ある腐男子の妄想

佐野 臣

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本編

17 イベント終了

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もうそろそろ終わりかな~と思っていたら
ちょうど部長から声がかかった。

「じゃあ、これでイベント終了です。片づけに入ってください。」
「はい!」

はぁ~ついにイベント終わっちゃったわ~
何だかんだで楽しかったな!
ただこれからの片づけが一番面倒なんだけど...
まぁ、帰るまでがイベントとも言うしな~
あとちょっと頑張りますか~

とそう思ったのはいいが、皆が働き者だから俺が面倒くさがっている間にやることがなくなっていた。

え、何もやることない...
まぁいっか!(←何もよくないwww)
サボりじゃないよ?
ただ皆が頑張ってるから余っただけで!!
いや~皆、ご苦労様です!(←何様www)
さてさて、あとは帰るだけだけど...

「皆~ちょっとここの責任者と少し話があるから待っててくれるかな?」

帰れない!まぁそんなもんだよね~
仕方ない!あと少しの辛抱だ!

俺はそう思い、壁際で休むために移動しようとすると、最後の最後に見てしまった...

はっしーに近づいていく、ねこくんの姿を...

え、ホラーじゃないよ?
単純に衝撃を通り越して少し冷静になってただけだよ?
まぁそれは置いといて、見てしまったからには、よりこの光景が見えるポジションに行くよね~

ということで、最初に行こうとしていた壁際から、よく見える位置にしれっと移動した。

だがしかし...ここだと会話が聞こえない!!
それは惜しい。非常に惜しい!
会話は聞きたいけど、会話を聞くために近づきすぎると明らかに不審者だし、はっしーによって会話に混ぜられそう...

そうなると、はっしーとねこくんの間に俺という邪魔者が入ってしまうことになる!
それはダメだ!!
何を好き好んで絡みをぶち壊そうと言うのか!
それだけは許せない!くそっ、今回は会話を諦めるしかないか...

そう思いながら、少し遠めの位置から二人を観察していると、ねこくんがはっしーに声をかけ、少し話した後にねこくんがはっしーの横にしゃがみこんだ。

うわっ近っ!近いよ、ねこくん!
何か積極的になってない!?
え、イベントがそうさせてるの?
俺の目がドンドン腐っていってるだけ?
いや、もしかしたらさっきのあれが原因か...?

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今回、話が短いですがご勘弁下さい!
明日は長いので!あと妄想ターンです!
次回はねこくんsideでお送り致します。
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