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File2
給仕は薄青 12
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――6日目 朝――
―リコリス―
今日も和人は学校があるはずだった。教育係の待機所にある壁掛け時計は午前7時半を指し示している。
今ぐらいの時間なら和人は既に家を出ているのだろうなとリコリスは思いながら欠伸交じりに朝礼を聞き流していた。
突然教育係の休憩室にメイド長、ローラがやってきた。
「椛さんはいますか?……よろしければ一緒に来て頂きたいのですが!」
部屋に走りこんできたメイド長は肩で息をしていた。いつもよりも慌てた様子のメイド長に呆気に取られながらも、リコリスは返事をする。
「はい。私ならここに……」
メイド長はリコリスを見つけるや否やリコリスの手を掴んだ。
「え!?」
「学校に行く際の付き添いなのですが、椛さんを呼べと聞かなくて」
「……そんな事あります?」
リコリスも和人に近づくため行動していたとはいえ、ここまで露骨に変化が現れるとは思いもしなかった。しかも、メイド長が付き添う決まりになっている送迎にまでリコリスを指名してくるとは。
(気に入られすぎちゃったかな……?それとも本当にここの人たちが苦手なの?)
どちらにせよ断る理由も隙も無かった。リコリスはメイド長に連れられ正面玄関に向かう。
送迎用の車両の脇に和人は立っていた。メイド長がリコリスを連れてきたことを見るや否や笑顔をみせた。
「遅いぞ!早く乗って!」
リコリスから見ても浮かれているのが見えて呆れるような嬉しいような気持ちになった。
和人に促されるまま、リコリスとメイド長は三人で車に乗り込む。運転士は既に乗車していたらしく、三人がシートベルトをするのを確認すると発車させた。
邸宅の前に一本、真っ直ぐに伸びた道路があり、その両側に立派な庭園があった。
(六花ちゃんが掃除したって言ってたのはここかぁ)
教育係の仕事ではあまり庭園の付近に行くことはない。仕事を初めた時も裏口から入ったため、六花の言う立派な庭園をリコリスが見たのは初めてだ。
庭園を抜けると木々の生い茂る森になっていた。そこを百メートルほど進むと舗装された崖の道に繋がり、さらに数分走ると一般道に合流した。
(ここ、こうなってたんだ。来る時は目隠しされてたけど、今するのは不自然だし、ライースも許してくれる……よね?)
一抹の不安を抱えながら窓の外を見たり、何かを言おうとしてはやめる和人を見たりしながら学校へと向かった。
――6日目 朝――
―ヘキサ―
「今日は氷室さんと佐々木さんの二人は厨房と、食堂の清掃をお願いします」
「「はい!」」
いつも清掃する時は班ごとに一つの部屋を担当し、終わり次第、次の部屋へ移動していたが今日は違った。
なんでも、午後に来客の予定があるらしく応接室の清掃に六花達の班のメンバーも駆り出されており、余った六花と佐々木は通常通りの仕事を任されていた。
まだ朝だということもあって朝食の片付けをしている者や昼食の仕込みをしている者、様々だ。
食堂でも今日来客があることは知れ渡っていた。
一口にメイドとは言ってもそれらを指揮している班長は皆が皆、別々の考えを持っている。問題のない範囲で伸び伸びやらせている所もあるし、清掃班の様に厳格なルールに基づいているような所もある。
調理班は六花の目から見ても緩い雰囲気だった。マスクなどをしているが、お喋りをしながら仕込みをしている。何か情報を得られないかと、手を動かしつつ六花は聞き耳を立てる。
「今日来られるお客様の名前はなんて言ったっけ?」
「川田様……?」
「川田様は来週よ。……今日は私も誰がいらっしゃるのか聞いていませんね」
その後も調理班の面々は話をしていたが結局のところ来客の名前は分からずじまいだった。
しかし、このタイミングでの来客。何かを感じ取った六花はどうにか様子を探ることができないか思案する。
――6日目 昼――
―ヘキサ―
六花と佐々木は厨房と食堂の清掃を終え、休憩室に向かう。来客をもてなすために用意された応接室の清掃はすでに完了していたらしく、休憩室に入ると他の班員が先に休んでいた。
「お疲れ様です」
「氷室さんに佐々木さん、二人ともお疲れ様」
六花はテーブルの上にあるカップを取りコーヒーマシンに向かう。初日に休憩室を紹介された時に「ここのコーヒーマシンは好きに使っていい」と言われていた。
六花はその時から休憩室に来るたび、何度もココアを探していたが見つけることはできなかった。厨房にも、休憩室にも、この邸宅内のどこにもココアはなかった。
(あのタブレットでやっぱり注文を……でも、他に必要なものもないし。それとも買い出しに行くメイドさんに頼めば……?)
そんなことを考えながら暖かいコーヒーを淹れた。
ココアを飲まなくなって六日、そろそろ味が新鮮に感じられる頃だろう。最近はうまく考えがまとまらない。好きなものでも飲めば気分が変わるかもしれないが、この仕事が終わるまではあえて飲まないのもいいかと一人葛藤していた。
(今日は昨日ほど考えこんじゃうこともないし万が一戦うことになっても大丈夫……なはず)
そんな時、他の清掃班のメイドが休憩室にやってきた。
「今日はちょっと忙しくなるから悪いけど休憩を少しずつ短くしてもらってもいいかしら?私たちの班も削るから」
明日以降、時間に余裕のある日に清掃班ごとで休みを作ってくれると主人の熊谷から直接言われたらしい。
先に休んでいた先輩メイド達はそれを聞くと愚痴を言いながらもそのメイドの指示に従い、次の清掃場所であるエントランスの方へと向かっていった。
六花と佐々木は休憩に入ったばかりだということで五分後に清掃を再開することになった。
――6日目 朝の2――
―リコリス―
和人を学校へと送り届けると初めは下車を拒んでいたが、帰ったらリコリスがゲームをしようと小声で言うと渋々納得して登校していった。
「……ローラ、迎えん時も椛さん連れてきて」
「はぁ……」
メイド長は困った様な顔をしていた。リコリスも同感だ。
教育係は送迎がメインの仕事ではない。メイド長が送迎につき添えず、やむを得ない場合には教育係のメイドが付き添う決まりとなっているが、基本の仕事は和人が学校にいる間に、習い事の支度を済ませたり、部屋を整えたり、父親へ出す報告書をまとめたりすること。
他にも小さな雑務がいろいろと、仕事はそれなりにあるのだ。
「椛さんが来る前は3、4人で回していて、大変だった」と、この前愚痴を聞かされたところで、ただでさえ気に入られていることが目に見えるほど和人の態度に出ているのに、送迎にまでついて行っていたら仕事ができないどころかサボってると思われかねない。
そうなれば他のメイド達から本気ではないにせよ恨まれるかも知れない。護衛としてはそばにいるべきなのは分かっているが、それでも後の面倒を考えると憂鬱な気持ちになってしまった。
今、車の後部座席にはメイド長のローラとリコリスしかいない。特に話す話題もなく、ただただ三十分、車に揺られることになる。
退屈だとリコリスが思い始めた時、メイド長が備え付けられているテレビをつけた。なんの変哲もないニュース番組だ。
衆院選が近づいていることもあり、選挙に関する話題だった。
「AIが事故を起こしたことだってあるし、まだAIだけに仕事を任せるのは不安だわ……」
「AIってやっぱり先進的な技術で、受け入れられない人がいるのもわかるけど、便利になるなら僕はいいと思います」
リポーターが街中を周ってインタビューをしている。擁護、反対、様々な意見が飛び交っていてリコリスはどっちともつかない番組だなと思って聞き流していた。
「この前、カミシロの爆発騒ぎあったでしょ?テレビじゃ整備員のミスっていわれてるし、人よりAIに管理を任せるのが確実なんじゃないですか?」
「そうですね。昨日、開かれた会見での発表。これが選挙に影響する可能性もありますね」
「――は?」
聞き覚えのある会社の名前にリコリスの意識が引っ張られた。
四カ月ほど前、ワイドショーで散々取り上げられていたカミシログループ爆発事故。リコリスたちも本社の爆発について詳しいことは知らない。しかし、警察はこのタイミングで、事故の要因を人的ミスだったとして発表したらしかった。
リコリスはここ一週間、殆どネットに触れていない。警察の公式見解を今初めて知った。
ライースの話が全て本当であるならば、この選挙の発端にはAIが関係しており、AI推進派の中から出された改正案を現体制が棄却したことから始まっている。つまり、選挙ではAIを棄却した現体制のままでいいのかが問われているようなもの。
「人的ミスって……しかもこのタイミングで発表しなくてもいいだろうにさ」
やられたと思いながら、リコリスは渋い顔でテレビを見ていた。
―リコリス―
今日も和人は学校があるはずだった。教育係の待機所にある壁掛け時計は午前7時半を指し示している。
今ぐらいの時間なら和人は既に家を出ているのだろうなとリコリスは思いながら欠伸交じりに朝礼を聞き流していた。
突然教育係の休憩室にメイド長、ローラがやってきた。
「椛さんはいますか?……よろしければ一緒に来て頂きたいのですが!」
部屋に走りこんできたメイド長は肩で息をしていた。いつもよりも慌てた様子のメイド長に呆気に取られながらも、リコリスは返事をする。
「はい。私ならここに……」
メイド長はリコリスを見つけるや否やリコリスの手を掴んだ。
「え!?」
「学校に行く際の付き添いなのですが、椛さんを呼べと聞かなくて」
「……そんな事あります?」
リコリスも和人に近づくため行動していたとはいえ、ここまで露骨に変化が現れるとは思いもしなかった。しかも、メイド長が付き添う決まりになっている送迎にまでリコリスを指名してくるとは。
(気に入られすぎちゃったかな……?それとも本当にここの人たちが苦手なの?)
どちらにせよ断る理由も隙も無かった。リコリスはメイド長に連れられ正面玄関に向かう。
送迎用の車両の脇に和人は立っていた。メイド長がリコリスを連れてきたことを見るや否や笑顔をみせた。
「遅いぞ!早く乗って!」
リコリスから見ても浮かれているのが見えて呆れるような嬉しいような気持ちになった。
和人に促されるまま、リコリスとメイド長は三人で車に乗り込む。運転士は既に乗車していたらしく、三人がシートベルトをするのを確認すると発車させた。
邸宅の前に一本、真っ直ぐに伸びた道路があり、その両側に立派な庭園があった。
(六花ちゃんが掃除したって言ってたのはここかぁ)
教育係の仕事ではあまり庭園の付近に行くことはない。仕事を初めた時も裏口から入ったため、六花の言う立派な庭園をリコリスが見たのは初めてだ。
庭園を抜けると木々の生い茂る森になっていた。そこを百メートルほど進むと舗装された崖の道に繋がり、さらに数分走ると一般道に合流した。
(ここ、こうなってたんだ。来る時は目隠しされてたけど、今するのは不自然だし、ライースも許してくれる……よね?)
一抹の不安を抱えながら窓の外を見たり、何かを言おうとしてはやめる和人を見たりしながら学校へと向かった。
――6日目 朝――
―ヘキサ―
「今日は氷室さんと佐々木さんの二人は厨房と、食堂の清掃をお願いします」
「「はい!」」
いつも清掃する時は班ごとに一つの部屋を担当し、終わり次第、次の部屋へ移動していたが今日は違った。
なんでも、午後に来客の予定があるらしく応接室の清掃に六花達の班のメンバーも駆り出されており、余った六花と佐々木は通常通りの仕事を任されていた。
まだ朝だということもあって朝食の片付けをしている者や昼食の仕込みをしている者、様々だ。
食堂でも今日来客があることは知れ渡っていた。
一口にメイドとは言ってもそれらを指揮している班長は皆が皆、別々の考えを持っている。問題のない範囲で伸び伸びやらせている所もあるし、清掃班の様に厳格なルールに基づいているような所もある。
調理班は六花の目から見ても緩い雰囲気だった。マスクなどをしているが、お喋りをしながら仕込みをしている。何か情報を得られないかと、手を動かしつつ六花は聞き耳を立てる。
「今日来られるお客様の名前はなんて言ったっけ?」
「川田様……?」
「川田様は来週よ。……今日は私も誰がいらっしゃるのか聞いていませんね」
その後も調理班の面々は話をしていたが結局のところ来客の名前は分からずじまいだった。
しかし、このタイミングでの来客。何かを感じ取った六花はどうにか様子を探ることができないか思案する。
――6日目 昼――
―ヘキサ―
六花と佐々木は厨房と食堂の清掃を終え、休憩室に向かう。来客をもてなすために用意された応接室の清掃はすでに完了していたらしく、休憩室に入ると他の班員が先に休んでいた。
「お疲れ様です」
「氷室さんに佐々木さん、二人ともお疲れ様」
六花はテーブルの上にあるカップを取りコーヒーマシンに向かう。初日に休憩室を紹介された時に「ここのコーヒーマシンは好きに使っていい」と言われていた。
六花はその時から休憩室に来るたび、何度もココアを探していたが見つけることはできなかった。厨房にも、休憩室にも、この邸宅内のどこにもココアはなかった。
(あのタブレットでやっぱり注文を……でも、他に必要なものもないし。それとも買い出しに行くメイドさんに頼めば……?)
そんなことを考えながら暖かいコーヒーを淹れた。
ココアを飲まなくなって六日、そろそろ味が新鮮に感じられる頃だろう。最近はうまく考えがまとまらない。好きなものでも飲めば気分が変わるかもしれないが、この仕事が終わるまではあえて飲まないのもいいかと一人葛藤していた。
(今日は昨日ほど考えこんじゃうこともないし万が一戦うことになっても大丈夫……なはず)
そんな時、他の清掃班のメイドが休憩室にやってきた。
「今日はちょっと忙しくなるから悪いけど休憩を少しずつ短くしてもらってもいいかしら?私たちの班も削るから」
明日以降、時間に余裕のある日に清掃班ごとで休みを作ってくれると主人の熊谷から直接言われたらしい。
先に休んでいた先輩メイド達はそれを聞くと愚痴を言いながらもそのメイドの指示に従い、次の清掃場所であるエントランスの方へと向かっていった。
六花と佐々木は休憩に入ったばかりだということで五分後に清掃を再開することになった。
――6日目 朝の2――
―リコリス―
和人を学校へと送り届けると初めは下車を拒んでいたが、帰ったらリコリスがゲームをしようと小声で言うと渋々納得して登校していった。
「……ローラ、迎えん時も椛さん連れてきて」
「はぁ……」
メイド長は困った様な顔をしていた。リコリスも同感だ。
教育係は送迎がメインの仕事ではない。メイド長が送迎につき添えず、やむを得ない場合には教育係のメイドが付き添う決まりとなっているが、基本の仕事は和人が学校にいる間に、習い事の支度を済ませたり、部屋を整えたり、父親へ出す報告書をまとめたりすること。
他にも小さな雑務がいろいろと、仕事はそれなりにあるのだ。
「椛さんが来る前は3、4人で回していて、大変だった」と、この前愚痴を聞かされたところで、ただでさえ気に入られていることが目に見えるほど和人の態度に出ているのに、送迎にまでついて行っていたら仕事ができないどころかサボってると思われかねない。
そうなれば他のメイド達から本気ではないにせよ恨まれるかも知れない。護衛としてはそばにいるべきなのは分かっているが、それでも後の面倒を考えると憂鬱な気持ちになってしまった。
今、車の後部座席にはメイド長のローラとリコリスしかいない。特に話す話題もなく、ただただ三十分、車に揺られることになる。
退屈だとリコリスが思い始めた時、メイド長が備え付けられているテレビをつけた。なんの変哲もないニュース番組だ。
衆院選が近づいていることもあり、選挙に関する話題だった。
「AIが事故を起こしたことだってあるし、まだAIだけに仕事を任せるのは不安だわ……」
「AIってやっぱり先進的な技術で、受け入れられない人がいるのもわかるけど、便利になるなら僕はいいと思います」
リポーターが街中を周ってインタビューをしている。擁護、反対、様々な意見が飛び交っていてリコリスはどっちともつかない番組だなと思って聞き流していた。
「この前、カミシロの爆発騒ぎあったでしょ?テレビじゃ整備員のミスっていわれてるし、人よりAIに管理を任せるのが確実なんじゃないですか?」
「そうですね。昨日、開かれた会見での発表。これが選挙に影響する可能性もありますね」
「――は?」
聞き覚えのある会社の名前にリコリスの意識が引っ張られた。
四カ月ほど前、ワイドショーで散々取り上げられていたカミシログループ爆発事故。リコリスたちも本社の爆発について詳しいことは知らない。しかし、警察はこのタイミングで、事故の要因を人的ミスだったとして発表したらしかった。
リコリスはここ一週間、殆どネットに触れていない。警察の公式見解を今初めて知った。
ライースの話が全て本当であるならば、この選挙の発端にはAIが関係しており、AI推進派の中から出された改正案を現体制が棄却したことから始まっている。つまり、選挙ではAIを棄却した現体制のままでいいのかが問われているようなもの。
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