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治癒と、薬草取りどちらがいいのでしょうか。
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次の日、ランク上げの申請をしにギルドへ行った。
無事にEランクになることが出来安心しつつもまだまだやることはいっぱいある。
今日はシークとは別行動。いつも一緒でも気が詰まるかもなって思って。
「すみません、私治癒魔法をもっと使えるようになりたいんですけどどこか診療所のような所はあったりしますか?」
「治癒魔法が使える方は貴重なのでどこでも募集していると思いますよ。」
こんな小娘相手にも受付のお姉さんは優しい。
「そうなんですね!今私が出来ることは軽い傷を治すくらいしかなくて…。」
「であれば、騎士団の医務室などはいかがですか?1日3時間~で募集していたはずです。」
騎士団!!
「え!気になります!!」
「騎士団自体はここから20分ほど行った領主館に併設されています。医務室は訓練中の怪我が主な治療対象で、今は訓練のみで戦いに出ることはないので医務室内でのみの募集となっております。週1~と書いてありますが、週3くらいがいいかと。こちらですね。」
採用情報が書かれた紙を見せてくれた。
ふむふむ。
給与は、時給3000円くらい。週3で月に13?日くらいか。1日5時間くらい働くとしたら、20万近い!
これと、1週間のうちの残りの4日は3日薬草取り、1日休日にしたらよさそう!
「受けたいのですが面接などは、、」
「ん?騎士団申し込むの?」
っと背後から声が聞こえた。
振り返るとフードを被った高身長のお兄さん?おじさん?がいた。フードとローブのせいで年齢も分かりにくい。
「あ、えっと医務室に申し込みたくて。」
「あー。なるほど。今から俺と面接するか?」
「今、から!?」
「あぁ。あ、俺は領主付きの騎士団の騎士団長をしているアトレだ。」
「き、騎士団長様…。」
「おいおい。よしてくれ。様付けされるほどの身分じゃないんだ。それにこんな見てくれだしな。まぁあんたさえ嫌でなければ、ここの上の部屋借りて面接する。」
「…分かりました、よろしくお願いします!」
トントン拍子で決まっていく中、ふとシークに何も伝えていないことを思い出した。
ま、いっか。シークがダメっていうこともないだろーし。固定でお金貰えるのだいじ!
アトレについていくと、割と小さめながらも綺麗な部屋にたどり着いた。
机と椅子が置いてあり、そこに腰かけるとすぐに話し始める。
「さて。面接とはいっても堅苦しいのはなしだ。労働条件は見たか?」
「はい。先程。私としては週3日、1日5時間程度希望しております。曜日にこだわりはありません。また、住み込み等ではなく、近くの家から通う形がいいです。」
「わかった。ちなみに、俺がいうのもなんだが、」
ここで言葉を切るとフードを少しだけ外し、そしてまた元に戻した。
「騎士団には俺のように醜い者が多い。そういう者に対して強い嫌悪感、特に治療の拒否などされたらたまったもんじゃない。その辺りは大丈夫か?」
心配してくれてやさしーー。だけど、つまりイケメンパラダイスってこと!?ワクワクしてきた。
「問題ありません。」
ここは、浮かれず真面目に答えるのが正解。
「…ふむ。じゃあ、明後日の13時くらいから来てもらってもいいか?」
「明後日の13時ですね。分かりました、よろしくお願いします。」
するすると決まり採用してもらえることになったみたい。
シークに報告に行こーっと。
無事にEランクになることが出来安心しつつもまだまだやることはいっぱいある。
今日はシークとは別行動。いつも一緒でも気が詰まるかもなって思って。
「すみません、私治癒魔法をもっと使えるようになりたいんですけどどこか診療所のような所はあったりしますか?」
「治癒魔法が使える方は貴重なのでどこでも募集していると思いますよ。」
こんな小娘相手にも受付のお姉さんは優しい。
「そうなんですね!今私が出来ることは軽い傷を治すくらいしかなくて…。」
「であれば、騎士団の医務室などはいかがですか?1日3時間~で募集していたはずです。」
騎士団!!
「え!気になります!!」
「騎士団自体はここから20分ほど行った領主館に併設されています。医務室は訓練中の怪我が主な治療対象で、今は訓練のみで戦いに出ることはないので医務室内でのみの募集となっております。週1~と書いてありますが、週3くらいがいいかと。こちらですね。」
採用情報が書かれた紙を見せてくれた。
ふむふむ。
給与は、時給3000円くらい。週3で月に13?日くらいか。1日5時間くらい働くとしたら、20万近い!
これと、1週間のうちの残りの4日は3日薬草取り、1日休日にしたらよさそう!
「受けたいのですが面接などは、、」
「ん?騎士団申し込むの?」
っと背後から声が聞こえた。
振り返るとフードを被った高身長のお兄さん?おじさん?がいた。フードとローブのせいで年齢も分かりにくい。
「あ、えっと医務室に申し込みたくて。」
「あー。なるほど。今から俺と面接するか?」
「今、から!?」
「あぁ。あ、俺は領主付きの騎士団の騎士団長をしているアトレだ。」
「き、騎士団長様…。」
「おいおい。よしてくれ。様付けされるほどの身分じゃないんだ。それにこんな見てくれだしな。まぁあんたさえ嫌でなければ、ここの上の部屋借りて面接する。」
「…分かりました、よろしくお願いします!」
トントン拍子で決まっていく中、ふとシークに何も伝えていないことを思い出した。
ま、いっか。シークがダメっていうこともないだろーし。固定でお金貰えるのだいじ!
アトレについていくと、割と小さめながらも綺麗な部屋にたどり着いた。
机と椅子が置いてあり、そこに腰かけるとすぐに話し始める。
「さて。面接とはいっても堅苦しいのはなしだ。労働条件は見たか?」
「はい。先程。私としては週3日、1日5時間程度希望しております。曜日にこだわりはありません。また、住み込み等ではなく、近くの家から通う形がいいです。」
「わかった。ちなみに、俺がいうのもなんだが、」
ここで言葉を切るとフードを少しだけ外し、そしてまた元に戻した。
「騎士団には俺のように醜い者が多い。そういう者に対して強い嫌悪感、特に治療の拒否などされたらたまったもんじゃない。その辺りは大丈夫か?」
心配してくれてやさしーー。だけど、つまりイケメンパラダイスってこと!?ワクワクしてきた。
「問題ありません。」
ここは、浮かれず真面目に答えるのが正解。
「…ふむ。じゃあ、明後日の13時くらいから来てもらってもいいか?」
「明後日の13時ですね。分かりました、よろしくお願いします。」
するすると決まり採用してもらえることになったみたい。
シークに報告に行こーっと。
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