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不穏な噂.2
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はぁ~?!今なんとおっしゃいました?
いえいえ、単語の意味はもちろん分かりますわ。え~っと、なぜかしら話の内容は分かったのに、理解が追いつかない?!というか、脳が理解を拒否している感じとでも言いましょうか・・・。
1学年の下位貴族クラスが発端と思われる噂が1-2学年に出回っている、はい、そこまではI understandよ!
わたくしが理解できないのが、噂の中心人物のかたわれがなぜマリーなのかしらってこと、それも加害者側ってことよ!!
天使のマリーがいじめ?!なんの冗談かしら?相手が物体P改め1学年下の男爵家令嬢クロエさん??
ダメだわ、脳がバグってきたわ・・・。
マリーよ?!白百合のように楚々とした美しさ、清廉で献身的で家族思いで健気に王太子妃教育に取り組んでいるマリーがなぜにいじめ?そんなこと天地がひっくり返っても、
いえ、前世数十億の人間がこの世界に全員転生してもあり得ないわね。
女生徒はクロエさんの親しい友人、つまり1学年下位クラスの数人を除き全員否定派・・・はい、はい、その数人の家は調べ上げてさよならしてもらいましょう。もっ、もちろん社会的な意味でしてよ、ほほほほ~。
なぜかしら?前に座る二人が小刻みに震えていらっしゃるわ、悪寒でも?風邪かしらね~。
1-2学年の男子生徒は半々?ちょっとまって、半分はその噂を肯定しているってこと?これは噂ではないわ!これはデマ、意図的に捏造された悪意よ!
なに?前に座っている自称(笑)殿下の側近候補も肯定派!?なるほどさっきから女生徒の説明にちょいちょい否定の言葉をはさみテーブルの下で蹴りを入れられたのはそうゆうことですのね。
はい、こいつもさよなら・・・いや甘いわ、物理的にもつぶしましょう。
「続けてくださる?」氷漬けになったように固まっている男子生徒を無視して、女生徒に話の続きを促すように微笑みましたの。
わたくしと目線がバチっとあった女生徒はゆっくり頷き、勢いよくまくし立てはじめたので、わたくしちょっとひいてしましてよ。
ふむふむ、被害者のようにふるまうクロエさん、、、、騎士科高位貴族男子生徒に絡みまくると。
ピンクのふわふわ髪に乳白色のオパールにピンクを流し込んだようなキラキラの瞳でさらりとボディータッチ、あとなんか甘ったるい香水(?)と、ほうほう。
なぜか接触した男子生徒はクロエに好意を寄せるようになり、クロエが語るマリー様がいじめるというデマを信じるようになると、へえ~。
高位貴族で見た目がいい男子生徒限定で婚約者がいようとお構いなく、婚約者の女生徒との間でもめ事多数・・・なかなかの傍若無人ぶり・・・。
王太子殿下にも何度かタックルかましているが、護衛に阻まれている、殿下自身もクロエが近づくと臭いものを嗅いだ猫のような顔でそそくさと去っていく姿が目撃されていると、なんだそれ。
フレーメン現象か?! ・・・あれ、しばらくぶりの既視感…懐かしいような…。
殿下はクロエの手管には落ちてないようだが、となりで固まっている自称(笑)殿下の側近候補ともう1人の自称(笑)殿下の側近候補子爵家嫡男がクロエを侍らせていると・・・ぎろっ。
自称(笑)のお二人・・・なぜ側近候補と勘違いしているのかしら?殿下の側近はもう決まっていて卒業してましてよ。
だって王妃様ご懐妊の際、高位貴族はこぞって子作りに励まれ…コホン、事情は察してくださいませ。王家に仕えるに値する高位貴族は皆様殿下より年上ですのよ。
まあ、そんなことはさておき。結局殿下はクロエに興味がなさそうなのに、クロエと自称(笑)殿下の側近候補2名とクロエに好意を寄せる一部のおバカさんたちが
『マリー様が本当はクロエ嬢に好意を寄せる殿下にクロエ嬢を近づけないために護衛を使って邪魔をしている、マリー様はクロエ嬢にあうと睨みつけたり、罵倒したりしている』、とデマを拡散しているということね。
さて、全員つぶせば大団円。あら、物騒なことを考えてしまいましたわ、おほほほ。
いえいえ、単語の意味はもちろん分かりますわ。え~っと、なぜかしら話の内容は分かったのに、理解が追いつかない?!というか、脳が理解を拒否している感じとでも言いましょうか・・・。
1学年の下位貴族クラスが発端と思われる噂が1-2学年に出回っている、はい、そこまではI understandよ!
わたくしが理解できないのが、噂の中心人物のかたわれがなぜマリーなのかしらってこと、それも加害者側ってことよ!!
天使のマリーがいじめ?!なんの冗談かしら?相手が物体P改め1学年下の男爵家令嬢クロエさん??
ダメだわ、脳がバグってきたわ・・・。
マリーよ?!白百合のように楚々とした美しさ、清廉で献身的で家族思いで健気に王太子妃教育に取り組んでいるマリーがなぜにいじめ?そんなこと天地がひっくり返っても、
いえ、前世数十億の人間がこの世界に全員転生してもあり得ないわね。
女生徒はクロエさんの親しい友人、つまり1学年下位クラスの数人を除き全員否定派・・・はい、はい、その数人の家は調べ上げてさよならしてもらいましょう。もっ、もちろん社会的な意味でしてよ、ほほほほ~。
なぜかしら?前に座る二人が小刻みに震えていらっしゃるわ、悪寒でも?風邪かしらね~。
1-2学年の男子生徒は半々?ちょっとまって、半分はその噂を肯定しているってこと?これは噂ではないわ!これはデマ、意図的に捏造された悪意よ!
なに?前に座っている自称(笑)殿下の側近候補も肯定派!?なるほどさっきから女生徒の説明にちょいちょい否定の言葉をはさみテーブルの下で蹴りを入れられたのはそうゆうことですのね。
はい、こいつもさよなら・・・いや甘いわ、物理的にもつぶしましょう。
「続けてくださる?」氷漬けになったように固まっている男子生徒を無視して、女生徒に話の続きを促すように微笑みましたの。
わたくしと目線がバチっとあった女生徒はゆっくり頷き、勢いよくまくし立てはじめたので、わたくしちょっとひいてしましてよ。
ふむふむ、被害者のようにふるまうクロエさん、、、、騎士科高位貴族男子生徒に絡みまくると。
ピンクのふわふわ髪に乳白色のオパールにピンクを流し込んだようなキラキラの瞳でさらりとボディータッチ、あとなんか甘ったるい香水(?)と、ほうほう。
なぜか接触した男子生徒はクロエに好意を寄せるようになり、クロエが語るマリー様がいじめるというデマを信じるようになると、へえ~。
高位貴族で見た目がいい男子生徒限定で婚約者がいようとお構いなく、婚約者の女生徒との間でもめ事多数・・・なかなかの傍若無人ぶり・・・。
王太子殿下にも何度かタックルかましているが、護衛に阻まれている、殿下自身もクロエが近づくと臭いものを嗅いだ猫のような顔でそそくさと去っていく姿が目撃されていると、なんだそれ。
フレーメン現象か?! ・・・あれ、しばらくぶりの既視感…懐かしいような…。
殿下はクロエの手管には落ちてないようだが、となりで固まっている自称(笑)殿下の側近候補ともう1人の自称(笑)殿下の側近候補子爵家嫡男がクロエを侍らせていると・・・ぎろっ。
自称(笑)のお二人・・・なぜ側近候補と勘違いしているのかしら?殿下の側近はもう決まっていて卒業してましてよ。
だって王妃様ご懐妊の際、高位貴族はこぞって子作りに励まれ…コホン、事情は察してくださいませ。王家に仕えるに値する高位貴族は皆様殿下より年上ですのよ。
まあ、そんなことはさておき。結局殿下はクロエに興味がなさそうなのに、クロエと自称(笑)殿下の側近候補2名とクロエに好意を寄せる一部のおバカさんたちが
『マリー様が本当はクロエ嬢に好意を寄せる殿下にクロエ嬢を近づけないために護衛を使って邪魔をしている、マリー様はクロエ嬢にあうと睨みつけたり、罵倒したりしている』、とデマを拡散しているということね。
さて、全員つぶせば大団円。あら、物騒なことを考えてしまいましたわ、おほほほ。
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