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薄青と記憶 10
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―オクタ―
「あんた今どこにいるの!?」
耳にキンと突き刺さるような声だ。思わずスマホを耳から離す。
「なんで、リラが出るんだよ。秋花のスマホだろ?」
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。六花ちゃんは今どこ?」
「……」
悪寒が走り、息が詰まる。身体が高いところから一気に落ちるように全身が粟立った。
工作員がわざわざ他の工作員の生徒に言及することはほとんどない。自身に与えられた仕事に一切の関係がないからだ。
指導方針は全て担当の工作員に委ねられており、それに口を出すことは担当を決めた“上”に意見するも同然。
リラもそれを知らないわけじゃない。しかし、それを無視しても六花の居場所を確認しなくてはならないほどの緊急事態だと言うことだ。
「……一緒じゃ無いんだね」
「ど、どどど、どうしよう!六花ちゃんが!六花ちゃんが!!」
電話の奥で子どもの叫び声が聞こえる。声からして秋花だ。
リラは一度しか言わないからと強く前置きしてから話し出す。
「今あんたがいるところの右、トイレの近くで30代くらいの男2人に話しかけられて、駐車場に連れ込まれたところからカメラで追えていない」
「……」
「はぁ、秋花達に色々教えてたんだけど、コイツ暇だったみたいで私の目を盗んで遊んでたんだ。そしたら偶々、いじってたカメラであんたの所の六花って子を見つけたんだと。少し見てたらしいんだけど、駐車場に入って以降どこにも映っていない」
「……電話は繋いでおいてくれ」
オクタはスマホを耳に当てたまま駐車場に向かって走り出す。
(敵は何だ?人数は2人だけなのか?)
焦る頭を冷静に落ち着かせ、状況把握に努める。事前情報はほとんどナシ。敵は未知数で、目的も不明。だが、今のオクタにはそんな些細なこと
――――どうでも良い。
“大勢の人を助けたいんです!”
そう言った六花はまだまだ未熟者だ。彼女がこれから先も同じ気持ちであるかはわからない。だが、彼女には自分の思うもののために生きてほしい。
オクタは2度と同じ過ちを繰り返さないと心に決め、教え子を救うため動き始めた。
「アテがある。ラーレにも応援を。ソイツらが駐車場に向かったなら移動手段は限られる。そっちでも追ってくれ」
―ヘキサ―
「何でこんな子どもが?」
「こいつはアレの教え子なんだと」
「え!?教え子ですか?まだ小学生くらいの女の子なのに……可哀想に」
話し声が聞こえる。聞き馴染みのない声だ。六花が目を覚ますと、目の前に2人の男の姿ががぼんやりと浮かび上がった。
男達に六花が目覚めたことに気づいた様子はない。
六花は体を起こそうと身を捻るがうまく動かなかった。
(……手が縛られてる!?)
手は後ろに回っていて見えないが、感触からして親指同士が結束バンドで縛られているようだった。事態を理解した時、六花の中に強い不安を孕んだ恐怖心が生まれ、激しい動機に胸が苦しくなる。心臓の音が外に漏れていないことが不思議なくらいだ。
ブルーシートの上に寝かされた状態で後ろ手に縛られていて身動きが取れない。幸運なことに足は縛られていないようだが、幼い六花には十分な拘束力がある。
パニックを起こし、目が覚めたことに気づかれたら殺されてしまうかもしれない。六花は咄嗟にそう判断し、浅い呼吸を落ち着かせることに努めた。攫われてしまったことにはもちろん気づいているが、それを意識してもより不安になるだけだ。
六花は無意識の内に今の自分にできることを探した。
寝転がったまま、視線を動かし、周囲を確認する。
(ここはどこ?倉庫?すごくボロいけど……)
照明がうっすらと室内を照らしており、倉庫全体の把握は難しい。が、倉庫の天井付近にある窓が暗く、外は夜であろうと想像できた。空腹感もそれほどなく、オクタと離れてからそこまで時間もたっていない。
(なら、そこまで遠くは離れてない?)
目の前の男2人が味方とは思えない。敵と考えていいだろう。倉庫内には段ボールや木箱が乱雑に積まれており、陰になっている部分が多い。六花に見えているのはほんの一部分だけだ。
(敵は……2人だけ?あの人達って)
ショッピングモールで声をかけてきた男だとその時気づいた。
(ダメだ、声をかけられて、それから……)
声をかけられて、駐車場に連れていかれて……以降のことが全く思い出せない。
不意に「起きたか?」という声が倉庫に響き、身体がビクッと反応する。
「まだ、起きるはずないですよ。……子どもにこんなことを言うのは気がひけるんですが、この子はアイツの教え子なんですよね?始末するわけにいかないんですか?」
「……駄目だ。こいつはまだ救える。死なれたら困る」
(始末?……私は、殺される?それよりも、アイツってししょーのこと?)
頭にオクタの顔がよぎる。ずっと仏頂面で何やら難しい顔をしてはなんでもないとはぐらかす。そんな男だ。
生活を共にし、まだ数日の付き合いだが、彼の言葉が間違っていたためしはない。
父親同然の存在とまではいかない。固く言えば六花は彼に恩に似たものを感じていた。
こんなところにはいられない。オクタならここでじっとしていれば、助けに来てくれるかもしれないが、罠があるかもしれないところに来させるなんて、駄目だ。
(自分でやるんだ!もう私の周りの人は……奪わせない!)
袖に隠していた仕込みナイフを2人に見えないようにゆっくり取り出す。なんとか刃を出し、結束バンドを切ろうとするが、手がどうなっているかが見えないせいで中々切れない。
「そっちへ行くなって。変に起こしても面倒だ」
(この人たちにはまだバレてない。油断してる今しかない)
一度きりのチャンス。今の六花にとって1対2では勝ち目など無いに等しい。初めの不意打ちで1人を仕留め、1対1に持っていく。それでも5分にはならないが、ここでただただ死を待つよりは遥かにいい。
たった一度きりの一瞬。自分の全てがかかった一瞬を逃すことはできない。
しばらく縄と格闘していると、プツッと六花にも聞こえるかどうかという小さな音とともに、結束バンドが切れた。
そのままの姿勢で薄目を開け、隙を窺う。
(距離は五メートルくらい。相手に数秒の隙があれば、私でも、いける!)
不思議と恐怖はなかった。自分の手が汚れることについてもっとためらいが出るものだと思っていた。殺そうとしても、一線を跳び越えようとしても、どこかでブレーキがかかり動けなくなるものだと思っていた。
だが、命のやり取りは対岸の火事ではなく、今の自分と地続きにある。
オクタに引き取られ、ナイフを手にした時から覚悟は決まっていたのだ。
自分の手が汚れることよりも、自分を引き取ってくれたオクタを危険にさらすことの方が恐ろしく思えた。
そしてその隙は思ってもないほどあっけなく訪れた。2人そろって背中を向けて椅子に座り、目の前のコップに口を近づけた。
――――六花から視線が逸れた。
「ッ!!」
上体を勢いよく起こし、仕込みナイフを相手から見えないように持ち、駆け出す。2人がギョッとした隙をついてナイフを死角から首めがけて突き出す。
「――かはっ」
横腹に衝撃が走る。次の瞬間六花の小柄な体躯は地面に引っ張られるようにして吹き飛んだ。転がりながら咄嗟に受け身を取ったが身体にダメージが来る。
カラカラと音を立ててナイフが地面を転がる。
「うっ……けほっ」
顔を起こしてみると、2人の男の他にもう1人、いた。
(どこに……いたの……)
脚を振り上げている。息を殺し、隙を窺っていた時ですら3人目の気配は感じることができなかった。
(蹴とばされた……?いつから、いや、なんでそこ……)
突然のことに思考がうまくまとまらない。
「ナイフなんて持ってたのかよ」
「危ねえガキだな。どうして縛るときに確認しなかった」
「やっぱりもう手遅れだよ。今のうちにこんな地獄から解放してあげるべきだ」
男たちは口々に言う。ついには六花を蹴り飛ばした男が拳銃を取り出した。
「勝手なことはするな。指示を待てよ!俺たちの仕事はこの子を助けることだ」
静止の声も聞かず、男は引き金に指をかける。
「生かしてて殺されかけたやつが何言ってんだよ。あーもう十分だ。こんなガキ生きてる方が社会の害悪だ」
「でもまだ、子ど――」
「この距離なら十分殺せる。こいつでもな」
六花に冷たい光を放つ銃口が向けられる。六花は逃げずに男を睨み返した。
直後けたたましい破裂音が響き渡った。
「あんた今どこにいるの!?」
耳にキンと突き刺さるような声だ。思わずスマホを耳から離す。
「なんで、リラが出るんだよ。秋花のスマホだろ?」
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。六花ちゃんは今どこ?」
「……」
悪寒が走り、息が詰まる。身体が高いところから一気に落ちるように全身が粟立った。
工作員がわざわざ他の工作員の生徒に言及することはほとんどない。自身に与えられた仕事に一切の関係がないからだ。
指導方針は全て担当の工作員に委ねられており、それに口を出すことは担当を決めた“上”に意見するも同然。
リラもそれを知らないわけじゃない。しかし、それを無視しても六花の居場所を確認しなくてはならないほどの緊急事態だと言うことだ。
「……一緒じゃ無いんだね」
「ど、どどど、どうしよう!六花ちゃんが!六花ちゃんが!!」
電話の奥で子どもの叫び声が聞こえる。声からして秋花だ。
リラは一度しか言わないからと強く前置きしてから話し出す。
「今あんたがいるところの右、トイレの近くで30代くらいの男2人に話しかけられて、駐車場に連れ込まれたところからカメラで追えていない」
「……」
「はぁ、秋花達に色々教えてたんだけど、コイツ暇だったみたいで私の目を盗んで遊んでたんだ。そしたら偶々、いじってたカメラであんたの所の六花って子を見つけたんだと。少し見てたらしいんだけど、駐車場に入って以降どこにも映っていない」
「……電話は繋いでおいてくれ」
オクタはスマホを耳に当てたまま駐車場に向かって走り出す。
(敵は何だ?人数は2人だけなのか?)
焦る頭を冷静に落ち着かせ、状況把握に努める。事前情報はほとんどナシ。敵は未知数で、目的も不明。だが、今のオクタにはそんな些細なこと
――――どうでも良い。
“大勢の人を助けたいんです!”
そう言った六花はまだまだ未熟者だ。彼女がこれから先も同じ気持ちであるかはわからない。だが、彼女には自分の思うもののために生きてほしい。
オクタは2度と同じ過ちを繰り返さないと心に決め、教え子を救うため動き始めた。
「アテがある。ラーレにも応援を。ソイツらが駐車場に向かったなら移動手段は限られる。そっちでも追ってくれ」
―ヘキサ―
「何でこんな子どもが?」
「こいつはアレの教え子なんだと」
「え!?教え子ですか?まだ小学生くらいの女の子なのに……可哀想に」
話し声が聞こえる。聞き馴染みのない声だ。六花が目を覚ますと、目の前に2人の男の姿ががぼんやりと浮かび上がった。
男達に六花が目覚めたことに気づいた様子はない。
六花は体を起こそうと身を捻るがうまく動かなかった。
(……手が縛られてる!?)
手は後ろに回っていて見えないが、感触からして親指同士が結束バンドで縛られているようだった。事態を理解した時、六花の中に強い不安を孕んだ恐怖心が生まれ、激しい動機に胸が苦しくなる。心臓の音が外に漏れていないことが不思議なくらいだ。
ブルーシートの上に寝かされた状態で後ろ手に縛られていて身動きが取れない。幸運なことに足は縛られていないようだが、幼い六花には十分な拘束力がある。
パニックを起こし、目が覚めたことに気づかれたら殺されてしまうかもしれない。六花は咄嗟にそう判断し、浅い呼吸を落ち着かせることに努めた。攫われてしまったことにはもちろん気づいているが、それを意識してもより不安になるだけだ。
六花は無意識の内に今の自分にできることを探した。
寝転がったまま、視線を動かし、周囲を確認する。
(ここはどこ?倉庫?すごくボロいけど……)
照明がうっすらと室内を照らしており、倉庫全体の把握は難しい。が、倉庫の天井付近にある窓が暗く、外は夜であろうと想像できた。空腹感もそれほどなく、オクタと離れてからそこまで時間もたっていない。
(なら、そこまで遠くは離れてない?)
目の前の男2人が味方とは思えない。敵と考えていいだろう。倉庫内には段ボールや木箱が乱雑に積まれており、陰になっている部分が多い。六花に見えているのはほんの一部分だけだ。
(敵は……2人だけ?あの人達って)
ショッピングモールで声をかけてきた男だとその時気づいた。
(ダメだ、声をかけられて、それから……)
声をかけられて、駐車場に連れていかれて……以降のことが全く思い出せない。
不意に「起きたか?」という声が倉庫に響き、身体がビクッと反応する。
「まだ、起きるはずないですよ。……子どもにこんなことを言うのは気がひけるんですが、この子はアイツの教え子なんですよね?始末するわけにいかないんですか?」
「……駄目だ。こいつはまだ救える。死なれたら困る」
(始末?……私は、殺される?それよりも、アイツってししょーのこと?)
頭にオクタの顔がよぎる。ずっと仏頂面で何やら難しい顔をしてはなんでもないとはぐらかす。そんな男だ。
生活を共にし、まだ数日の付き合いだが、彼の言葉が間違っていたためしはない。
父親同然の存在とまではいかない。固く言えば六花は彼に恩に似たものを感じていた。
こんなところにはいられない。オクタならここでじっとしていれば、助けに来てくれるかもしれないが、罠があるかもしれないところに来させるなんて、駄目だ。
(自分でやるんだ!もう私の周りの人は……奪わせない!)
袖に隠していた仕込みナイフを2人に見えないようにゆっくり取り出す。なんとか刃を出し、結束バンドを切ろうとするが、手がどうなっているかが見えないせいで中々切れない。
「そっちへ行くなって。変に起こしても面倒だ」
(この人たちにはまだバレてない。油断してる今しかない)
一度きりのチャンス。今の六花にとって1対2では勝ち目など無いに等しい。初めの不意打ちで1人を仕留め、1対1に持っていく。それでも5分にはならないが、ここでただただ死を待つよりは遥かにいい。
たった一度きりの一瞬。自分の全てがかかった一瞬を逃すことはできない。
しばらく縄と格闘していると、プツッと六花にも聞こえるかどうかという小さな音とともに、結束バンドが切れた。
そのままの姿勢で薄目を開け、隙を窺う。
(距離は五メートルくらい。相手に数秒の隙があれば、私でも、いける!)
不思議と恐怖はなかった。自分の手が汚れることについてもっとためらいが出るものだと思っていた。殺そうとしても、一線を跳び越えようとしても、どこかでブレーキがかかり動けなくなるものだと思っていた。
だが、命のやり取りは対岸の火事ではなく、今の自分と地続きにある。
オクタに引き取られ、ナイフを手にした時から覚悟は決まっていたのだ。
自分の手が汚れることよりも、自分を引き取ってくれたオクタを危険にさらすことの方が恐ろしく思えた。
そしてその隙は思ってもないほどあっけなく訪れた。2人そろって背中を向けて椅子に座り、目の前のコップに口を近づけた。
――――六花から視線が逸れた。
「ッ!!」
上体を勢いよく起こし、仕込みナイフを相手から見えないように持ち、駆け出す。2人がギョッとした隙をついてナイフを死角から首めがけて突き出す。
「――かはっ」
横腹に衝撃が走る。次の瞬間六花の小柄な体躯は地面に引っ張られるようにして吹き飛んだ。転がりながら咄嗟に受け身を取ったが身体にダメージが来る。
カラカラと音を立ててナイフが地面を転がる。
「うっ……けほっ」
顔を起こしてみると、2人の男の他にもう1人、いた。
(どこに……いたの……)
脚を振り上げている。息を殺し、隙を窺っていた時ですら3人目の気配は感じることができなかった。
(蹴とばされた……?いつから、いや、なんでそこ……)
突然のことに思考がうまくまとまらない。
「ナイフなんて持ってたのかよ」
「危ねえガキだな。どうして縛るときに確認しなかった」
「やっぱりもう手遅れだよ。今のうちにこんな地獄から解放してあげるべきだ」
男たちは口々に言う。ついには六花を蹴り飛ばした男が拳銃を取り出した。
「勝手なことはするな。指示を待てよ!俺たちの仕事はこの子を助けることだ」
静止の声も聞かず、男は引き金に指をかける。
「生かしてて殺されかけたやつが何言ってんだよ。あーもう十分だ。こんなガキ生きてる方が社会の害悪だ」
「でもまだ、子ど――」
「この距離なら十分殺せる。こいつでもな」
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