【R18】 義理の弟は私を偏愛する

あみにあ

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どれぐらい時間が経ったのだろう。
愛蜜をかき混ぜる続ける異物から与えられる感覚は小さく、体がムズムズしてくる。
もっと強い刺激が欲しいのに、彼のように最奥を突き上げてはくれない。
腕に力を入れてみるが、しっかり縛られていて解けるようすはない。

体が熱を帯び頭がぼうっとしてくると、息が荒くなっていく。
どうして……こんな……私を解放して……。
ドロッと蜜が太ももを伝いシーツへ落ちた刹那、ガチャッと扉が開いた。

「はぁ、はぁ、はぁ、……ッッ、んんッッ、パトリック……」

「ねぇさんいい子に待ってたんだね。ちゃんと断ってきたから安心して」

そんな……彼に何といえばいいのか……。
もうここから逃げられないのかしら……。
ポロポロと涙が溢れ出すと、彼はこちらへきて布団を一気にはぎ取った。
ぐっしょり濡れたシーツがあらわになると、恥ずかしさに顔をそむける。

「ふふっ、グチョグチョだね。ねぇさん、可愛い」

「ぃやっ、パトリック、早くこれをとって、んんッ、お願い……ッッ。どうしてこんな酷いことをするの……?」

縋るように見上げると、彼の表情が一瞬曇る。

「どうしてって、約束を破ろうとするねぇさんへのお仕置きだよ」

彼は太ももを持ち上げると、グチョグチョになった蜜壺へ手を伸ばす。
中に入っている異物を取り出すと、体がビクビクッと小さく震えた。

「ふふ、ねぇさん、こんなんじゃ物足りないでしょう。ねぇ~強請ってみてよ」

彼はニッコリと可愛らしい笑みを浮かべると、私を真上から見下ろす。

「……ッッ、そんなことッッ、ぃやよ!」

私は彼の目線から逃げるように視線を逸らせると、蜜壺にまた硬い異物が押し当てられる。

「そう、ならこれでもう少し遊んでもらおうかな?」

太く硬いそれが触れると、下半身が疼き蜜が溢れ出す。

「ぃやっ、パトリックッ、んんんッ」

「ほら、早く。言うまでずっとこのままだよ?」

蜜壺の入り口で、じらす様に異物をグチュグチュと押し当てる。
物足りない刺激に体がひどく疼くと、私はそっと目線を上げた。
涙で視界が歪む中、意地悪に笑う彼の姿が映ると、もう何も考えられない。

「うぅ……ッッ、欲しい、パトリックが欲しいの」

欲望のままに口にすると、彼は嬉しそうに笑った。

「よくできました」

彼は竿を取り出すと、竿の先を蜜へ絡ませる。
ジュブズブグチュッと奥へ入ってくると、一気に頭が真っ白になった。
それから何度も何度も突き上げられると、私はいつの間にか眠りに落ちていたのだった。

日が暮れた頃目覚めると、私はそっと廊下へを出る。
階段を降りリビングへ向かうと、廊下に光が漏れていた。

「明日、公爵家の方が挨拶来られるそうだよ。パトリック準備しておきなさい」

ドアの隙間から聞こえた、父の言葉に目の前が真っ暗に染まる。
とうとうパトリックが正式に婚約するの?
嫌、いやッッ!!!
心が悲鳴をあげる中、私はその場から逃げるように来た道を戻ると、部屋に閉じこもった。

月が高く上った深夜、パトリックがいつもと同じように部屋へやってくる。
私はギュッと拳を握ると、ベッドにやってきたパトリックを思いっきり突き飛ばした。

「もういい加減にして!」

私は彼を睨みつけると、唇を強く噛みしめる。

「ねぇさんッッ!?」

「私はあなたから離れたいの!これ以上耐えられない!」

彼の言葉を遮りはっきり拒絶を示すと、こちらへ伸びた手が止まった。
青い瞳が悲しみに染まり視線が外れる。

「ごめん……」

呟かれたその言葉に、涙がポロポロと頬を伝って行った。
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