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第1話 ※
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やっちまった~、やっちまったよオイ~。
俺、リンゼイ・ストームは朝、一人宿屋のベッドで頭を抱えていた。
昨夜、1ヵ月掛かりのクエストを終え、その祝いにパーティ4人全員で宴席を囲んだのだ。
それはいい。それまでは良かったんだ。
なんで俺はそれで羽目を外し、酒を浴びるように飲んでしまったのか!?
そしてなぜ、今まで手を出さずに冒険をしていた3人のパーティメンバーに手を出してしまったのか・・・。
僧侶のシャーロット・スミス、剣士のジェマ・ムーア、魔法使いのレイチェル・アンドリュース。
一晩で3人それぞれに関係を持つとか俺絶倫かよ!
落ち着け。まずは落ち着け。
まずは昨日の事を思い出そう。何かこの状況を打開できるヒントがあるかもしれない。
俺は酒で少々ぼやけた記憶をなんとか手繰り寄せる。
1番目は僧侶のシャーロットだった。シャーロットはベッドの中で俺のことが前から好きだと言っていた。常時ラブラブでいちゃいちゃエッチをした記憶がある。可愛かった。
2番目は剣士のジェマ。ジェマは情熱的で俺の上に乗っかって腰を振っていたが、最後には俺が組み敷いてアンアン言わせてやった。セックス中に泣きながら好きになっちゃうとか言ってたような。可愛かった。
最後は魔法使いのレイチェル。いつもクールな彼女だが、後ろからガン突きしたらたちまちアヘアヘ状態に陥り、俺とセックス両方好き好き言って逝き倒していた。可愛かった。
・・・。
何をやっているんだ俺は!?
一夜の遊びと割り切れればとにかく、いやそれも良くないのだが、3人とも惚れられとるではないか!
そんなスキル持ち合わせていたなど、知らなかったぞ!なんだこの隠れスキルは!?!?
現状打開の為に記憶をたどったら結局、俺はさらに頭を抱えることになっただけであった。
だがいつまでもこうしてベッドの上でうだうだ考えている訳にはいかず。
仕方なく身なりを整え、朝食をとるために部屋を出る。
ああ、3人と顔を合わせるのが怖い・・・。
「あっ、リンゼイ様!」
「シャ、シャ-ロット!?」
ドアを開けた瞬間、俺の部屋を訪ねようとしていた様子のシャーロットに出くわし、心臓が飛び出すかと思った。
「おはようございます・・・。」
「あ、あぁ、おはよう」
ふわふわのまばゆいブロンドを煌めかせ、大きな瞳は熱っぽく、しかし少し泳がせて、シャーロットはもじもじ恥ずかしそうにしている。
可愛い。
「朝目が覚めましたら、リンゼイ様がいらっしゃらなくて・・・。部屋のお戻りになったのかと思いまして・・・。」
グサッと心臓に痛みが走る。
すまん、俺は抱いた女に何も言わず部屋を後にするクソ野郎だ。
しかも部屋には戻るには戻ったが、その間に女2人を抱いているのだ。クソのクソである。
「いや、朝シャーロットの部屋から俺が出てくるところを見られては迷惑が掛かるかと思ってな!シャーロットが眠った後こっそり部屋へ戻っていたのだ!ははは・・・!」
追いつめられた苦しい言い訳だったが、シャーロットはほっとした様だった。
俺、リンゼイ・ストームは朝、一人宿屋のベッドで頭を抱えていた。
昨夜、1ヵ月掛かりのクエストを終え、その祝いにパーティ4人全員で宴席を囲んだのだ。
それはいい。それまでは良かったんだ。
なんで俺はそれで羽目を外し、酒を浴びるように飲んでしまったのか!?
そしてなぜ、今まで手を出さずに冒険をしていた3人のパーティメンバーに手を出してしまったのか・・・。
僧侶のシャーロット・スミス、剣士のジェマ・ムーア、魔法使いのレイチェル・アンドリュース。
一晩で3人それぞれに関係を持つとか俺絶倫かよ!
落ち着け。まずは落ち着け。
まずは昨日の事を思い出そう。何かこの状況を打開できるヒントがあるかもしれない。
俺は酒で少々ぼやけた記憶をなんとか手繰り寄せる。
1番目は僧侶のシャーロットだった。シャーロットはベッドの中で俺のことが前から好きだと言っていた。常時ラブラブでいちゃいちゃエッチをした記憶がある。可愛かった。
2番目は剣士のジェマ。ジェマは情熱的で俺の上に乗っかって腰を振っていたが、最後には俺が組み敷いてアンアン言わせてやった。セックス中に泣きながら好きになっちゃうとか言ってたような。可愛かった。
最後は魔法使いのレイチェル。いつもクールな彼女だが、後ろからガン突きしたらたちまちアヘアヘ状態に陥り、俺とセックス両方好き好き言って逝き倒していた。可愛かった。
・・・。
何をやっているんだ俺は!?
一夜の遊びと割り切れればとにかく、いやそれも良くないのだが、3人とも惚れられとるではないか!
そんなスキル持ち合わせていたなど、知らなかったぞ!なんだこの隠れスキルは!?!?
現状打開の為に記憶をたどったら結局、俺はさらに頭を抱えることになっただけであった。
だがいつまでもこうしてベッドの上でうだうだ考えている訳にはいかず。
仕方なく身なりを整え、朝食をとるために部屋を出る。
ああ、3人と顔を合わせるのが怖い・・・。
「あっ、リンゼイ様!」
「シャ、シャ-ロット!?」
ドアを開けた瞬間、俺の部屋を訪ねようとしていた様子のシャーロットに出くわし、心臓が飛び出すかと思った。
「おはようございます・・・。」
「あ、あぁ、おはよう」
ふわふわのまばゆいブロンドを煌めかせ、大きな瞳は熱っぽく、しかし少し泳がせて、シャーロットはもじもじ恥ずかしそうにしている。
可愛い。
「朝目が覚めましたら、リンゼイ様がいらっしゃらなくて・・・。部屋のお戻りになったのかと思いまして・・・。」
グサッと心臓に痛みが走る。
すまん、俺は抱いた女に何も言わず部屋を後にするクソ野郎だ。
しかも部屋には戻るには戻ったが、その間に女2人を抱いているのだ。クソのクソである。
「いや、朝シャーロットの部屋から俺が出てくるところを見られては迷惑が掛かるかと思ってな!シャーロットが眠った後こっそり部屋へ戻っていたのだ!ははは・・・!」
追いつめられた苦しい言い訳だったが、シャーロットはほっとした様だった。
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