転生貴族のスローライフ

マツユキ

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翌日

大陸の名前と、街の名前の件で緊急会議を開く事になった

メンバーは僕とバルト、ハンスにフランク。そしてダノバスと今回はゲルドラ様も参加してもらっている。進行役はバルトだ

「では、会議を始めます。議題は大陸、及び街の名をどうするか。何かありますか?」

「いいかな?」

「はい、マリス様」

「大陸の名前何だけど、ゲルドラ様に元々この大陸がなんと呼ばれていたのかを核にしておきたいんだ」

『我にか?…そうさな。遥か昔、この大陸はルシュドラと呼ばれていた。そなたらが良いならば、この名を使うといい』

「ルシュドラ…うん!この大陸はゲルドラ様の復活によって、再生した。だから、大陸の名も変わる事なく、ルシュドラ大陸とする。どうかな?」

「異論はありませんな」

「私もありません」

ハンスとフランクが賛同を示してくれる

「私も異論はありません。異論どころか、遥か昔に失われた名を再び…光栄な事ですね」

「だな。俺も異論はねぇ」

「では、大陸の名は決まりましたね。次は街の名です。まずは第一の街、この街の名を決めましょう」

皆であれやこれやと意見を出し合う事、数時間。意見をまとめ、第一の街の名前が決まった

「では、第二の街、商業の街の名を決めましょう。何かありますか?」

「僕からいい?さっきの候補の中にあった、ルべリオンってどうかな?」

「ふぅむ。商業の街、ルべリオン。良いですなぁ!」

どうやら気に入ってもらえたようだ

「では、大陸の名はルシュドラ。第一の街、ユグドラ。第二の街、ルべリオン。これで決まりましたね」

「そうですな。難航するかと思っておりましたが、思いのほか早く終わりました」

「えぇ。あ、このまま会議を続行しませんか?話し合わなければいけない事は沢山ありますし」

ハンスの意見に同意したのは、

「いいですね。動き始める前に、形を作っておくのは重要ですから」

バルトだった。バルトの言葉を聞いたダノバスはげんなりした顔をしている

『我はもう必要あるまい?戻って休む事にするよ』

ゲルドラ様はそう言うと、返事も聞かずに出て行ってしまった

「では、少し休憩した後、会議を再開しましょう」

そう言って、資料を取って来ると言ってバルトは出て行ってしまった。バルトに続き、ハンストフランクも出て行ってしまい、部屋には僕とダノバスだけに

「長丁場になりそうだな…」

深い溜息をつきながら、頭を掻く

「そうだね…でもやらなきゃいけない事だし、頑張るしかないね」

「そうだな。商業を開始する事もそうだが、領民が一気に増えたんだ。税の事もあるし、色々進める前に、決めておいた方が良いのは確かだしな」

「うん。長丁場になりそうだし、何かつまむ物でも貰ってこようかな」

「そりゃぁいい!んじゃ俺も、行くとするか」

僕とダノバスは、小腹がすいた時の為の食料と、飲み物の確保に出かけるのだった
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