召喚アラサー女~ 自由に生きています!

マツユキ

文字の大きさ
上 下
49 / 68

49

しおりを挟む
「これは・・・・見たこともない建物だな」

ダゴさんが、家を見ながら感想を述べる。ま、この世界には無い、日本の建物だからね。驚くのも無理はないよ

「3人の家も建てないといけないね!」

「いいのか!?」

「勿論だよ!どんなのがいい?」

「ん?選べるのか?」

そう言われたので、カタログを出して見てもらうことにした

「ここから選んで」

「な、なんだ、これは!」

「なぁ、ミナ。もしかして、ここから選んだ建物が、建つのか?」

「そうだよ!遠慮せずに、好きなのを選んで」

「あ、あぁ」

半信半疑で、カタログを見る3人。どうやら決まったみたいだ

「これで、頼む」

ダゴさんから、カタログを受け取り、確認する

「よし。『注文』」

私の家が建っている場所から、向かって右側に、ダゴさん達が選んだ家が建った

「「な、なんだと!??」」

「…お、おぉ…!」

ダゴさんと、メズルさんは、何もなかった場所に、いきなり建物が建った事に、驚いて腰を抜かしている。アズダスさんだけは、キラキラと目を輝かせていた

「ミナ!こ、これは…」

「あ、私のスキルで、このスキルのおかげで、住む所に困る事が無くて、色々助かってるんだよ」

「ス、スキルだと!?」

「こんなスキルがあるだなんて、聞いたことも無い!」

「え、そうなの?」

「あぁ!凄いスキルだ。見るに、建物だけではなく、他にも色々と載っていた。そのスキル1つあれば、何でも出来るだろう」

「そんな事はないよ。実際、家は建ったけど、このままじゃ、住めないからね。水を通したり、電気も通さないと。あとは、排水処理とか、トイレ事情も解決しないとね」

「な、何だって?電気とは、なんだ?色々分からない事だらけだぞ?」

「…説明は、難しいから出来ないけど。ま、実際にやってみるね」

そう言って、自宅と同じように、水や電気、排水にトイレの諸事情を解決していく。全部、魔法でやっているので、あっという間に終わってしまった

「さ、入ろう!」

不思議そうにしている3人を連れて、家の中に入る

それから、家の使い方を教えていった。ダゴさん達3人は、逐一驚いて、最後の方は興味深々で色々と試していた。気に入ってもらえたようで、なにより

必要な家具を一通りそろえて、設置したら終わりだ

「ありがとう。実に住み心地の良い家だ。感謝するよ」

メズルさんが、ニコニコとして言った。言葉通り、とても嬉しそうだ

「でも、家具はあれだけでよかったの?」

「あぁ。後はワシ等で作るさ」

「え!?作れるの?」

「こう見えて、ワシ等は国一番の職人なんだぞ?」

「ダゴの兄貴は、建造物や家具の職人で、俺は細工職人。アズダスは鍛冶職人なんだ」

「すごい!」

「良かったら、今度からは、建造物や家具、武具などはワシ等で作るぞ?」

「え、本当!?それは、嬉しい!」

そう言うと、3人共嬉しそうに笑った
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!

あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!? 資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。 そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。 どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。 「私、ガンバる!」 だったら私は帰してもらえない?ダメ? 聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。 スローライフまでは到達しなかったよ……。 緩いざまああり。 注意 いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。 退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた! 私を陥れようとする兄から逃れ、 不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。 逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋? 異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。 この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。

克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜

青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ 孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。 そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。 これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。 小説家になろう様からの転載です!

悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!

naturalsoft
ファンタジー
『※タイトル変更するかも知れません』 シオン・バーニングハート公爵令嬢は、婚約破棄され辺境へと追放される。 そして失意の中、悲壮感漂う雰囲気で馬車で向かって─ 「うふふ、計画通りですわ♪」 いなかった。 これは悪役令嬢として目覚めた転生少女が無駄に能天気で、好きな絵を描いていたら周囲がとんでもない事になっていったファンタジー(コメディ)小説である! 最初は幼少期から始まります。婚約破棄は後からの話になります。

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

処理中です...