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第180話 アルテアの審判 前編
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「よくやってくれた、龍炎光牙の諸君」
玉座に腰掛けた国王陛下が僕らに労いの言葉をかける。アマラの敗北宣言をもって戦争は終結し、国王陛下にお伝えしたはいいんだけど国王陛下も「人間である余に神霊を裁けと申すのか?」と難色を示したんだよね。そこで僕はある提案をしたのだ。
そう、人間に無理なら神様に裁いてもらえばいいじゃないか。神様の裁定に文句を言える人なんてこの世にいないからね。幸いこちらにはリーネ願いがある。これなら教皇聖下もナーラ皇女殿下も文句は言えまい。
「そ、それでそちらがニーグリンド国王アマラとし、熾天使であらせられるニーグリ様でございますね?」
さしもの国王陛下もモノホンの神霊を前にして緊張しいるようだ。この謁見の間には教皇聖下も皇女殿下も列席し、当然教会や国の重鎮も神霊様を一目拝もうと列席していた。それが元魔王のニーグリと知って皆驚いていたけどね。
教皇聖下も皇女殿下も毅然とした態度で臨んではいるものの、内心複雑だろう。なにせ自分たちの大事な聖都を廃墟にした張本人が熾天使と天人になっているのだから。
「エストガレス国王。僕がニーグリンド国王のアマラだ。この度のこと、そちらの教皇聖下と皇女殿下には本当に済まないことをしたと思っている。如何様な裁きであっても受け入れよう」
「エストガレス国王。僕は元々魔王だ。この戦争の原因は僕にある。今のニーグリンドにアマラは必要な存在だ。どうか寛大な裁きをお願いしたい」
二人は恭しく礼をし、発言する。その様子に謁見の間にどよめきが広がった。まぁ仮にも神霊が頭を下げてるんだからね。戸惑うの無理はない。
「待っていただこう。成り行きとはいえ、仮にも神霊様と天人様を裁くのは人の領分を越えた行為。そこで提案なのだがアルテア様に裁定していただくのはどうだろう。できるな、克肖女リーネよ」
「仰せのままに」
国王陛下の提案にリーネが答える。その返答に謁見の間がざわつく。
「アルテア様に裁いていただくだと?」
「おお、そういえば確か克肖女リーネはアルテア様を召喚してことがあるとか……」
リーネがアルテア様を召喚したことは王太子殿下が証人だ。吟遊詩人に歌にもされて多くの人が知っている。だがリーネはあれ以来まだ願いを使ってアルテア様を召喚したことはなかった。まぁ、大した用もないのに喚び出すなんてできないからね。
「静まるがいい。神霊様もそれでよろしいですな?」
「ご随意に」
ざわめく謁見の間を静め、国王陛下がニーグリに承認を求める。ニーグリはもちろんそれを受け入れた。ニーグリにはわかっているのだろう。リーネが願いでアルテア様を召喚した場合、アルテア様がどういう裁定をするか。
そう、アルテア様はあくまでリーネの願いを叶えるために顕現するのである。そしてリーネの願いは僕がこうなったらいい、と思う裁定が下ることなんだよね。もちろんそれは国王陛下にも教皇聖下にも内緒だ。世の中知らないほうが幸せなこともあるもんね。
「ではアルテア様を召喚します。偉大なる女神アルテア様、どうか私の声をお聞き届け下さい。願い……」
リーネが跪いて祈りを捧げる。するとリーネの頭上に光の粒子が集まり始め、それはやがて人型の光となり色づいてゆく。
「おお、あれが女神アルテア様……!」
「な、なんと神々しいことか……!」
謁見の間に姿を現した黒髪の女神様。白い衣服を身に纏い、熾天使さえも平伏するその神気を前にし僕達全員が床に頭をこすりつけた。
「面を上げなさい、人の子らよ。そこの天人と熾天使もです」
アルテア様の許しを得て皆が頭を上げる。見ると教皇聖下は言うに及ばず、国王陛下も玉座を降りて平伏していたようだ。そりゃそうか。それにひてもこの神気、ザルス様の比じゃないね。さすが最高神様だ。
「まさか私に戦後の処理を任されるとは思いませんでしたが、こうなっては確かに人の手に余るというもの。いいでしょう、今回は私が裁定します。その代わり異議は認めませんが、いいですね?」
「ははっ、勿論でございます!」
「はい、如何なる裁定にも異議を唱えないことを誓います!」
教皇聖下も皇女殿下も再び頭を下げアルテア様に誓う。アルテア様がチラリと僕を見て微笑んだ。そして……。
――少々甘い裁定だと思いますが、実を取るなかなか良い考えです。あなたの意見を採用いたしましょう。私にとっても利のある話になっていますし。
念話で僕の案の採用を伝えてきた。
アルテア様怒ってなくて良かった……。
「ではまずニーグリンド国王アマラ」
「は、はい!」
まず呼ばれたのはアマラだった。アマラは頭を上げ、アルテア様の裁定を待つ。
「貴方の犯した罪はとても大きい。聖都を滅ぼし、多くの人を不幸にしました。しかしかつてのフォルトゥナで政変を起こし、結果多くの人を救いました。そして悪魔の力を正しく使い、貧困を無くすことに尽力した功績を認めましょう。その結果、あなたは今のニーグリンドになくてはならない王となりました。それに在野に残った悪魔たちもまだ残っています。主を失った悪魔達は暴走し、多くの人を傷つけるでしょう。そしてそれはニーグリンドだけに留まる話ではありません」
アルテア様の言葉に皆が戸惑いの色を見せた。そう、もし今アマラが処刑されてしまった場合、クリフォトの木から生まれた悪魔達は人の敵となってしまう恐れがある。それでは困るのだ。
「確かに仰る通りにございます」
ニーグリがそれを肯定すると、アルテア様は静かに頷いた。そして審判が下される。
「ニーグリンド国王アマラ。クリフォトの木から生まれた悪魔達は貴方になら従います。そして人魔に変えた人達も同様でしょう。それは貴方が人間に戻っても変わりありません。貴方から天人としての資格を剥奪し人間としてニーグリンドの国を治めることを命じます。そしてあなたが不正を働けば即座に地獄に落ちるものと心得なさい」
「は、ははーっ! 寛大な裁きに感謝いたします。このアマラ、生きて罪を償う道を歩みます」
アルテア様の寛大な判決にアマラは額を擦り付けて感謝した。とはいえ、これはこれで相当な茨の道だと思うけどね。このままじゃニーグリンドは破綻する。だからこそニーグリが重要になるのだ。
玉座に腰掛けた国王陛下が僕らに労いの言葉をかける。アマラの敗北宣言をもって戦争は終結し、国王陛下にお伝えしたはいいんだけど国王陛下も「人間である余に神霊を裁けと申すのか?」と難色を示したんだよね。そこで僕はある提案をしたのだ。
そう、人間に無理なら神様に裁いてもらえばいいじゃないか。神様の裁定に文句を言える人なんてこの世にいないからね。幸いこちらにはリーネ願いがある。これなら教皇聖下もナーラ皇女殿下も文句は言えまい。
「そ、それでそちらがニーグリンド国王アマラとし、熾天使であらせられるニーグリ様でございますね?」
さしもの国王陛下もモノホンの神霊を前にして緊張しいるようだ。この謁見の間には教皇聖下も皇女殿下も列席し、当然教会や国の重鎮も神霊様を一目拝もうと列席していた。それが元魔王のニーグリと知って皆驚いていたけどね。
教皇聖下も皇女殿下も毅然とした態度で臨んではいるものの、内心複雑だろう。なにせ自分たちの大事な聖都を廃墟にした張本人が熾天使と天人になっているのだから。
「エストガレス国王。僕がニーグリンド国王のアマラだ。この度のこと、そちらの教皇聖下と皇女殿下には本当に済まないことをしたと思っている。如何様な裁きであっても受け入れよう」
「エストガレス国王。僕は元々魔王だ。この戦争の原因は僕にある。今のニーグリンドにアマラは必要な存在だ。どうか寛大な裁きをお願いしたい」
二人は恭しく礼をし、発言する。その様子に謁見の間にどよめきが広がった。まぁ仮にも神霊が頭を下げてるんだからね。戸惑うの無理はない。
「待っていただこう。成り行きとはいえ、仮にも神霊様と天人様を裁くのは人の領分を越えた行為。そこで提案なのだがアルテア様に裁定していただくのはどうだろう。できるな、克肖女リーネよ」
「仰せのままに」
国王陛下の提案にリーネが答える。その返答に謁見の間がざわつく。
「アルテア様に裁いていただくだと?」
「おお、そういえば確か克肖女リーネはアルテア様を召喚してことがあるとか……」
リーネがアルテア様を召喚したことは王太子殿下が証人だ。吟遊詩人に歌にもされて多くの人が知っている。だがリーネはあれ以来まだ願いを使ってアルテア様を召喚したことはなかった。まぁ、大した用もないのに喚び出すなんてできないからね。
「静まるがいい。神霊様もそれでよろしいですな?」
「ご随意に」
ざわめく謁見の間を静め、国王陛下がニーグリに承認を求める。ニーグリはもちろんそれを受け入れた。ニーグリにはわかっているのだろう。リーネが願いでアルテア様を召喚した場合、アルテア様がどういう裁定をするか。
そう、アルテア様はあくまでリーネの願いを叶えるために顕現するのである。そしてリーネの願いは僕がこうなったらいい、と思う裁定が下ることなんだよね。もちろんそれは国王陛下にも教皇聖下にも内緒だ。世の中知らないほうが幸せなこともあるもんね。
「ではアルテア様を召喚します。偉大なる女神アルテア様、どうか私の声をお聞き届け下さい。願い……」
リーネが跪いて祈りを捧げる。するとリーネの頭上に光の粒子が集まり始め、それはやがて人型の光となり色づいてゆく。
「おお、あれが女神アルテア様……!」
「な、なんと神々しいことか……!」
謁見の間に姿を現した黒髪の女神様。白い衣服を身に纏い、熾天使さえも平伏するその神気を前にし僕達全員が床に頭をこすりつけた。
「面を上げなさい、人の子らよ。そこの天人と熾天使もです」
アルテア様の許しを得て皆が頭を上げる。見ると教皇聖下は言うに及ばず、国王陛下も玉座を降りて平伏していたようだ。そりゃそうか。それにひてもこの神気、ザルス様の比じゃないね。さすが最高神様だ。
「まさか私に戦後の処理を任されるとは思いませんでしたが、こうなっては確かに人の手に余るというもの。いいでしょう、今回は私が裁定します。その代わり異議は認めませんが、いいですね?」
「ははっ、勿論でございます!」
「はい、如何なる裁定にも異議を唱えないことを誓います!」
教皇聖下も皇女殿下も再び頭を下げアルテア様に誓う。アルテア様がチラリと僕を見て微笑んだ。そして……。
――少々甘い裁定だと思いますが、実を取るなかなか良い考えです。あなたの意見を採用いたしましょう。私にとっても利のある話になっていますし。
念話で僕の案の採用を伝えてきた。
アルテア様怒ってなくて良かった……。
「ではまずニーグリンド国王アマラ」
「は、はい!」
まず呼ばれたのはアマラだった。アマラは頭を上げ、アルテア様の裁定を待つ。
「貴方の犯した罪はとても大きい。聖都を滅ぼし、多くの人を不幸にしました。しかしかつてのフォルトゥナで政変を起こし、結果多くの人を救いました。そして悪魔の力を正しく使い、貧困を無くすことに尽力した功績を認めましょう。その結果、あなたは今のニーグリンドになくてはならない王となりました。それに在野に残った悪魔たちもまだ残っています。主を失った悪魔達は暴走し、多くの人を傷つけるでしょう。そしてそれはニーグリンドだけに留まる話ではありません」
アルテア様の言葉に皆が戸惑いの色を見せた。そう、もし今アマラが処刑されてしまった場合、クリフォトの木から生まれた悪魔達は人の敵となってしまう恐れがある。それでは困るのだ。
「確かに仰る通りにございます」
ニーグリがそれを肯定すると、アルテア様は静かに頷いた。そして審判が下される。
「ニーグリンド国王アマラ。クリフォトの木から生まれた悪魔達は貴方になら従います。そして人魔に変えた人達も同様でしょう。それは貴方が人間に戻っても変わりありません。貴方から天人としての資格を剥奪し人間としてニーグリンドの国を治めることを命じます。そしてあなたが不正を働けば即座に地獄に落ちるものと心得なさい」
「は、ははーっ! 寛大な裁きに感謝いたします。このアマラ、生きて罪を償う道を歩みます」
アルテア様の寛大な判決にアマラは額を擦り付けて感謝した。とはいえ、これはこれで相当な茨の道だと思うけどね。このままじゃニーグリンドは破綻する。だからこそニーグリが重要になるのだ。
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