心からの愛してる

マツユキ

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「ごふっ…がっ…」

あれから、結良は男たちから蹴られ続けていた。サンドバックを蹴るかのように、容赦なく

「ハハハッ!舐めた真似しなけりゃぁ、もちっと優しくしてやったかもしれねぇのによぉ!」

「おま、それは無いだろうよう!」

笑いながら、話している男たちは、なおも蹴るのを止めない

暫く蹴られていた結良は、意識朦朧としていた

少し飽きて来たのか、男の1人がしゃがんで結良の髪を掴み、持ち上げる。辛うじて顔にかかっていた、メガネが軽い音を立てて、地面に落ちた

「なぁ…飽きて来たんだけど、そろそろ仕上げに、」

そう言った男の視線が、結良の顔に注がれた。その瞬間、固まる男。そんな男を不審に思ったのか、残り2人の男も、覗き込むようにして男を見た後、結良を見る

「―――まじかよ」

3人の男は、一様に結良に見惚れていた

真っ白で、肌理きめの整った美しい肌。白い肌に咲くバラの花の様な、艶めかしい唇。そして、極めつけに、荒い呼吸が何ともいやらしい

―――ゴクッ

男たちが喉を鳴らす。その目は欲情に濡れていた

「おい、まじかよ」

「やべぇ…まじで、やべぇ」

食い入るように結良を見つめる3人。髪を掴んでいる男が、結良の首筋に顔を近づけ、深く息を吸った

「はぁ…たまんねぇ」

男は無意識に、舌なめずりをした

掴んでいた髪を離し、首に手を添えて優しく地面に横たえる

「おい。死んでねぇよな?」

「あぁ」

「これから、どうするよ?」

「決まってるだろ?」

ニヤッと笑った男は、結良の服に手をかけ始める。前を肌蹴させると、現れたのは、可愛らしい乳房が現れる

「へっ…たまらねぇなぁ」

男は、乳房に顔を近づけ、ペロリと舐めた

「んっ…」

意識が朦朧としている、結良の口から、悩ましい声が漏れた

「やべぇ…俺もう、我慢できそうにねぇわ…」

そう言って、見ていた男の一人が結良に近づき、体を弄る様に手を這わす

(気持ち悪い…触らないで…体が、動かない…誰か、誰か助けて…)

涙が頬をつたった


―――


男たちは、暫くの間、結良の上半身を夢中で貪っていた。それこそ、今までそんな事に時間をかけずにいた事を、自分から、進んでやっていたのだ

それ程に、結良は男たちにとって、魅力的であった

そして、そんな時も終わりを告げようとしていた。とうとう男たちが、ズボンを脱がせようと、ベルトに手をかけ始めたのだ

顔や体を舐めまわされるのには、なんとか耐えられた。嫌悪感から、吐き気がしたが、それでも耐えた。でも、それから先は、耐えられそうにない

恋愛や、性に疎い結良にだって、これから先に何が待っているのかくらいは分かる

興奮したように、鼻息荒くベルトに手をかけている男は、気がせいているのか、ベルトを外すのに手間取っている

(誰か…助けて…――――会長…)

意識を手放そうとした時、浮かんだのは竜元の顔だった
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