25 / 42
第4章 バイオハザード?
第25話 恐怖! ゾンビワーム
しおりを挟む
それから僅か3日で編成を終え、俺達はブルーレット街の葬送作業に入る。作業員の他に捕虜として捕らえた騎士団員も一緒だ。本人以外達には話していないがこいつら全員にとある寄生虫を植え付けてある。いざというときにはこいつら捕虜を解放し、葬送が終わるまでの休戦を訴えさせることになっている。
もたろん罠だけどな。誰がせっかくの捕虜をただで返すかよ。ま、大人しく引いてくれるなら見逃すつもりだったが。
「で、案の定おいでなすったと」
つい先程見張りから接近中の部隊ありと報告を受けたのだ。結構な数らしい。
「まぁ、予想通りだな。おい、捕虜達よ聞け。今からお前らを解放してやる。その代わり約束通り葬送作業が終わるまで戦闘の休止を訴えてもらうぞ」
捕虜達には予めもし襲撃があった場合の交渉にお前らを利用すると伝え、その内容に了承してもらっている。
「いいだろう。ブルーレットの街の人達も葬送してくれるんだよな?」
「無論だ」
「なら俺は構わん。約束は守る」
改めての確認にホルヌスは是と答える。うん、それは守る。やらないとこっちも困るからな。
「よし、なら行っていいぞ。おい、捕虜どもを全員解放してやれ!」
ホルヌスの号令で捕虜たち達の束縛は解かれる。そして遥か先にいる人間達の部隊へ向かってもらった。
* * *
「へっ、誰が魔族との約束なんか守るかよ。信じて解放とか馬鹿だよな」
「全くだ。部隊と合流したら予備の武器を借りて逆襲してやろうぜ」
元捕虜たちは下卑た笑いを浮かべ人間達の部隊を目指した。そして合流を果たし予備の武器を手に行動を共にしたのである。それはまさにソロモンの予想通りの行動であった。
「な、なんだ……!? うおお!?」
突如戻って来た元捕虜たちが全身を小刻みに痙攣させる。まるで踊っているかのように身体を震えさせ、近くにいた者が声をかけた。
「お、おいどうした?」
踊る元捕虜は焦点の定まらない黒目をぐりんぐりんと動かし、そして血反吐を吐く。その血反吐の中には蠢く小さな虫が混じっており、それを顔に浴びた兵士の口の中に入っていった。
「うわぁぁぁっっ!? な、なんじゃこりゃあああっっ!!」
血を浴びた兵士はパニックを起こし、自分の中に虫が入ったことに気づくことはないかった。
そして踊っていた元捕虜は近くにいた兵士の両肩を掴むと、そのおぞましい顔を向ける。
「ひ、ひいいぃぃぃっっ!?」
その元捕虜の目から口からおびただしい数の虫がウニョウニョと湧き出てはボトボトと地面に落ちていった。
そしてその元捕虜たちは近くの兵士の兜を奪い去り、いきなり唇を奪う。そして口移しで大量の虫が犠牲となった兵士の体内へと侵入した。
犠牲となった兵士もその全身を激しく踊らせた後、その身に大量の寄生虫を宿らせる。そして他の兵士を襲い、仲間を増やしていった。
召喚寄生虫レベル9ゾンビワーム。
この寄生虫に寄生されたものはゾンビのように人を襲い、仲間を増やすための苗床になってしまうのだ。繁殖速度が異常に早く獰猛で、10匹に寄生されれば5分後にはゾンビ化しているだろう。
そのため人間の部隊はたちまちバイオハザードを起こしてしまったのである。
「な、何が起こっている!」
「わ、わかりません。合流した騎士団員が突然仲間を襲い始めました!」
あちこちで悲鳴があがり、部隊はパニックに包まれていた。ゾンビ化した兵士は当然首を跳ねても襲って来る。どんなメカニズムなのか全くの不明だがそれがこの寄生虫の恐るべき能力であった。
「ぎゃあああっっっ!!!」
「ひいいいいっっっ!!」
所詮は揺く死体なのでそこまで動きは早くはなく、力もそこまで強いわけではない。しかし目から口からうじ虫のような寄生虫がうぞうぞと湧き出す様は見た目のインパクトが凄すぎた。そのためパニックを起こし、捕まって寄生虫を植え付けられていく。
そして追い打ちをかけるようにまた別の寄生虫が猛威を振るう。まだゾンビ化していなかった元捕虜たちが突然腹痛に苦しみ始めたのである。
「な、なんだ? は、腹がいてぇっ」
そしてその寄生虫はそのおぞましい姿を現した。元捕虜たちの腹を食い破り出てきたそれは、ブルーレットの街でも猛威を振るったピンク色の触手を持つ巨大ななめくじ。人食い寄生虫マンイーターであった。
「な、なんだこいつはぁっ!?」
寄生虫ゾンビと人食い寄生虫が同時に暴れまわり、部隊はますます混沌とした状況へと追い込まれる。
そしてナトリウム兵一万の内既に五百人近くがゾンビワームとマンイーターの餌食となり、状況の悪化は加速していく。
「無事な者は一度引け! ゾンビと化け物から距離を取り、魔法にて一掃する」
そんな中でも指揮官は冷静に状況を整理して対策を講じる。
「ゾンビはそれほど早く動けるわけじゃない。背中を見せてもかまわん、とにかく距離を取れ!」
さらに声を張り上げ、配下たちに指示を出すと、高ランクの騎士たちが神聖魔法で撤退を援護する。
「ホーリーアロー!」
「アニヒレーション!」
魔法の矢でゾンビ達を蹴散らし、浄滅魔法でマンイーターを消滅させる。そうやって距離を取ることに成功し、反撃へ転じようと寄生虫達に身体を向ける。
しかしここに来てマンイーターが意外な行動を取り始める。マンイーターの触手が寄生虫ゾンビを掴むと、ぐるんと遠心力を利用して投げ出したのである。
そうやって投げ出された寄生虫ゾンビは部隊の真ん中にいた騎士に衝突。勢いで倒された騎士はそのまま兜を剥ぎ取られ唇を奪われる。
「~~~~!!」
口移しで寄生虫を植え付けられ、騎士はショックで気を失いそうになる。更に追い打ちをかけるように寄生虫ゾンビが部隊目掛けて飛来し、部隊は再びパニックに陥った。
もたろん罠だけどな。誰がせっかくの捕虜をただで返すかよ。ま、大人しく引いてくれるなら見逃すつもりだったが。
「で、案の定おいでなすったと」
つい先程見張りから接近中の部隊ありと報告を受けたのだ。結構な数らしい。
「まぁ、予想通りだな。おい、捕虜達よ聞け。今からお前らを解放してやる。その代わり約束通り葬送作業が終わるまで戦闘の休止を訴えてもらうぞ」
捕虜達には予めもし襲撃があった場合の交渉にお前らを利用すると伝え、その内容に了承してもらっている。
「いいだろう。ブルーレットの街の人達も葬送してくれるんだよな?」
「無論だ」
「なら俺は構わん。約束は守る」
改めての確認にホルヌスは是と答える。うん、それは守る。やらないとこっちも困るからな。
「よし、なら行っていいぞ。おい、捕虜どもを全員解放してやれ!」
ホルヌスの号令で捕虜たち達の束縛は解かれる。そして遥か先にいる人間達の部隊へ向かってもらった。
* * *
「へっ、誰が魔族との約束なんか守るかよ。信じて解放とか馬鹿だよな」
「全くだ。部隊と合流したら予備の武器を借りて逆襲してやろうぜ」
元捕虜たちは下卑た笑いを浮かべ人間達の部隊を目指した。そして合流を果たし予備の武器を手に行動を共にしたのである。それはまさにソロモンの予想通りの行動であった。
「な、なんだ……!? うおお!?」
突如戻って来た元捕虜たちが全身を小刻みに痙攣させる。まるで踊っているかのように身体を震えさせ、近くにいた者が声をかけた。
「お、おいどうした?」
踊る元捕虜は焦点の定まらない黒目をぐりんぐりんと動かし、そして血反吐を吐く。その血反吐の中には蠢く小さな虫が混じっており、それを顔に浴びた兵士の口の中に入っていった。
「うわぁぁぁっっ!? な、なんじゃこりゃあああっっ!!」
血を浴びた兵士はパニックを起こし、自分の中に虫が入ったことに気づくことはないかった。
そして踊っていた元捕虜は近くにいた兵士の両肩を掴むと、そのおぞましい顔を向ける。
「ひ、ひいいぃぃぃっっ!?」
その元捕虜の目から口からおびただしい数の虫がウニョウニョと湧き出てはボトボトと地面に落ちていった。
そしてその元捕虜たちは近くの兵士の兜を奪い去り、いきなり唇を奪う。そして口移しで大量の虫が犠牲となった兵士の体内へと侵入した。
犠牲となった兵士もその全身を激しく踊らせた後、その身に大量の寄生虫を宿らせる。そして他の兵士を襲い、仲間を増やしていった。
召喚寄生虫レベル9ゾンビワーム。
この寄生虫に寄生されたものはゾンビのように人を襲い、仲間を増やすための苗床になってしまうのだ。繁殖速度が異常に早く獰猛で、10匹に寄生されれば5分後にはゾンビ化しているだろう。
そのため人間の部隊はたちまちバイオハザードを起こしてしまったのである。
「な、何が起こっている!」
「わ、わかりません。合流した騎士団員が突然仲間を襲い始めました!」
あちこちで悲鳴があがり、部隊はパニックに包まれていた。ゾンビ化した兵士は当然首を跳ねても襲って来る。どんなメカニズムなのか全くの不明だがそれがこの寄生虫の恐るべき能力であった。
「ぎゃあああっっっ!!!」
「ひいいいいっっっ!!」
所詮は揺く死体なのでそこまで動きは早くはなく、力もそこまで強いわけではない。しかし目から口からうじ虫のような寄生虫がうぞうぞと湧き出す様は見た目のインパクトが凄すぎた。そのためパニックを起こし、捕まって寄生虫を植え付けられていく。
そして追い打ちをかけるようにまた別の寄生虫が猛威を振るう。まだゾンビ化していなかった元捕虜たちが突然腹痛に苦しみ始めたのである。
「な、なんだ? は、腹がいてぇっ」
そしてその寄生虫はそのおぞましい姿を現した。元捕虜たちの腹を食い破り出てきたそれは、ブルーレットの街でも猛威を振るったピンク色の触手を持つ巨大ななめくじ。人食い寄生虫マンイーターであった。
「な、なんだこいつはぁっ!?」
寄生虫ゾンビと人食い寄生虫が同時に暴れまわり、部隊はますます混沌とした状況へと追い込まれる。
そしてナトリウム兵一万の内既に五百人近くがゾンビワームとマンイーターの餌食となり、状況の悪化は加速していく。
「無事な者は一度引け! ゾンビと化け物から距離を取り、魔法にて一掃する」
そんな中でも指揮官は冷静に状況を整理して対策を講じる。
「ゾンビはそれほど早く動けるわけじゃない。背中を見せてもかまわん、とにかく距離を取れ!」
さらに声を張り上げ、配下たちに指示を出すと、高ランクの騎士たちが神聖魔法で撤退を援護する。
「ホーリーアロー!」
「アニヒレーション!」
魔法の矢でゾンビ達を蹴散らし、浄滅魔法でマンイーターを消滅させる。そうやって距離を取ることに成功し、反撃へ転じようと寄生虫達に身体を向ける。
しかしここに来てマンイーターが意外な行動を取り始める。マンイーターの触手が寄生虫ゾンビを掴むと、ぐるんと遠心力を利用して投げ出したのである。
そうやって投げ出された寄生虫ゾンビは部隊の真ん中にいた騎士に衝突。勢いで倒された騎士はそのまま兜を剥ぎ取られ唇を奪われる。
「~~~~!!」
口移しで寄生虫を植え付けられ、騎士はショックで気を失いそうになる。更に追い打ちをかけるように寄生虫ゾンビが部隊目掛けて飛来し、部隊は再びパニックに陥った。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる