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さぁ、やってまいりました
今の現在地は、ポレンストの近くにある、トト村付近にある洞穴の様な洞窟の中
ゴブリンの数が増えて来たのか、最近このトト村の周辺で、ゴブリンの被害が増えてきているらしい。村長さんの話では、村からも狩りに出ていた若い子が、数人戻って来ないらしく、助けて欲しいと頼まれた
その中には、女の子もいるみたいで、村長さんは絶望的な顔をしていた
「よし、行こう」
村の人以外にも、攫われてしまった人はいるはずだから、出来れば全員助けたい
洞窟を進むこと数分。3本にわかれた道が見えてきた。今回もマップを作成しながら進んでいるので、どっちに進めばいいのかは分かっている
『主、この先にゴブリンが待ち伏せをしている様です』
「待ち伏せ?私達が来ている事がバレているって事?」
『えぇ。どうやら、ホブ以上の上位種が、群れを仕切っている様です』
『例え下位の者でも、油断は禁物だが、ゴブリン程度の攻撃を受けた所で、痛くも痒くもない。練習程度に構えておくといい』
「分かった。あ、人の気配はする?」
『えぇ、数人ほど。ですが、攫われてから時間が経っている者は、助かったとしても、廃人になってしまっている可能性が高い。ゴブリンに孕むまで犯されるのです。精神が崩壊してしまうのは、しかたのない事』
「…そっか。でも生きているなら、何か方法があるかもしれない。とりあえず、先にゴブリンを討伐して、考えよう」
『そうだな。諦める事は、いつでも出来る』
『そうですね』
3本にわかれた道の、真ん中の道を進んで行く。その先には、待ち伏せしているゴブリンが、20匹程いたが、アローを使って撃退。耳を回収して先に進んだ
途中、後ろから襲って来たゴブリンもいたけど、ハクとクロが瞬殺して、耳まで回収してくれていた。優秀すぎる、うちの従魔
そんな事を繰り返しながら、洞窟の最奥まで来た。そこは、下に深く掘られた広い場所で、壁にはいくつも穴が掘られていた。洞窟内の砦の様な場所に、数百匹のゴブリン達がいた
「げ、こんなにいるの!?」
『ゴブリンの繁殖は早く、成長も魔物の中では早い。だから、ゴブリンの群れを放っておくと、あっという間に巣を作り、上位種が生まれてしまうのだ』
『力関係で言えば、下位の魔物になりますが、そう言った生体ゆえに、厄介な魔物でもあるのです』
「これ、全部討伐した方がいいんだよね?」
『それが良いでしょう。1匹でも取り逃がすと、また群れになり、巣を作りだしますから』
「分かった」
前回と違って、今回は数が多いし、ホブ以上の上位種もいる。遠目で見ても、前回見なかった姿をしたゴブリンがいた
考えた末に、眠らせる事にした。それが一番安全で、早いだろうと、結論に至ったからね
「じゃ、行くよ」
あ、そうそう。ここに来るまでの道中で、ハクとクロに魔法の事について、色々教えて貰った
魔法を使うには、適性の属性があり、魔力がある事が必須で、それによって、適性があっても魔力が満たなかったら、使えない魔法があったりするんだって
クロ曰く、適性がある事も重要ではあるが、一番は魔力があるか、無いかで大きく変わってくるらしい
魔法はイメージする事が大切であるって事。で、私の場合は、魔力は申し分ないらしく、イメージさえ出来ていれば、オリジナルの魔法を作る事は簡単らしい
「『スリープ』」
闇属性で作ったオリジナルの魔法だ。眠らせる魔法は、この世界にもあるみたいだけど、知らないからね
そうして放った魔法で、ゴブリン達は気を失う様に眠りにおちて行った
「始めよう」
下に降りた私達は、手分けしてゴブリンに止めをさし、耳を回収していく。子供のゴブリンもいたけれど、心を鬼にしてと止めをさしていく
数が多くて、2時間程かかってしまったが、何とか全てのゴブリンを討伐する事が出来たみたいだ
『もうゴブリンはいないよね?」
『はい。全てのゴブリンの討伐が終わっています』
それを聞いて、あらかじめ調べておいた、場所に向かう
向かう場所は、人質のいる場所だ。近づくにつれて、小さな呻き声が聞こえてくる
鉄格子を開けて、中に入ると鼻に突く嫌な臭いがした。薄暗くジメジメとした部屋の中は、目をそむけたく程の、悲惨な光景が広がっていた
今の現在地は、ポレンストの近くにある、トト村付近にある洞穴の様な洞窟の中
ゴブリンの数が増えて来たのか、最近このトト村の周辺で、ゴブリンの被害が増えてきているらしい。村長さんの話では、村からも狩りに出ていた若い子が、数人戻って来ないらしく、助けて欲しいと頼まれた
その中には、女の子もいるみたいで、村長さんは絶望的な顔をしていた
「よし、行こう」
村の人以外にも、攫われてしまった人はいるはずだから、出来れば全員助けたい
洞窟を進むこと数分。3本にわかれた道が見えてきた。今回もマップを作成しながら進んでいるので、どっちに進めばいいのかは分かっている
『主、この先にゴブリンが待ち伏せをしている様です』
「待ち伏せ?私達が来ている事がバレているって事?」
『えぇ。どうやら、ホブ以上の上位種が、群れを仕切っている様です』
『例え下位の者でも、油断は禁物だが、ゴブリン程度の攻撃を受けた所で、痛くも痒くもない。練習程度に構えておくといい』
「分かった。あ、人の気配はする?」
『えぇ、数人ほど。ですが、攫われてから時間が経っている者は、助かったとしても、廃人になってしまっている可能性が高い。ゴブリンに孕むまで犯されるのです。精神が崩壊してしまうのは、しかたのない事』
「…そっか。でも生きているなら、何か方法があるかもしれない。とりあえず、先にゴブリンを討伐して、考えよう」
『そうだな。諦める事は、いつでも出来る』
『そうですね』
3本にわかれた道の、真ん中の道を進んで行く。その先には、待ち伏せしているゴブリンが、20匹程いたが、アローを使って撃退。耳を回収して先に進んだ
途中、後ろから襲って来たゴブリンもいたけど、ハクとクロが瞬殺して、耳まで回収してくれていた。優秀すぎる、うちの従魔
そんな事を繰り返しながら、洞窟の最奥まで来た。そこは、下に深く掘られた広い場所で、壁にはいくつも穴が掘られていた。洞窟内の砦の様な場所に、数百匹のゴブリン達がいた
「げ、こんなにいるの!?」
『ゴブリンの繁殖は早く、成長も魔物の中では早い。だから、ゴブリンの群れを放っておくと、あっという間に巣を作り、上位種が生まれてしまうのだ』
『力関係で言えば、下位の魔物になりますが、そう言った生体ゆえに、厄介な魔物でもあるのです』
「これ、全部討伐した方がいいんだよね?」
『それが良いでしょう。1匹でも取り逃がすと、また群れになり、巣を作りだしますから』
「分かった」
前回と違って、今回は数が多いし、ホブ以上の上位種もいる。遠目で見ても、前回見なかった姿をしたゴブリンがいた
考えた末に、眠らせる事にした。それが一番安全で、早いだろうと、結論に至ったからね
「じゃ、行くよ」
あ、そうそう。ここに来るまでの道中で、ハクとクロに魔法の事について、色々教えて貰った
魔法を使うには、適性の属性があり、魔力がある事が必須で、それによって、適性があっても魔力が満たなかったら、使えない魔法があったりするんだって
クロ曰く、適性がある事も重要ではあるが、一番は魔力があるか、無いかで大きく変わってくるらしい
魔法はイメージする事が大切であるって事。で、私の場合は、魔力は申し分ないらしく、イメージさえ出来ていれば、オリジナルの魔法を作る事は簡単らしい
「『スリープ』」
闇属性で作ったオリジナルの魔法だ。眠らせる魔法は、この世界にもあるみたいだけど、知らないからね
そうして放った魔法で、ゴブリン達は気を失う様に眠りにおちて行った
「始めよう」
下に降りた私達は、手分けしてゴブリンに止めをさし、耳を回収していく。子供のゴブリンもいたけれど、心を鬼にしてと止めをさしていく
数が多くて、2時間程かかってしまったが、何とか全てのゴブリンを討伐する事が出来たみたいだ
『もうゴブリンはいないよね?」
『はい。全てのゴブリンの討伐が終わっています』
それを聞いて、あらかじめ調べておいた、場所に向かう
向かう場所は、人質のいる場所だ。近づくにつれて、小さな呻き声が聞こえてくる
鉄格子を開けて、中に入ると鼻に突く嫌な臭いがした。薄暗くジメジメとした部屋の中は、目をそむけたく程の、悲惨な光景が広がっていた
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