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第五章
新章4:ランギの街で
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その姿に私はギュッとシナンを抱きしめると、落ち着かせるようにニッコリと笑みを浮かべて見せる。
よしよしと頭を撫でると、私は守るように女の視線からシナンを隠した。
「何コソコソしているのよ。さっさと私の奴隷ちゃん返してくれる?」
その声に顔を上げると、女は蔑むように私を見下ろしている。
「シナンは戻りたくないと言っているわ。だからあなたには渡さない」
「はぁあ?何なのよあなたは、そんな事が通るはずないでしょう!!!」
女はヒステリックに叫び始めると、手を大きく振り上げ思いっ切りにこちらへ振り下ろす。
その姿に私は魔力を集めると、目の前に風のベールを作り上げた。
すると振り下ろされたその手は、風に思いっ切りに弾かれると、女は顔を歪めながらに腕を抑えた。
「いたっ!!!なっ、なんなのよ、これ!!!」
恐怖に顔を歪める女を見据えながらに、私は徐に立ち上がると、手に魔力を集めていく。
そんな私の姿に、後ろで待機していた執事が女を守るように佇んだ。
「もう一度言うわ、あなたにシナンは渡さない」
「何よ!!こんな出来損ないの獣人に!!!」
そう金切り声を上げた彼女の姿は、シナンに対する愛情などみじんもなく、ゴミでも見るような視線に苛立ちが募る。
「……出来損ないはあなたの方でしょう?こんな幼い子供を奴隷にするなんて、何を考えているのよ!!」
そう強く言い返すと、女の瞳から怯えが消え、嘲笑う様子でこちらへ視線を向けた。
執事は私と女の間に入ろうとするが……女は執事を突き飛ばすと、私の前へ立ちはだかった。
「私が出来損ないですって……何様なの?あなた知らないようだけれど、その獣人は幼くないわよ。ふふっ、あなた知らないのね?その獣人は成長しない……大人になる事が出来ない、出来損ないよ。大人なればもっと高く売れたのに……そのために奴隷として生かして傍に置いていたというのに!!!こんな出来損ないをわざわざ拾って育てた私に何の恩も返せない無能よ!!!」
うん……大人になる事が出来ない?
どういう意味かしら……。
「あら……あなたその顔、本当に何も知らなかったのね。獣人は浅ましいから隠していたのかしら……。ははっ、まぁ~そうよねぇ~。大人になれないなんて、気持ち悪いものねぇ~あははははっ」
女はシナンへ視線を向けると、なぜか勝ち誇った様子で高らかに笑った。
この人は……何が面白いの?
耳に響くその笑い声に、堪忍袋の緒が切れると、私はスッと目を細めながら魔力を手に集めていく。
「……言いたい事はそれだけ?まだシナンを連れて行こうとするのなら……容赦しないわよ」
私は女の前に竜巻を作り上げると、彼女の方へと近づけていく。
すると女は悲鳴を上げ、怯えた様子を見せるや否や、人込みを掻き分け一目散に逃げて行った。
「シナン行きましょう」
彼女の姿が見えなくなると、私はシナンを抱き上げ、集まった野次馬の中を突き進んでいく。
先ほどの魔法を目の当たりにした人々は、私の姿にサササッと道を開けていくと、人々の視線が突き刺さる。
何とも言えない居心地の悪い雰囲気の中、私は静かに歩いて行くと、シナンを胸の中へ閉じ込め強く抱きしめた。
そうして先ほどの広場まで戻ってくると、私は人の少ない場所まで移動し、ベンチの前で立ち止まった。
「シナンもう大丈夫よ」
そっとシナンをベンチへ下ろすと、彼は暗い表情を浮かべたままに俯いている。
シナンは小さな手をギュッと握りしめると、深く息を吐きだした。
「僕……ちゃんとお姉さん言わなきゃいけないことが……。何度も言おうとした、でもなかなか勇気が出なくて……。こんな事になるなら、ちゃんと最初に話しておくべきだったんだ。隠そうとしていた訳じゃないんです!っっ……あの……獣人は人間と違っての少年期が無くて……だいたい……15歳ぐらいまで、見目が幼少のままで……。でもそこから一気に青年に成長する。それが獣人の特性だから……。でも僕……どうしてかわからないけれど、成長しなくて……。ずっと何年もこの姿のまま……変わっていないんです」
そう一気に話すと、シナンは恐々といった様子で顔を上げた。
ローブの隙間からグレーの瞳がのぞくと、縋りつくように私へと手を伸ばす。
「お姉さんはずっと僕の事を子供だと思って接してくれて……だからもし本当の事を話して、嫌われてしまうのが恐ろしかった。気持ち悪いと……お姉さんに思われたら僕はもう……」
瞳に涙を浮かべ、荒く息を繰り返すシナンの様子に、私は震える彼の小さな手を優しく握りしめた。
「シナン、落ち着いて。私はそんな事であなたを嫌いになるはずがないわ。だってみんなそれぞれに成長するスピードは違うのだから、あなたはあなたのペースがあるわ。……ところでシナンはいくつになるの?」
そう問いかけてみると、シナンは唇を噛み、気まずそうに視線を反らせる。
沈黙が流れる中、シナンはそっと震える唇を持ち上げると、私の裾を強く握りしめた。
「……僕は……18歳……です」
衝撃的な事実に私は大きく目を見張ると、シナンの姿はマジマジと見つめていた。
18歳……嘘でしょう!?
アーサーと同じ年……いやいや、見た目はどう見ても5歳児程度よ……!?
驚きのあまり声を失っていると、シナンの瞳に涙が浮かんでいく。
その姿にハッと我に返ると、私は真っすぐに潤んだグレーの瞳を覗き込んだ。
「私の方こそごめんなさい。子供扱いしすぎてしまったわねぇ。……私はね、シナンがいくつでも構わないわ。シナンがシナンで居てくれて……笑っていられるのなら何でもいいの。遅くなっちゃったけど、ご飯食べましょう。ふふっ、これとっても美味しいのよ」
そうニッコリを笑みを浮かべると、シナンはポロポロと涙を零しながらに私へギュッと抱きついた。
*********おまけ**********
「ところでお姉さんは何歳なんですか?」
「えっ、私!?あー、う~ん……」
私ってこの世界で幾つなのかしら?
過去へ行ったり来たりで、一年ほど経過しているような気もするけれど。
「あっ、いえ言いたくなければ大丈夫です」
「そんな事は無いんだけれどね。えーと22歳よ」
来た時の年齢で大丈夫よね……たぶん。
そんな事を考えていると、シナンは呆然とした様子でグレーの瞳を大きく見開いていた。
「どうしたのシナン?」
「あっ、いえ……お姉さんは僕より年下か……同じ年だと思ってたので、ビックリしてしまいました」
「ふふっ、よく言われるわ。この世界では私は若く見えるみたいね」
そう笑みを浮かべて見せると、シナンは何やら考え込んだ様子で口を閉ざしていた。
よしよしと頭を撫でると、私は守るように女の視線からシナンを隠した。
「何コソコソしているのよ。さっさと私の奴隷ちゃん返してくれる?」
その声に顔を上げると、女は蔑むように私を見下ろしている。
「シナンは戻りたくないと言っているわ。だからあなたには渡さない」
「はぁあ?何なのよあなたは、そんな事が通るはずないでしょう!!!」
女はヒステリックに叫び始めると、手を大きく振り上げ思いっ切りにこちらへ振り下ろす。
その姿に私は魔力を集めると、目の前に風のベールを作り上げた。
すると振り下ろされたその手は、風に思いっ切りに弾かれると、女は顔を歪めながらに腕を抑えた。
「いたっ!!!なっ、なんなのよ、これ!!!」
恐怖に顔を歪める女を見据えながらに、私は徐に立ち上がると、手に魔力を集めていく。
そんな私の姿に、後ろで待機していた執事が女を守るように佇んだ。
「もう一度言うわ、あなたにシナンは渡さない」
「何よ!!こんな出来損ないの獣人に!!!」
そう金切り声を上げた彼女の姿は、シナンに対する愛情などみじんもなく、ゴミでも見るような視線に苛立ちが募る。
「……出来損ないはあなたの方でしょう?こんな幼い子供を奴隷にするなんて、何を考えているのよ!!」
そう強く言い返すと、女の瞳から怯えが消え、嘲笑う様子でこちらへ視線を向けた。
執事は私と女の間に入ろうとするが……女は執事を突き飛ばすと、私の前へ立ちはだかった。
「私が出来損ないですって……何様なの?あなた知らないようだけれど、その獣人は幼くないわよ。ふふっ、あなた知らないのね?その獣人は成長しない……大人になる事が出来ない、出来損ないよ。大人なればもっと高く売れたのに……そのために奴隷として生かして傍に置いていたというのに!!!こんな出来損ないをわざわざ拾って育てた私に何の恩も返せない無能よ!!!」
うん……大人になる事が出来ない?
どういう意味かしら……。
「あら……あなたその顔、本当に何も知らなかったのね。獣人は浅ましいから隠していたのかしら……。ははっ、まぁ~そうよねぇ~。大人になれないなんて、気持ち悪いものねぇ~あははははっ」
女はシナンへ視線を向けると、なぜか勝ち誇った様子で高らかに笑った。
この人は……何が面白いの?
耳に響くその笑い声に、堪忍袋の緒が切れると、私はスッと目を細めながら魔力を手に集めていく。
「……言いたい事はそれだけ?まだシナンを連れて行こうとするのなら……容赦しないわよ」
私は女の前に竜巻を作り上げると、彼女の方へと近づけていく。
すると女は悲鳴を上げ、怯えた様子を見せるや否や、人込みを掻き分け一目散に逃げて行った。
「シナン行きましょう」
彼女の姿が見えなくなると、私はシナンを抱き上げ、集まった野次馬の中を突き進んでいく。
先ほどの魔法を目の当たりにした人々は、私の姿にサササッと道を開けていくと、人々の視線が突き刺さる。
何とも言えない居心地の悪い雰囲気の中、私は静かに歩いて行くと、シナンを胸の中へ閉じ込め強く抱きしめた。
そうして先ほどの広場まで戻ってくると、私は人の少ない場所まで移動し、ベンチの前で立ち止まった。
「シナンもう大丈夫よ」
そっとシナンをベンチへ下ろすと、彼は暗い表情を浮かべたままに俯いている。
シナンは小さな手をギュッと握りしめると、深く息を吐きだした。
「僕……ちゃんとお姉さん言わなきゃいけないことが……。何度も言おうとした、でもなかなか勇気が出なくて……。こんな事になるなら、ちゃんと最初に話しておくべきだったんだ。隠そうとしていた訳じゃないんです!っっ……あの……獣人は人間と違っての少年期が無くて……だいたい……15歳ぐらいまで、見目が幼少のままで……。でもそこから一気に青年に成長する。それが獣人の特性だから……。でも僕……どうしてかわからないけれど、成長しなくて……。ずっと何年もこの姿のまま……変わっていないんです」
そう一気に話すと、シナンは恐々といった様子で顔を上げた。
ローブの隙間からグレーの瞳がのぞくと、縋りつくように私へと手を伸ばす。
「お姉さんはずっと僕の事を子供だと思って接してくれて……だからもし本当の事を話して、嫌われてしまうのが恐ろしかった。気持ち悪いと……お姉さんに思われたら僕はもう……」
瞳に涙を浮かべ、荒く息を繰り返すシナンの様子に、私は震える彼の小さな手を優しく握りしめた。
「シナン、落ち着いて。私はそんな事であなたを嫌いになるはずがないわ。だってみんなそれぞれに成長するスピードは違うのだから、あなたはあなたのペースがあるわ。……ところでシナンはいくつになるの?」
そう問いかけてみると、シナンは唇を噛み、気まずそうに視線を反らせる。
沈黙が流れる中、シナンはそっと震える唇を持ち上げると、私の裾を強く握りしめた。
「……僕は……18歳……です」
衝撃的な事実に私は大きく目を見張ると、シナンの姿はマジマジと見つめていた。
18歳……嘘でしょう!?
アーサーと同じ年……いやいや、見た目はどう見ても5歳児程度よ……!?
驚きのあまり声を失っていると、シナンの瞳に涙が浮かんでいく。
その姿にハッと我に返ると、私は真っすぐに潤んだグレーの瞳を覗き込んだ。
「私の方こそごめんなさい。子供扱いしすぎてしまったわねぇ。……私はね、シナンがいくつでも構わないわ。シナンがシナンで居てくれて……笑っていられるのなら何でもいいの。遅くなっちゃったけど、ご飯食べましょう。ふふっ、これとっても美味しいのよ」
そうニッコリを笑みを浮かべると、シナンはポロポロと涙を零しながらに私へギュッと抱きついた。
*********おまけ**********
「ところでお姉さんは何歳なんですか?」
「えっ、私!?あー、う~ん……」
私ってこの世界で幾つなのかしら?
過去へ行ったり来たりで、一年ほど経過しているような気もするけれど。
「あっ、いえ言いたくなければ大丈夫です」
「そんな事は無いんだけれどね。えーと22歳よ」
来た時の年齢で大丈夫よね……たぶん。
そんな事を考えていると、シナンは呆然とした様子でグレーの瞳を大きく見開いていた。
「どうしたのシナン?」
「あっ、いえ……お姉さんは僕より年下か……同じ年だと思ってたので、ビックリしてしまいました」
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