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*弐ー②
第四集:野望
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紫苑,清秋,癒良「「「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前!」」」
紫苑・清秋・癒良の三人は霊力を併せ、崇徳上皇の流星の尾に向かって2度目の九字を放つ。
だが....
紫苑「全然...効いてないわね・・・。」
「「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前」」
紫苑達は、落胆と息切れの為肩を落とすと、何処からか第三者の声が聞こえてきた。
紫苑,清秋,癒良「!」
(血で描かれたドーマンと太極図...?)
3人が崇徳上皇の方を見ると、血で描かれたと思われる芦屋道満の術紋のドーマンと、血で描かれた太極図が崇徳上皇の流星の尾に見えた。しかもよく見ると、その攻撃のおかげで流星の尾を包む結界にひびが入っているではないか。
清秋「崇徳上皇の流星の尾に霊力を当てた時、それが跳ね返ったな。結界があるのか?」
癒良「大天狗のまわりの結界を壊さなあかんのかいな...」
闘い慣れしているこのメンバーでも、さすがに連続で大妖怪と闘い続けたために疲れが見えはじめていた。しかし、増輝はまだまだ余裕。といった表情だ。紫苑達は声のした方を見ると
「遅くなりました。すみません。」
「流石、霊力の強い人間の張った結界は完成度が高い。おかげで破るに苦労したよ。」
そこには、狩衣を着た芦屋と賀茂 唯幸がいた。
増輝「芦屋の人間だと...?!道摩法師の血脈はまだ残っていたのか?!」
(しかも、もう一人の使った術...あれは賀茂忠行公の使ったと云われている物だ。つまり...芦屋の隣の者は、賀茂の人間か。)
そして、光留と康名が倒れてからしばらく。ガラスの割れたような音が部屋中に響き渡った。
「やっと霊力が回復しましたか。」
否。ガラスが割れたのではない。それは、正明の周りに張り巡らされた結界の割れた音だったのだ。
紫苑・清秋・癒良の三人は霊力を併せ、崇徳上皇の流星の尾に向かって2度目の九字を放つ。
だが....
紫苑「全然...効いてないわね・・・。」
「「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前」」
紫苑達は、落胆と息切れの為肩を落とすと、何処からか第三者の声が聞こえてきた。
紫苑,清秋,癒良「!」
(血で描かれたドーマンと太極図...?)
3人が崇徳上皇の方を見ると、血で描かれたと思われる芦屋道満の術紋のドーマンと、血で描かれた太極図が崇徳上皇の流星の尾に見えた。しかもよく見ると、その攻撃のおかげで流星の尾を包む結界にひびが入っているではないか。
清秋「崇徳上皇の流星の尾に霊力を当てた時、それが跳ね返ったな。結界があるのか?」
癒良「大天狗のまわりの結界を壊さなあかんのかいな...」
闘い慣れしているこのメンバーでも、さすがに連続で大妖怪と闘い続けたために疲れが見えはじめていた。しかし、増輝はまだまだ余裕。といった表情だ。紫苑達は声のした方を見ると
「遅くなりました。すみません。」
「流石、霊力の強い人間の張った結界は完成度が高い。おかげで破るに苦労したよ。」
そこには、狩衣を着た芦屋と賀茂 唯幸がいた。
増輝「芦屋の人間だと...?!道摩法師の血脈はまだ残っていたのか?!」
(しかも、もう一人の使った術...あれは賀茂忠行公の使ったと云われている物だ。つまり...芦屋の隣の者は、賀茂の人間か。)
そして、光留と康名が倒れてからしばらく。ガラスの割れたような音が部屋中に響き渡った。
「やっと霊力が回復しましたか。」
否。ガラスが割れたのではない。それは、正明の周りに張り巡らされた結界の割れた音だったのだ。
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