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10:おわり
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「どうしよ。やっちゃった」
「どうしよっか」
「ごめん」
虚無感や後悔、ミクに対して申し訳ない気持ちが陽介を襲う。
ミクも調子に乗りすぎてしまったと反省した。
今はただ陽介の肩に顔を埋めることしかできなかった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
あれから少しだけ眠りにつき、陽介は帰り支度をして玄関にいた。
「陽ちゃん、夏になったらさ、2人で海行こうよ」
「俺と?」
ミクは頷き微笑んだ。
陽介は立ち尽くしたままである。
「彼氏と行くのに、俺とも行くの?」
「陽ちゃんとしか行かないよ」
「水着もらったのに?」
「さっき別れちゃった」
「えっ」
陽介の曇った表情が一瞬にして柔らかくなった。
「海行こうね」
「うん、行く」
ちょうどオレンジ色の夕陽が2人を照らす頃だった。
「どうしよっか」
「ごめん」
虚無感や後悔、ミクに対して申し訳ない気持ちが陽介を襲う。
ミクも調子に乗りすぎてしまったと反省した。
今はただ陽介の肩に顔を埋めることしかできなかった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
あれから少しだけ眠りにつき、陽介は帰り支度をして玄関にいた。
「陽ちゃん、夏になったらさ、2人で海行こうよ」
「俺と?」
ミクは頷き微笑んだ。
陽介は立ち尽くしたままである。
「彼氏と行くのに、俺とも行くの?」
「陽ちゃんとしか行かないよ」
「水着もらったのに?」
「さっき別れちゃった」
「えっ」
陽介の曇った表情が一瞬にして柔らかくなった。
「海行こうね」
「うん、行く」
ちょうどオレンジ色の夕陽が2人を照らす頃だった。
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