君のために、サクラ咲ケ

白龍@ユーリ大好き

文字の大きさ
上 下
3 / 6

第3話「東雲 直斗」

しおりを挟む
ーそして、15分後ー

さっきの青年が、玄関から入ってくれば、私の側に荷物を置きながら、こう言ってきました。でも、私は疲れきっていたので、全く気付かずに眠っていて。

「はいこれ。荷物持ってきたよ。って……寝てるし……。はぁ、まぁいいか。」

青年はそう呟くと、私にタオルケットと毛布を掛けてくれて。その後、青年は部屋着に着替えはじめて。

ーそして、10分後ー

部屋着に着替え終わった青年は、私の側に来て頭を撫でてくれていて。でも、爆睡中の私はそれに気付かないでいて。

「あ~あ……。暇だなぁ……。はやく、起きてほしいなぁ……。でも、もう少し寝かしておくけど。」

と呟くと、テレビをつけて観ていて。

ーそして、1時間後の午前1時ー

私はまだ、爆睡していて。青年は、少しイライラした様子でテレビを観ながら、私の頭を撫でていて。

「はぁ……。まだ起きないの……?でも、まぁ仕方ないか……。だいぶ疲れてたみたいだし……。」

と言いながら、テレビを消して、私をお姫様抱っこした後、寝室に向かいベットに寝かして、私の荷物を持ってきてくれた後、隣に寝転がり頭を撫でていて。

「でも……。はやく起きてほしいなぁ……。」

と呟いた後、私を抱きしめ眠り始めて。

ーそれから、2時間後の午前3時ー

私がゆっくりと目をあけると、目の前にはさっき助けてくれた青年の顔が近くにあって。少しびっくりしつつも、頬に触れてみて。そしたら、青年は『ビクッ』と身体を震わせた後、ゆっくりと目をあけて、私を見てきて。そして、こう言ってきました。

「あっ、おはよう。ゆっくり、眠れた?」

「あっ、はい。おはようございます。おかげさまで、ゆっくり眠れました。ありがとうございます。」

と言うと、

「そう、ならよかった。」

と言われたので、私はこう聞きました。

「あの……。どうして、私の事なにも聞かないんですか?」

そう言うと、青年はこう返してきました。

「えっ、聞いてもいいの?」

と返されたので、私は頷きました。

「ふーん、そっか……。聞いてもいいんだ……。じゃあ、遠慮なく聞くけど君、名前と誕生日教えてくれるかな?」

と聞かれたので、私は素直に答えました。

「えっと……。名前は、水森 遥です。誕生日は2月28日です。」

と言うと、その青年は、驚きに目を見開きながら、こう言ってきました。

「えっ、本当に遥ちゃん?!俺の事、覚えてない!?俺だよ!遥ちゃんの担当医の東雲 直斗!」

と言われたので、私も驚きに目を見開きながら、ぎゅっと抱きつきながら、こう言いました。

「えっ?!本当に、直斗先生なんですか?会えてよかったです。」

と言うと、直斗先生は私を優しく抱きしめながら、頭を撫でながら、こう言ってきました。

「うん、俺も会えて嬉しいよ。それにしても、なんであんな所に荷物持って居たの?嫌じゃなかったら話してくれるかな?」

と言われたので、私は更にぎゅっと抱きつきながら、こう言いました。

「別に、話すのはいいんですけど……。先生は、引きませんか……?」

と言うと、直斗先生は私の背中を撫でながら、こう言ってきました。

「うん、引かないよ。だから、安心して話して。」

と言われたので、私は更にぎゅっと抱きつきながら、直斗先生にこう言いました。

「えっと……。わかりました。じゃあ、話しますね。でも、本当に引かないでくださいね?」

と言ったあと、話しはじめて。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます

おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」 そう書き残してエアリーはいなくなった…… 緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。 そう思っていたのに。 エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて…… ※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。

学生のうちは自由恋愛を楽しもうと彼は言った

mios
恋愛
学園を卒業したらすぐに、私は婚約者と結婚することになる。 学生の間にすることはたくさんありますのに、あろうことか、自由恋愛を楽しみたい? 良いですわ。学生のうち、と仰らなくても、今後ずっと自由にして下さって良いのですわよ。 9話で完結

悪役令嬢カテリーナでございます。

くみたろう
恋愛
………………まあ、私、悪役令嬢だわ…… 気付いたのはワインを頭からかけられた時だった。 どうやら私、ゲームの中の悪役令嬢に生まれ変わったらしい。 40歳未婚の喪女だった私は今や立派な公爵令嬢。ただ、痩せすぎて骨ばっている体がチャームポイントなだけ。 ぶつかるだけでアタックをかます強靭な骨の持ち主、それが私。 40歳喪女を舐めてくれては困りますよ? 私は没落などしませんからね。

夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします

希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。 国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。 隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。 「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」

婚約者に心変わりされた私は、悪女が巣食う学園から姿を消す事にします──。

Nao*
恋愛
ある役目を終え、学園に戻ったシルビア。 すると友人から、自分が居ない間に婚約者のライオスが別の女に心変わりしたと教えられる。 その相手は元平民のナナリーで、可愛く可憐な彼女はライオスだけでなく友人の婚約者や他の男達をも虜にして居るらしい。 事情を知ったシルビアはライオスに会いに行くが、やがて婚約破棄を言い渡される。 しかしその後、ナナリーのある驚きの行動を目にして──? (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります)

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...