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第四集 四ノ巻
魂替えの祭
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康名が電話をして2時間程。紫苑の両親が本家に到着した。入口には、案内役の陰陽師が立っていた。
「こちらです。」
本家で働く陰陽師達に案内され、二人は紫苑と雷虎が寝ている部屋に向かった。
..................................................
美生「兄さん...」
顔色の悪い娘を見た美生は、心配そうに紫苑の顔を覗き込む。
美生「....?この子は紫苑の姿をしているけど紫苑じゃないわ!」
康名「美生?何を言って....」
そう言った美生は、紫苑の隣で眠る雷虎の顔を覗き込む。
美生「見た目は別の子よ。でも、紫苑はこの子だわ!」
康名「美生、どうしたんだよ。」
光留「お義兄さん、詳しい話は隣の部屋でします。」
...*......*....*.......*........*.......*.....*..........
全ての話を聞き終えた康名は、とても信じられないという表情と、逆に総ての事が合点がいったという表情が混ざった顔つきをしていた。
康名「じゃあ、本当にあのふたりの魂が入れ代わっているだな。」
光留「ええ。」
康名「美生はそれを一瞬で見抜いたわけか。流石、母親というべきか。」
光留「 父親である僕でさえも気づけなかったのに、美生はそれに気がついた。きっと、母親特有の何かが有るんですよね。ところで...早く魂を戻しさなくては紫苑が危ない。なにせ、紫苑の体に入っている魂は霊虎のもの。いくら紫苑の霊力が強いとはいえ、人間の体に霊虎の魂は負担が大きすぎる。」
康名「 だけど、魂替えの祭の関連書物は本家内の何処からも見つかっていない。東京分家と土御門家にもその書物は無かった様だし...」
光留「家にもありませんでした。」
康名「そうか...」
「先代様。」
康名「どうしたんだ?」
「大阪分家のご当主が到着致しました。」
康名「隣の部屋に案内してくれ。」
「わかりました。」
「こちらです。」
本家で働く陰陽師達に案内され、二人は紫苑と雷虎が寝ている部屋に向かった。
..................................................
美生「兄さん...」
顔色の悪い娘を見た美生は、心配そうに紫苑の顔を覗き込む。
美生「....?この子は紫苑の姿をしているけど紫苑じゃないわ!」
康名「美生?何を言って....」
そう言った美生は、紫苑の隣で眠る雷虎の顔を覗き込む。
美生「見た目は別の子よ。でも、紫苑はこの子だわ!」
康名「美生、どうしたんだよ。」
光留「お義兄さん、詳しい話は隣の部屋でします。」
...*......*....*.......*........*.......*.....*..........
全ての話を聞き終えた康名は、とても信じられないという表情と、逆に総ての事が合点がいったという表情が混ざった顔つきをしていた。
康名「じゃあ、本当にあのふたりの魂が入れ代わっているだな。」
光留「ええ。」
康名「美生はそれを一瞬で見抜いたわけか。流石、母親というべきか。」
光留「 父親である僕でさえも気づけなかったのに、美生はそれに気がついた。きっと、母親特有の何かが有るんですよね。ところで...早く魂を戻しさなくては紫苑が危ない。なにせ、紫苑の体に入っている魂は霊虎のもの。いくら紫苑の霊力が強いとはいえ、人間の体に霊虎の魂は負担が大きすぎる。」
康名「 だけど、魂替えの祭の関連書物は本家内の何処からも見つかっていない。東京分家と土御門家にもその書物は無かった様だし...」
光留「家にもありませんでした。」
康名「そうか...」
「先代様。」
康名「どうしたんだ?」
「大阪分家のご当主が到着致しました。」
康名「隣の部屋に案内してくれ。」
「わかりました。」
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