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学校に薄青 12
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―ヘキサ―
細機の受け渡しから五日が経った。中間テストは瞬く間に過ぎて、赤点と呼ばれる補習ラインすれすれの解答用紙が六花の手元に帰ってきた。
数学の点が一番高かったのはあの補習で貰ったプリントと涼子の解説が特段分かりやすかったおかげだ。何回か読み返していると意外と分かるものだから勉強も面白いなと思い始めていた。
六花はそれくらいのいたって普通というか、六花からしたら普通の学校生活を送っていたが、クラスメイト……いや、学校全体が異様な空気に包まれていた。それも不思議なことではないだろう。
細機が突然何の連絡もなしに失踪したのだ。初めのうちはなんとか体調不良や家の用事で学校側も誤魔化せていたようだが、流石にこうも連続して欠勤が続くと噂はたつ。
そして、そうやって出来上がった噂というのは年頃の学生たちには恰好の話題だった。
昨日から学校側でも隠し切れなくなり教師失踪の噂はほぼ真実へと変わっていた。なかでも涼子の動揺、憔悴っぷりは目に見えて酷かった。六花も涼子に申し訳ないことをしたと思っている。
何度真実を打ち明けようとしたか分からない。けれどそれはできない。それが六花の仕事で、選んだ道だったから。
「今度の土曜日はいよいよ試合だね。氷室さんルールとか大丈夫そう?」
「――うん、三芳さんが教えてくれたから何とか、ちゃんと覚えたよ。試合って聞くと緊張するけど」
バスケ部の方では試験が終わってから練習試合に向けてゲーム形式の練習が増えるなど一回一回の部活が激しくなってきた。
噂が真実味を帯びてさらに数日たつと涼子はいつも以上に真剣に部活に取り組むようになった。きっと細機のことを考える時間を減らしたかったのだろう。そのためホームルームでは少し平静を取り戻し始めていた。
細機がターゲットであると分かってから高村の特別指導は受けていない。一度でも体の動かし方が分かれば六花はそれを洗練していける。家を漁るために時間を稼ぐ必要もない。
しかし、盗撮が発覚して以来視線は、より気を付けるようにしている。視線を感じたら振り向いて睨みつけるくらいに。そのせいか高村がスマホを取り出す機会はめっぽう減った。部活内での雰囲気が若干よくなったのはそのためだろう。
「土曜日は駅前に集合ね」
「わかりました」
工作員として訓練を重ねた六花にとっても慣れない練習は激しいものだったが、その分時間が過ぎていくのはとても速かった。
練習試合が何事もなく終わり、一学期も残すところあと一週間と少し。六花がこの学校にいられるのはあと何日だろうと考え始めたころ。
「それじゃあ氷室さん。私はこっちだからまた後でね」
「はい、三芳さん。移動教室お気をつけて」
涼子と六花は三限の科目が異なっていたので、軽く手を振って別れ、別々の教室に向かう。
その途中、窓の外の中庭に三人の人影を見つけた。内二人は男性で、百八十センチくらいと百七十センチ半ばくらいで、それぞれ三十代後半と二十代中ごろ。どちらもスーツを着ているが、服の上からでも鍛えられていてバランス良く筋肉が付いていることが分かる。特に大柄な方の目元は鋭く、一緒にいる教師が、落ち着かない様子をしているところを見るに――
(……刑事かな)
細機失踪事件の事で聞き込みに来ているのだろうと察しがついた。
細機は独り暮らしだった。頻繁に様子を見に来る親戚などはいなかったはずだ。失踪となれば警察が出てくる可能性も考えていたが、ここまで素早く出てくることに六花は驚いた。
「あっ」
男子生徒に、何やら聞き込みをしている。警察手帳も見せている。やはり刑事だったようだ。校舎の壁の陰に隠れて様子を見てから六花も次の授業の教室に向かった。
空が茜色に染まるころ。
「君、君!氷室小夜さんだよね?」
「……はい?」
下校時に後ろから声をかけられた。声に聞き覚えがなかったため、振り向いてみるとさっきの二人組の刑事だった。六花は少し身構える。
「どちら様ですか?知り合いに貴方達のような人はいないので……お二人に話しかけられる覚えは無いんですが」
「嫌だなあ、おじさんが田中くんに警察手帳見せてたの、君も見てたよね?」
「え、先輩。この子あの場にいたんですか?」
(!)
大柄な刑事の方には覗き見していた事がバレていたようだった。
「……念のためちゃんと見せて貰えますか?」
「ん?いいよ」
内ポケットから取り出された警察手帳には「相沢 務」と書いてあった。
(階級は警部か)
もう一人も続けて取り出す。「小田 哲也」と書いてある。
(こっちは警部補ね)
「君は失踪した細機利幸のクラスに入ってるよね。どうも親しかったらしいってクラスの子に聞いてね。転校して来たばかりなのに熱心に補習まで出てたとか?」
「ええ、まぁ」
「少し話を聞かせて貰えないかな?何ならそこの喫茶店で一杯奢っても良い」
「先輩!」
小柄な小田という方が後輩らしい。小心者というより、公務に熱心なのだろう。六花には曲がった事が嫌いなタイプに見えた。それを先輩と呼ばれた方、相沢がまあまあと宥める。逆にこっちは慣れているというかのが正しいか、あまり真面目ではなさそうだ。しかし、六花が見ていたことに気づくほど勘が鋭い。
(ボロを出さないようにしないと)
「ほ、本当にこれ!奢ってもらっていいんですか!?」
初めは警戒していた六花だったが、メニューを見てから直ぐにそっちに目がいってしまった。
(このココア、上にソフトクリームが乗ってる!?しかも、チョコソースまで……!)
初めて見たココアフロートのおしゃれな見た目に釘付けになった。
(説明文が下にあるけど、それを読まなくても分かる!これは――すごく美味しい!)
しかし、六花は値段を見て一瞬踏みとどまった。
(一杯で四百五十円か……)
普段ならこんな観葉植物があるようなオシャレな店に入ることはまずない。更にこの値段だ。六花はスティックタイプか缶のココア、コンビニのもので十分美味しいと思っていたため、敢えて喫茶店やカフェを周って頼むことはなかった。
だが、今回は刑事の言葉もあり、興味を惹かれてしまったのだ。その結果出た言葉が
「本当に奢ってもらっていいんですか?」
だ。
「お、おぅ。それでいいなら頼んじまうけど」
「お願いします!!!」
先ほどとはまるで違う六花の態度に刑事二人は若干引き気味だった。
「な、なんですか。ココアが好きなんですよ……悪いですか!?」
「いや!そんなこたぁねえって。……なぁ?」
「そ、そうですね」
「美味しい~」
頬が蕩けて落ちそうだ。
六花はこんなに美味しいココアは飲んだ事がない。上に乗っているソフトクリームも美味しかったが、それを溶かして飲むココアは味がまろやかで甘い。
(こんなココアがあったなんて……!!明日も来ちゃおうかな~?)
年のわりには……お金に余裕がある。
「……おーい?」
「はっ!?」
刑事の声に我を取り戻した。
「失礼しました。とてもその……美味しかったのでつい」
「あぁ、いや、いい。そうだな」
そこにはもう、道で声をかけられ警戒心むき出しの小動物の姿はなかった。刑事は頼んだコーヒーを啜ってから、話し始めた。
「前提として細機利幸が行方不明になっていることは知っているかな?」
一気に目つきが鋭くなった。寒気が走る。
「はい噂程度でしたが」
六花はクラスで欠勤が続いていたことで何か事件に巻き込まれたのではないかと憶測が飛んでいたことを話した。
「で、失踪したと見られているのは先週の週末なんだが……金曜日に補習があったね?」
「はい、私とクラスメイトの三芳さんの二人で受けてましたよ」
ココアの甘味がどんどん抜けていく。六花はもう一度カップに口をつけ、ココアを流し込んだ。
「その時に細機に変わった様子とかはあったかな?何か言っていたとか」
「……ありませんよ。第一、何か悩んでたとしても生徒に相談なんてしないと思いますよ」
「それもそうだな。土曜日の方は?」
「そっちは出てないですよ。もう大丈夫ですか?」
何を聞かれるのかと内心身構えていた六花は、答えに困るようなことでなくてよかったと安堵した。残りのココアを飲み干し、席を立つともう一つだけと言って引き留められた。六花は刑事に呆れた顔を向ける。
「なんですか?」
「君は補習のあと、土日とも細機には会ってないのか?」
「もちろん」
それだけ言って席を離れた。後ろからは先輩刑事の声が少しだけ聞こえてきた。
「これって経費で落ちるか?」
細機の受け渡しから五日が経った。中間テストは瞬く間に過ぎて、赤点と呼ばれる補習ラインすれすれの解答用紙が六花の手元に帰ってきた。
数学の点が一番高かったのはあの補習で貰ったプリントと涼子の解説が特段分かりやすかったおかげだ。何回か読み返していると意外と分かるものだから勉強も面白いなと思い始めていた。
六花はそれくらいのいたって普通というか、六花からしたら普通の学校生活を送っていたが、クラスメイト……いや、学校全体が異様な空気に包まれていた。それも不思議なことではないだろう。
細機が突然何の連絡もなしに失踪したのだ。初めのうちはなんとか体調不良や家の用事で学校側も誤魔化せていたようだが、流石にこうも連続して欠勤が続くと噂はたつ。
そして、そうやって出来上がった噂というのは年頃の学生たちには恰好の話題だった。
昨日から学校側でも隠し切れなくなり教師失踪の噂はほぼ真実へと変わっていた。なかでも涼子の動揺、憔悴っぷりは目に見えて酷かった。六花も涼子に申し訳ないことをしたと思っている。
何度真実を打ち明けようとしたか分からない。けれどそれはできない。それが六花の仕事で、選んだ道だったから。
「今度の土曜日はいよいよ試合だね。氷室さんルールとか大丈夫そう?」
「――うん、三芳さんが教えてくれたから何とか、ちゃんと覚えたよ。試合って聞くと緊張するけど」
バスケ部の方では試験が終わってから練習試合に向けてゲーム形式の練習が増えるなど一回一回の部活が激しくなってきた。
噂が真実味を帯びてさらに数日たつと涼子はいつも以上に真剣に部活に取り組むようになった。きっと細機のことを考える時間を減らしたかったのだろう。そのためホームルームでは少し平静を取り戻し始めていた。
細機がターゲットであると分かってから高村の特別指導は受けていない。一度でも体の動かし方が分かれば六花はそれを洗練していける。家を漁るために時間を稼ぐ必要もない。
しかし、盗撮が発覚して以来視線は、より気を付けるようにしている。視線を感じたら振り向いて睨みつけるくらいに。そのせいか高村がスマホを取り出す機会はめっぽう減った。部活内での雰囲気が若干よくなったのはそのためだろう。
「土曜日は駅前に集合ね」
「わかりました」
工作員として訓練を重ねた六花にとっても慣れない練習は激しいものだったが、その分時間が過ぎていくのはとても速かった。
練習試合が何事もなく終わり、一学期も残すところあと一週間と少し。六花がこの学校にいられるのはあと何日だろうと考え始めたころ。
「それじゃあ氷室さん。私はこっちだからまた後でね」
「はい、三芳さん。移動教室お気をつけて」
涼子と六花は三限の科目が異なっていたので、軽く手を振って別れ、別々の教室に向かう。
その途中、窓の外の中庭に三人の人影を見つけた。内二人は男性で、百八十センチくらいと百七十センチ半ばくらいで、それぞれ三十代後半と二十代中ごろ。どちらもスーツを着ているが、服の上からでも鍛えられていてバランス良く筋肉が付いていることが分かる。特に大柄な方の目元は鋭く、一緒にいる教師が、落ち着かない様子をしているところを見るに――
(……刑事かな)
細機失踪事件の事で聞き込みに来ているのだろうと察しがついた。
細機は独り暮らしだった。頻繁に様子を見に来る親戚などはいなかったはずだ。失踪となれば警察が出てくる可能性も考えていたが、ここまで素早く出てくることに六花は驚いた。
「あっ」
男子生徒に、何やら聞き込みをしている。警察手帳も見せている。やはり刑事だったようだ。校舎の壁の陰に隠れて様子を見てから六花も次の授業の教室に向かった。
空が茜色に染まるころ。
「君、君!氷室小夜さんだよね?」
「……はい?」
下校時に後ろから声をかけられた。声に聞き覚えがなかったため、振り向いてみるとさっきの二人組の刑事だった。六花は少し身構える。
「どちら様ですか?知り合いに貴方達のような人はいないので……お二人に話しかけられる覚えは無いんですが」
「嫌だなあ、おじさんが田中くんに警察手帳見せてたの、君も見てたよね?」
「え、先輩。この子あの場にいたんですか?」
(!)
大柄な刑事の方には覗き見していた事がバレていたようだった。
「……念のためちゃんと見せて貰えますか?」
「ん?いいよ」
内ポケットから取り出された警察手帳には「相沢 務」と書いてあった。
(階級は警部か)
もう一人も続けて取り出す。「小田 哲也」と書いてある。
(こっちは警部補ね)
「君は失踪した細機利幸のクラスに入ってるよね。どうも親しかったらしいってクラスの子に聞いてね。転校して来たばかりなのに熱心に補習まで出てたとか?」
「ええ、まぁ」
「少し話を聞かせて貰えないかな?何ならそこの喫茶店で一杯奢っても良い」
「先輩!」
小柄な小田という方が後輩らしい。小心者というより、公務に熱心なのだろう。六花には曲がった事が嫌いなタイプに見えた。それを先輩と呼ばれた方、相沢がまあまあと宥める。逆にこっちは慣れているというかのが正しいか、あまり真面目ではなさそうだ。しかし、六花が見ていたことに気づくほど勘が鋭い。
(ボロを出さないようにしないと)
「ほ、本当にこれ!奢ってもらっていいんですか!?」
初めは警戒していた六花だったが、メニューを見てから直ぐにそっちに目がいってしまった。
(このココア、上にソフトクリームが乗ってる!?しかも、チョコソースまで……!)
初めて見たココアフロートのおしゃれな見た目に釘付けになった。
(説明文が下にあるけど、それを読まなくても分かる!これは――すごく美味しい!)
しかし、六花は値段を見て一瞬踏みとどまった。
(一杯で四百五十円か……)
普段ならこんな観葉植物があるようなオシャレな店に入ることはまずない。更にこの値段だ。六花はスティックタイプか缶のココア、コンビニのもので十分美味しいと思っていたため、敢えて喫茶店やカフェを周って頼むことはなかった。
だが、今回は刑事の言葉もあり、興味を惹かれてしまったのだ。その結果出た言葉が
「本当に奢ってもらっていいんですか?」
だ。
「お、おぅ。それでいいなら頼んじまうけど」
「お願いします!!!」
先ほどとはまるで違う六花の態度に刑事二人は若干引き気味だった。
「な、なんですか。ココアが好きなんですよ……悪いですか!?」
「いや!そんなこたぁねえって。……なぁ?」
「そ、そうですね」
「美味しい~」
頬が蕩けて落ちそうだ。
六花はこんなに美味しいココアは飲んだ事がない。上に乗っているソフトクリームも美味しかったが、それを溶かして飲むココアは味がまろやかで甘い。
(こんなココアがあったなんて……!!明日も来ちゃおうかな~?)
年のわりには……お金に余裕がある。
「……おーい?」
「はっ!?」
刑事の声に我を取り戻した。
「失礼しました。とてもその……美味しかったのでつい」
「あぁ、いや、いい。そうだな」
そこにはもう、道で声をかけられ警戒心むき出しの小動物の姿はなかった。刑事は頼んだコーヒーを啜ってから、話し始めた。
「前提として細機利幸が行方不明になっていることは知っているかな?」
一気に目つきが鋭くなった。寒気が走る。
「はい噂程度でしたが」
六花はクラスで欠勤が続いていたことで何か事件に巻き込まれたのではないかと憶測が飛んでいたことを話した。
「で、失踪したと見られているのは先週の週末なんだが……金曜日に補習があったね?」
「はい、私とクラスメイトの三芳さんの二人で受けてましたよ」
ココアの甘味がどんどん抜けていく。六花はもう一度カップに口をつけ、ココアを流し込んだ。
「その時に細機に変わった様子とかはあったかな?何か言っていたとか」
「……ありませんよ。第一、何か悩んでたとしても生徒に相談なんてしないと思いますよ」
「それもそうだな。土曜日の方は?」
「そっちは出てないですよ。もう大丈夫ですか?」
何を聞かれるのかと内心身構えていた六花は、答えに困るようなことでなくてよかったと安堵した。残りのココアを飲み干し、席を立つともう一つだけと言って引き留められた。六花は刑事に呆れた顔を向ける。
「なんですか?」
「君は補習のあと、土日とも細機には会ってないのか?」
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