと舐めづらい」
その言葉に体が反応すると、脚が勝手に開かれていく。
そのまま股の間にノエルの頭が入り込むと、舌が太ももへ触れた。
「おやおや、滴り落ちそうなほどに濡れているね。ここも固くなっている」
「あぁぁぁ、ダメッ、あぁぁぁん、……ッッ、ひぃっ……あああああぁぁあ」
指先が蜜壺の突起へと触れると、あまりの強さに体が大きく跳ねる。
そのまま熱い吐息が蜜壺を刺激すると、指先が愛蜜へと触れる。
溢れ出る愛蜜をひっかくようにかき混ぜると、太ももに蜜が流れ、それを舌が舐めとっていった。
強い刺激に脚から力が抜けていく中、彼の舌が愛蜜を伝いながらに奥へ奥へと侵入していく。
ジュッ、ジュルジュルッと音が耳にとどくと、甘い快楽が全身を襲い、瞳から雫がこぼれ落ちていった。
「あぁっ……ぁぁぁあああ……ッッ、ふぅ……いやぁ……っっ」
「本当に嫌なのかい?ははっ、だが……甘い蜜が私の舌へまとわりついてきているよ」
動く事も出来ず、只々彼の舌に翻弄され続ける中、感覚だけははっきりと伝わってくる。
次第に立っていられなくなるほどの快楽が襲ってくるが……暗示のせいだろうか崩れ落ちる事はなかった。
****お知らせ****
登場人物紹介へ挿絵を追加致しました!
玉子様(Twitterアカウント @tamagokikaku)、イラストをご提供頂きありがとうございました。
イケメンカミールと、ネタバレになるやもしれないですが……シナンのイラストです。
素晴らしいイラストなので、ぜひ一度読者様にも見て頂けると嬉しいです(*´Д`)
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