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第五章
※新章7:ランギの街で
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自分の力では立っていられなくなるほどの快楽に、私はグッタリと彼の腕へ寄りかかると、ようやく唇が解放された。
私は酸素を求めるように深く息を吸い込むと、エヴァンの腕の中に身を預ける。
「はぁ、はぁ、……っっ、エヴァンどうしたの……なんで……?」
息も絶え絶えながらにそう呟くと、私はエヴァンの胸を押しのけ、距離を取ろうと離れた。
するとエヴァンは逃げようとする私を軽々と捕らえると、逃がさないと言わんばかりに、後ろから抱きすくめる。
「……エヴァン、離して……!」
「嫌です、離しません。あなたは手を離すと、すぐにどこかへ行ってしまいますからね」
そう掠れるような声で囁かれると、顔の熱が徐々に高まっていく。
その何とも言えない甘ったるい雰囲気に、いつものエヴァンではない……過去の世界で抱かれたあの日の事が頭をよぎった。
違う……違うわ……、エヴァンが私の事を好きなんて、おごりよ。
きっとこのキスだって、いつもの意地悪だわ。
私は小さく首を横に振ると、振り返る事も出来ずに、彼の腕の中で必死に抗っていた。
すると自分の鼓動なのか……将又エヴァンの物なのか、それすらもわからないほどに、ドキドキと激しく波打つ音が全身を包み込んでいく。
「っっ……エヴァン……どこにも行かないから……とりあえず……離して……」
そう何とか絞り出すように言葉を紡ぐと、エヴァンの吐息が耳へとかかった。
「私は……私はあなたが好きです。あなたを欲しくてたまらない。だから……離しませんよ。私は……あなたに触れていたいのです」
「はぁっ!?へえっ!!!ちょっと……冗談でしょう?」
突然の告白に気の抜けた声が響くと、心臓が爆発するのではと言うほどに大きく波打ち始める。
そんな私の反応が面白かったのか……エヴァンはクスクスと耳元で笑い始めると、彼の熱が伝わってきた。
「ふふっ、冗談ではありません。……私はあなたを愛しております。他の誰よりもあなたの事を……」
甘く切なさが混じったその声に、耳まで一気に赤く染まると、私はしどろもどろになっていった。
「はっ、えっ……だって、エヴァンは女性が苦手で、それに……私の事を軽蔑していたじゃない。だから……そんな……いつから……」
エヴァンは私の事が好きだったの?
どうすればいいのか狼狽し言葉を失う中、私は慌てて振り返ろうと身をよじらせると、エヴァンの唇が首筋へと触れた。
チュッ
「返事は結構ですよ。……ここで話した事、いえ私に出会ったこと事態……あなたが目覚めた時には覚えていないでしょう。夢とはそういうもの。なので現実の世界で再開したときに、もう一度伝えます。ですがようやく出会えた夢の中、愛しいあなたを愛でる事だけは許して下さい」
切なく掠れたその声に、何も言い返せなくなる中、頬の熱が更に高まっていく。
そんな中、彼の唇が首筋に吸い付いたかと思うと、チリチリとした小さな痛みが走った。
「んんっ、エヴァン……あぁっ」
そのまま首筋を伝う様にチュッチュッと甘いリップキスが落とされていくと、体が自然と疼き始める。
「やぁっ、だめぇ……っっ、エヴァン、待ってぇ……あぁっ」
「待ちませんよ。あなたがどれだけ私を待たせたと思っているのですか?連絡も全くしてこないで、ずっと私を放っておいたのです。その間、どれだけ私があなたを想っていたかわかりますか?突然私の前から姿を消して、そしてまた現れて……でもまたあなたは消えてしまった。愛しい人が目の前から消えるこの気持ちは、あなたが一番よく理解しておりますよね?」
エヴァンの言葉にタクミの姿が頭をよぎる中、彼の手が胸元へと伸びていく。
そのままローブ内側に彼の手が入り込んでくると、彼の熱が肌に触れた。
何かを探す様に手が肌の上を這っていくと、膨らみにある硬くなった突起に指先が触れる。
「ふふっ、先っぽをもうこんなに硬くさせて……私に触られることを期待していたのですか?」
エヴァンは首筋へキスを落としながらに、突起の周りへ指をそわせていくと、背筋にゾクゾクとした感覚が駆けぬける。
「ちがっ、……ッッ、あぁぁん、ふぅ、あぁぁ、ああ……っ」
エヴァンは楽しそうに小さく笑ったかと思うと、固くなった突起を指先で摘み上げる。
すると強い刺激が走り、身が震えた。
そのままクリクリと突起を指先でこね始めると、脚がガクガクと震え力が抜けていく。
「夢の中でも感度はいいんですねぇ、ほらっ、……こちらも寂しそうですね?」
そう囁くや否や、エヴァンは私の体をしっかり支えると、両手で二つの突起を強く摘み上げた。
「ひぃっ、ぃやぁ……っっ、あぁ……ふぁっ、あああぁぁぁぁ」
痺れるような刺激に思わず背筋を仰け反らせると、私はそのまま床へと崩れ落ちていく。
しかし倒れ込む前に腰が彼の腕で支えられると、荒く息を繰り返しながらに小さく身を震わせていた。
エヴァンはそのまま軽々と私を持ち上げながら床へ座り込むと、グッタリとする私を膝の上に座らせる。
そのまま器用にローブを脱がせていくと、下半身が熱く疼き始めた。
ドロッとした愛蜜が太ももに流れ落ちるのを感じると、恥ずかしさのあまり、何とか起き上がろうと力を入れてみるが……その度に彼の指先が突起へと触れ、私は彼の腕の中へと落ちていった。
私は酸素を求めるように深く息を吸い込むと、エヴァンの腕の中に身を預ける。
「はぁ、はぁ、……っっ、エヴァンどうしたの……なんで……?」
息も絶え絶えながらにそう呟くと、私はエヴァンの胸を押しのけ、距離を取ろうと離れた。
するとエヴァンは逃げようとする私を軽々と捕らえると、逃がさないと言わんばかりに、後ろから抱きすくめる。
「……エヴァン、離して……!」
「嫌です、離しません。あなたは手を離すと、すぐにどこかへ行ってしまいますからね」
そう掠れるような声で囁かれると、顔の熱が徐々に高まっていく。
その何とも言えない甘ったるい雰囲気に、いつものエヴァンではない……過去の世界で抱かれたあの日の事が頭をよぎった。
違う……違うわ……、エヴァンが私の事を好きなんて、おごりよ。
きっとこのキスだって、いつもの意地悪だわ。
私は小さく首を横に振ると、振り返る事も出来ずに、彼の腕の中で必死に抗っていた。
すると自分の鼓動なのか……将又エヴァンの物なのか、それすらもわからないほどに、ドキドキと激しく波打つ音が全身を包み込んでいく。
「っっ……エヴァン……どこにも行かないから……とりあえず……離して……」
そう何とか絞り出すように言葉を紡ぐと、エヴァンの吐息が耳へとかかった。
「私は……私はあなたが好きです。あなたを欲しくてたまらない。だから……離しませんよ。私は……あなたに触れていたいのです」
「はぁっ!?へえっ!!!ちょっと……冗談でしょう?」
突然の告白に気の抜けた声が響くと、心臓が爆発するのではと言うほどに大きく波打ち始める。
そんな私の反応が面白かったのか……エヴァンはクスクスと耳元で笑い始めると、彼の熱が伝わってきた。
「ふふっ、冗談ではありません。……私はあなたを愛しております。他の誰よりもあなたの事を……」
甘く切なさが混じったその声に、耳まで一気に赤く染まると、私はしどろもどろになっていった。
「はっ、えっ……だって、エヴァンは女性が苦手で、それに……私の事を軽蔑していたじゃない。だから……そんな……いつから……」
エヴァンは私の事が好きだったの?
どうすればいいのか狼狽し言葉を失う中、私は慌てて振り返ろうと身をよじらせると、エヴァンの唇が首筋へと触れた。
チュッ
「返事は結構ですよ。……ここで話した事、いえ私に出会ったこと事態……あなたが目覚めた時には覚えていないでしょう。夢とはそういうもの。なので現実の世界で再開したときに、もう一度伝えます。ですがようやく出会えた夢の中、愛しいあなたを愛でる事だけは許して下さい」
切なく掠れたその声に、何も言い返せなくなる中、頬の熱が更に高まっていく。
そんな中、彼の唇が首筋に吸い付いたかと思うと、チリチリとした小さな痛みが走った。
「んんっ、エヴァン……あぁっ」
そのまま首筋を伝う様にチュッチュッと甘いリップキスが落とされていくと、体が自然と疼き始める。
「やぁっ、だめぇ……っっ、エヴァン、待ってぇ……あぁっ」
「待ちませんよ。あなたがどれだけ私を待たせたと思っているのですか?連絡も全くしてこないで、ずっと私を放っておいたのです。その間、どれだけ私があなたを想っていたかわかりますか?突然私の前から姿を消して、そしてまた現れて……でもまたあなたは消えてしまった。愛しい人が目の前から消えるこの気持ちは、あなたが一番よく理解しておりますよね?」
エヴァンの言葉にタクミの姿が頭をよぎる中、彼の手が胸元へと伸びていく。
そのままローブ内側に彼の手が入り込んでくると、彼の熱が肌に触れた。
何かを探す様に手が肌の上を這っていくと、膨らみにある硬くなった突起に指先が触れる。
「ふふっ、先っぽをもうこんなに硬くさせて……私に触られることを期待していたのですか?」
エヴァンは首筋へキスを落としながらに、突起の周りへ指をそわせていくと、背筋にゾクゾクとした感覚が駆けぬける。
「ちがっ、……ッッ、あぁぁん、ふぅ、あぁぁ、ああ……っ」
エヴァンは楽しそうに小さく笑ったかと思うと、固くなった突起を指先で摘み上げる。
すると強い刺激が走り、身が震えた。
そのままクリクリと突起を指先でこね始めると、脚がガクガクと震え力が抜けていく。
「夢の中でも感度はいいんですねぇ、ほらっ、……こちらも寂しそうですね?」
そう囁くや否や、エヴァンは私の体をしっかり支えると、両手で二つの突起を強く摘み上げた。
「ひぃっ、ぃやぁ……っっ、あぁ……ふぁっ、あああぁぁぁぁ」
痺れるような刺激に思わず背筋を仰け反らせると、私はそのまま床へと崩れ落ちていく。
しかし倒れ込む前に腰が彼の腕で支えられると、荒く息を繰り返しながらに小さく身を震わせていた。
エヴァンはそのまま軽々と私を持ち上げながら床へ座り込むと、グッタリとする私を膝の上に座らせる。
そのまま器用にローブを脱がせていくと、下半身が熱く疼き始めた。
ドロッとした愛蜜が太ももに流れ落ちるのを感じると、恥ずかしさのあまり、何とか起き上がろうと力を入れてみるが……その度に彼の指先が突起へと触れ、私は彼の腕の中へと落ちていった。
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