23 / 31
番外編
こどもの日...? side はっしー
しおりを挟む
はっしーside
今日はねこと俺の家で遊ぶ約束をしているため、ねこが来るまで少しでも部屋を綺麗にしておこうと片づけをしていた。
まぁ、散らかってるのとか好きじゃないし普段から片づけてはいるんだけど、やっぱりねこが来るって思ったら気合い入るよな~
もう大丈夫かな~と思ったときインターホンの鳴る音が聞こえてきて、俺はねこが来たかも!と急いで応答した。
「はい」
「あ、はっしー?猫宮です。遊びに来たよ。」
「ねこ!ちょっと待ってて、すぐにドア開けに行くわ!」
「うん、わかった。」
聞こえてきた声は思った通りの人物で、俺はすぐにドアへと向かおうとしたが、あることを思い出した。
そういえば、例のあれ、俺の部屋に置きっぱなしにしてた!
ねこと食べようと思って、今日のために買っていたおやつが部屋にあることをすっかり忘れていたため、俺は急いで部屋から例のものを回収してキッチンへと置いてから玄関へと向かった。
「ねこ!遅くなった!いらっしゃい、上がって上がって!」
「大丈夫、全然遅くないよ笑 お邪魔します。」
ねこは全然気にしていないように笑っていたため、少しホッとしつつ俺の部屋へと向かった。
「ねこ、好きなところに座ってていいから!ちょっと飲み物取ってくるわ!」
「わかった!ありがとう。」
俺はキッチンで飲み物を用意しつつ、改めてねこが俺の家に来てるんだな~と謎にテンションが上がっていた。
いや~まじで、ねこが俺の家にいるとかヤバ過ぎ...
相変わらず笑顔とか可愛すぎるんだけど!
まじで今日一日最高だな~
それに、例のものでねこに...
俺は密かに立てている計画に顔をにやけさせていた。
実は今日、俺は例のものを使ってある計画を企んでいるのだ!
名付けて!ねこにあーん作戦だ!
ネーミングセンスとかないからそのまんまだけど笑
ちょっと餌付け感覚ではあるけど、やっぱりちょっとやりたいっていう気持ちはあるんだよな~
それにねこのあーんとか絶対に可愛いに決まってる!
と、謎の自信と決意をしながら飲み物と例のものを後ろに隠して部屋へと向かった。
部屋に入ろうと少し扉を開けると隙間からねこの姿が見えた。
ねこはクッションをおもむろに取ったかと思うと、気持ちよさそうな顔をして抱きしめ始めた。
やば!え!?ねこ、可愛すぎるんだけど!?
天使?天使がいる...?俺の部屋にいつの間にか天使が舞い降りてたわ~
心の中で盛大に荒ぶりながら、静かにねこの姿に悶えていると、ねこは、はっとしたような表情をし、次には少し怒りながらクッションをポコポコ叩いていた。
いや、まじで可愛すぎる...
なぜかクッションに怒ってるし笑
でも、クッション叩いてるのとか、まじで語彙力無くすくらいに可愛い!
ねこの可愛さと謎の行動に笑いを耐えていると、俺の微かな笑い声に気づいたのか、ねこは顔を赤くしながら俺に叫んだ。
「ちょっと、はっしー!来たならすぐに声かけてよ!」
「ごめんごめん笑」
俺はねこに笑いながら謝るとねこは不服そうな顔して、
「そんなに笑わないでよ!」
と言ってきた。
そんなこと言われてもね~
「いや~ねこがあんまりにも可愛いことしてたからさ~」
「~~~~もう!はっしーひどい!」
心の中で言ったつもりの言葉は口に出ていたのか、ねこはさらに顔を赤くさせてそっぽを向いてしまった。
俺はこれ以上からかうと拗ねちゃうかな~と思い、
「ねこ~ごめんって!ほら!もうすぐ3時だし、一緒におやつ食べよ?」
と言うと、ねこは仕方がなさそうな顔をして俺の方を向いた。
「お!一緒に食べてくれる?」
「まぁ、おやつに罪はないからね!」
「素直じゃないな~そこがねこらしいけど!」
本当に猫みたいにツンデレなところあるよな~
可愛いことには変わりないからいいんだけどな
と思いながら、今日の本題について俺は話を切り出した。
「ねこ!今日は何の日でしょうか!」
クイズをねこに出すとねこはしばらく困った顔をしていたけど、すぐにわかったのか明るい顔で答えてきた。
「わかったよ!今日は子どもの日でしょ!」
「せいかーい!ということでおやつはこれです!じゃーん!」
そう言いながら、俺は例のものである、鯉のぼりを模した長いロールケーキをねこの前に出した。
ねこはびっくりした顔をして、まじまじとロールケーキを見た。
そんなねこを見て、今日のねこは色んな表情をするな~と嬉しくなった。
「すごい長いね!僕、初めて見たよ!」
「だよな!この時期になると出始めるんだけどさ、一人だと食べきれないから今まで買ってなかったんだよ~でも今日はねこもいるからと思って買ってみた!」
ねこがこんなに喜んでくれるなら買ってよかったなと思った。
...動機はとても不純なんだけどね...
まぁ、一石二鳥?的な感じでいいんじゃない!?
ということで、俺は黙々とロールケーキを切っていった。
切ってみると、10切れ以上もあって驚いたけど、まぁ、家族も食べるっしょ!と思い、ねこに伝えるとそっか!と笑ってくれたから結果オーライだ!
「じゃあ、いただきます!」
「俺も食べよ!」
食べてみると、程よい甘さで思わず、「ウマ!」と声に出していた。
ねこはどうかなと思って、ねこの方を向くとすごく幸せそうで、満足そうな顔をしていた。
「ねこもめっちゃ美味いって顔してるな笑」
「いや、本当に美味しいよ!ほら、あっという間に食べ終わっちゃったし笑」
ねこは無邪気な笑顔を浮かべてそう言ってきた。
「ほんとだ笑 あ!そうだ!」
ねこの無邪気さに一瞬忘れかけていたが、これは計画を実行するべきときではないか!と思い、ロールケーキをねこへと差し出した。
俺から見てもわかりやすく、ねこは頭上に?マークを大量に浮かべていた。
「ほら、ねこ口開けて!あーん!」
俺がそう言うと、ねこはおれのやろうとしていることに気づいたのか、プチパニックになっていた。
でも、今日は絶対にこれをやるって決めてたからな!
ねこがいくらパニックになっててもやり遂げてみせるんだ!
俺の決意が伝わったのか、ねこは少し諦めの表情を浮かべながら口を開けた。
俺は念願が叶い、テンションはマックスになっていた。
やっぱりねこ可愛いわ~
俺の想像を遥かに超えていく可愛さよ!
恥じらいながらロールケーキを食べていくねこは、たまにこちらを上目遣いで見てくるため、余計にその様子に悶えていた。
ちょっと、変な扉、開きそうになるんだけど...
と、そんなことを思っている間にねこはロールケーキを食べ終わり、俺は満足感でいっぱいだった。
そんな俺にねこは、
「僕がやったんだから、はっしーも当然!やるよね!?」
と言って、俺と同じようにロールケーキを差し出してきた。
「はい、あーん!」
俺はその行動に驚いたが、すぐに「あぁ、ねこは俺に仕返しがしたいんだな」と思い、逆に普通に食べていった。
すると、ねこは思っていた反応と違ったのか、困惑した顔をしていて、やっぱりなと心の中で笑った。
「ごちそうさま!美味しかったよ、ねこ!」
ねこは終始、何か違う!みたいな顔をしていて、やっぱりねこをからかうのは面白いな~と思っていると、ふと指にクリームがついているのが視界に映った。
「あ!指にクリーム付いてる!」
俺はそれを見て、
そうだ!もうちょっとからかっちゃおう~
と思い、ねこの手を取り、指に付いたクリームを舐めとった。
そして、にやりとしながらねこを見て、
「甘いね、ごちそうさま。」
と言うと、ねこはキャパオーバーしたのか、ただ口をパクパクさせていて、言葉が出ない様子だった。
その日、一日中ねこは顔を赤くさせていて、こどもみたいに純粋で可愛いな~と思った。
いや~今日は計画も達成できたし、ねこの色んな顔も見れたし、本当に今日一日最高だったな~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すべて俺の妄想だけど、やっぱりねこくんは可愛いな~
はぁ、本当に推し最高...
あの、クッションポコポコとか鼻血出して、出血多量で死にそうな感じなんですけど!?
まじで可愛い...
というか俺が部屋に一人でいたら、ちょっと家探し始めちゃうよね笑
そんな静かに待ってるとかできないわ!
宝探しじゃーって言って、まずベッド下とか探しちゃうよね~
俺だけかもしれないけど笑 まぁいいのさ!
いや~でも本当にねこくんのクッションポコポコしている様子とかまじで見たら、静かに悶えてなんていられないわ~
はっしーよく耐えたな~俺なんて発狂しながらヘッドバンキング始めそうだよ...
まぁそれは置いといて、やっぱり食べ物系だとあーんとか、はっしーじゃないけどちょっと見てみたいっていう願望が出ちゃうよね~
大事なのはやりたいじゃなくて見たいってところだけど!
はっしーの部屋の壁になってその様子を見守りたい!
そしてあわよくば、それを写真に収めたい!
まぁ、無理なのは分かってるんすけどね~
それにしても定番ってやっぱりはずれがないって感じだよな~
はぁ、ロールケーキ食べてないのにお腹いっぱいって感じだわ笑
ご馳走様です!
と、妄想している間に家に着いた。
「ただいま~」
「あ、おかえりなさい~」
家に帰ると、いつも帰りの遅い母さんがいた。
「母さん、今日は早く帰ってたんだね!珍しいじゃん!」
「まぁ、今日はね!あ、明人!今日は何の日か知ってる?」
「え、子どもの日でしょ?」
「正解!ということで、母さんいいものを買ってきたのよ!」
俺は少しのデジャブを感じながら、ニコニコと嬉しそうにしながらいいものを出す母さんを見ていると、
「じゃーん!これよ!」
と、いいものを出してきた。
それは、鯉のぼりを模したロールケーキだった。
うわ、まじで!?
俺の発想と母さんの発想が一緒すぎる笑
やっぱり家族だな~
俺も母さんを驚かそうと、自分が買っていたものを母さんに出すと、母さんは目を丸くさせて驚いた。
「明人も買ってたの!?やっぱり家族ね~」
と、母さんも同じことを思っていて、二人して爆笑していると弟が帰ってきた。
弟は俺たちの様子に怪訝そうにしていたから訳を話すと、弟もおもむろにロールケーキを出してきたものだから、また爆笑してしまい、しばらくの間、笑い声が家の中で響いていた。
その日、我が家に大量発生した鯉のぼりのロールケーキは家族みんなで爆食いしました笑
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お久しぶりでございます!
季節もののイベントとして、5月はこどもの日を題材に書かせていただきました!
今回はエイプリルフールのときみたいに遅れずに、ちゃんと投稿できたので作者としてはひと安心です。
そのかわりに、ちょっと終わりかたが雑になってしまった感じもしますが、そこはご容赦ください!
では、ここまで読んでくださった皆様に感謝を。
また、会える日を楽しみにしております。
今日はねこと俺の家で遊ぶ約束をしているため、ねこが来るまで少しでも部屋を綺麗にしておこうと片づけをしていた。
まぁ、散らかってるのとか好きじゃないし普段から片づけてはいるんだけど、やっぱりねこが来るって思ったら気合い入るよな~
もう大丈夫かな~と思ったときインターホンの鳴る音が聞こえてきて、俺はねこが来たかも!と急いで応答した。
「はい」
「あ、はっしー?猫宮です。遊びに来たよ。」
「ねこ!ちょっと待ってて、すぐにドア開けに行くわ!」
「うん、わかった。」
聞こえてきた声は思った通りの人物で、俺はすぐにドアへと向かおうとしたが、あることを思い出した。
そういえば、例のあれ、俺の部屋に置きっぱなしにしてた!
ねこと食べようと思って、今日のために買っていたおやつが部屋にあることをすっかり忘れていたため、俺は急いで部屋から例のものを回収してキッチンへと置いてから玄関へと向かった。
「ねこ!遅くなった!いらっしゃい、上がって上がって!」
「大丈夫、全然遅くないよ笑 お邪魔します。」
ねこは全然気にしていないように笑っていたため、少しホッとしつつ俺の部屋へと向かった。
「ねこ、好きなところに座ってていいから!ちょっと飲み物取ってくるわ!」
「わかった!ありがとう。」
俺はキッチンで飲み物を用意しつつ、改めてねこが俺の家に来てるんだな~と謎にテンションが上がっていた。
いや~まじで、ねこが俺の家にいるとかヤバ過ぎ...
相変わらず笑顔とか可愛すぎるんだけど!
まじで今日一日最高だな~
それに、例のものでねこに...
俺は密かに立てている計画に顔をにやけさせていた。
実は今日、俺は例のものを使ってある計画を企んでいるのだ!
名付けて!ねこにあーん作戦だ!
ネーミングセンスとかないからそのまんまだけど笑
ちょっと餌付け感覚ではあるけど、やっぱりちょっとやりたいっていう気持ちはあるんだよな~
それにねこのあーんとか絶対に可愛いに決まってる!
と、謎の自信と決意をしながら飲み物と例のものを後ろに隠して部屋へと向かった。
部屋に入ろうと少し扉を開けると隙間からねこの姿が見えた。
ねこはクッションをおもむろに取ったかと思うと、気持ちよさそうな顔をして抱きしめ始めた。
やば!え!?ねこ、可愛すぎるんだけど!?
天使?天使がいる...?俺の部屋にいつの間にか天使が舞い降りてたわ~
心の中で盛大に荒ぶりながら、静かにねこの姿に悶えていると、ねこは、はっとしたような表情をし、次には少し怒りながらクッションをポコポコ叩いていた。
いや、まじで可愛すぎる...
なぜかクッションに怒ってるし笑
でも、クッション叩いてるのとか、まじで語彙力無くすくらいに可愛い!
ねこの可愛さと謎の行動に笑いを耐えていると、俺の微かな笑い声に気づいたのか、ねこは顔を赤くしながら俺に叫んだ。
「ちょっと、はっしー!来たならすぐに声かけてよ!」
「ごめんごめん笑」
俺はねこに笑いながら謝るとねこは不服そうな顔して、
「そんなに笑わないでよ!」
と言ってきた。
そんなこと言われてもね~
「いや~ねこがあんまりにも可愛いことしてたからさ~」
「~~~~もう!はっしーひどい!」
心の中で言ったつもりの言葉は口に出ていたのか、ねこはさらに顔を赤くさせてそっぽを向いてしまった。
俺はこれ以上からかうと拗ねちゃうかな~と思い、
「ねこ~ごめんって!ほら!もうすぐ3時だし、一緒におやつ食べよ?」
と言うと、ねこは仕方がなさそうな顔をして俺の方を向いた。
「お!一緒に食べてくれる?」
「まぁ、おやつに罪はないからね!」
「素直じゃないな~そこがねこらしいけど!」
本当に猫みたいにツンデレなところあるよな~
可愛いことには変わりないからいいんだけどな
と思いながら、今日の本題について俺は話を切り出した。
「ねこ!今日は何の日でしょうか!」
クイズをねこに出すとねこはしばらく困った顔をしていたけど、すぐにわかったのか明るい顔で答えてきた。
「わかったよ!今日は子どもの日でしょ!」
「せいかーい!ということでおやつはこれです!じゃーん!」
そう言いながら、俺は例のものである、鯉のぼりを模した長いロールケーキをねこの前に出した。
ねこはびっくりした顔をして、まじまじとロールケーキを見た。
そんなねこを見て、今日のねこは色んな表情をするな~と嬉しくなった。
「すごい長いね!僕、初めて見たよ!」
「だよな!この時期になると出始めるんだけどさ、一人だと食べきれないから今まで買ってなかったんだよ~でも今日はねこもいるからと思って買ってみた!」
ねこがこんなに喜んでくれるなら買ってよかったなと思った。
...動機はとても不純なんだけどね...
まぁ、一石二鳥?的な感じでいいんじゃない!?
ということで、俺は黙々とロールケーキを切っていった。
切ってみると、10切れ以上もあって驚いたけど、まぁ、家族も食べるっしょ!と思い、ねこに伝えるとそっか!と笑ってくれたから結果オーライだ!
「じゃあ、いただきます!」
「俺も食べよ!」
食べてみると、程よい甘さで思わず、「ウマ!」と声に出していた。
ねこはどうかなと思って、ねこの方を向くとすごく幸せそうで、満足そうな顔をしていた。
「ねこもめっちゃ美味いって顔してるな笑」
「いや、本当に美味しいよ!ほら、あっという間に食べ終わっちゃったし笑」
ねこは無邪気な笑顔を浮かべてそう言ってきた。
「ほんとだ笑 あ!そうだ!」
ねこの無邪気さに一瞬忘れかけていたが、これは計画を実行するべきときではないか!と思い、ロールケーキをねこへと差し出した。
俺から見てもわかりやすく、ねこは頭上に?マークを大量に浮かべていた。
「ほら、ねこ口開けて!あーん!」
俺がそう言うと、ねこはおれのやろうとしていることに気づいたのか、プチパニックになっていた。
でも、今日は絶対にこれをやるって決めてたからな!
ねこがいくらパニックになっててもやり遂げてみせるんだ!
俺の決意が伝わったのか、ねこは少し諦めの表情を浮かべながら口を開けた。
俺は念願が叶い、テンションはマックスになっていた。
やっぱりねこ可愛いわ~
俺の想像を遥かに超えていく可愛さよ!
恥じらいながらロールケーキを食べていくねこは、たまにこちらを上目遣いで見てくるため、余計にその様子に悶えていた。
ちょっと、変な扉、開きそうになるんだけど...
と、そんなことを思っている間にねこはロールケーキを食べ終わり、俺は満足感でいっぱいだった。
そんな俺にねこは、
「僕がやったんだから、はっしーも当然!やるよね!?」
と言って、俺と同じようにロールケーキを差し出してきた。
「はい、あーん!」
俺はその行動に驚いたが、すぐに「あぁ、ねこは俺に仕返しがしたいんだな」と思い、逆に普通に食べていった。
すると、ねこは思っていた反応と違ったのか、困惑した顔をしていて、やっぱりなと心の中で笑った。
「ごちそうさま!美味しかったよ、ねこ!」
ねこは終始、何か違う!みたいな顔をしていて、やっぱりねこをからかうのは面白いな~と思っていると、ふと指にクリームがついているのが視界に映った。
「あ!指にクリーム付いてる!」
俺はそれを見て、
そうだ!もうちょっとからかっちゃおう~
と思い、ねこの手を取り、指に付いたクリームを舐めとった。
そして、にやりとしながらねこを見て、
「甘いね、ごちそうさま。」
と言うと、ねこはキャパオーバーしたのか、ただ口をパクパクさせていて、言葉が出ない様子だった。
その日、一日中ねこは顔を赤くさせていて、こどもみたいに純粋で可愛いな~と思った。
いや~今日は計画も達成できたし、ねこの色んな顔も見れたし、本当に今日一日最高だったな~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すべて俺の妄想だけど、やっぱりねこくんは可愛いな~
はぁ、本当に推し最高...
あの、クッションポコポコとか鼻血出して、出血多量で死にそうな感じなんですけど!?
まじで可愛い...
というか俺が部屋に一人でいたら、ちょっと家探し始めちゃうよね笑
そんな静かに待ってるとかできないわ!
宝探しじゃーって言って、まずベッド下とか探しちゃうよね~
俺だけかもしれないけど笑 まぁいいのさ!
いや~でも本当にねこくんのクッションポコポコしている様子とかまじで見たら、静かに悶えてなんていられないわ~
はっしーよく耐えたな~俺なんて発狂しながらヘッドバンキング始めそうだよ...
まぁそれは置いといて、やっぱり食べ物系だとあーんとか、はっしーじゃないけどちょっと見てみたいっていう願望が出ちゃうよね~
大事なのはやりたいじゃなくて見たいってところだけど!
はっしーの部屋の壁になってその様子を見守りたい!
そしてあわよくば、それを写真に収めたい!
まぁ、無理なのは分かってるんすけどね~
それにしても定番ってやっぱりはずれがないって感じだよな~
はぁ、ロールケーキ食べてないのにお腹いっぱいって感じだわ笑
ご馳走様です!
と、妄想している間に家に着いた。
「ただいま~」
「あ、おかえりなさい~」
家に帰ると、いつも帰りの遅い母さんがいた。
「母さん、今日は早く帰ってたんだね!珍しいじゃん!」
「まぁ、今日はね!あ、明人!今日は何の日か知ってる?」
「え、子どもの日でしょ?」
「正解!ということで、母さんいいものを買ってきたのよ!」
俺は少しのデジャブを感じながら、ニコニコと嬉しそうにしながらいいものを出す母さんを見ていると、
「じゃーん!これよ!」
と、いいものを出してきた。
それは、鯉のぼりを模したロールケーキだった。
うわ、まじで!?
俺の発想と母さんの発想が一緒すぎる笑
やっぱり家族だな~
俺も母さんを驚かそうと、自分が買っていたものを母さんに出すと、母さんは目を丸くさせて驚いた。
「明人も買ってたの!?やっぱり家族ね~」
と、母さんも同じことを思っていて、二人して爆笑していると弟が帰ってきた。
弟は俺たちの様子に怪訝そうにしていたから訳を話すと、弟もおもむろにロールケーキを出してきたものだから、また爆笑してしまい、しばらくの間、笑い声が家の中で響いていた。
その日、我が家に大量発生した鯉のぼりのロールケーキは家族みんなで爆食いしました笑
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お久しぶりでございます!
季節もののイベントとして、5月はこどもの日を題材に書かせていただきました!
今回はエイプリルフールのときみたいに遅れずに、ちゃんと投稿できたので作者としてはひと安心です。
そのかわりに、ちょっと終わりかたが雑になってしまった感じもしますが、そこはご容赦ください!
では、ここまで読んでくださった皆様に感謝を。
また、会える日を楽しみにしております。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
18
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる