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第四集 四ノ巻
魂替えの祭
しおりを挟む眠りから覚めた清秋は、すぐさま自分の部屋に向かった。
,..................,,,,,,,,.
部屋に着いた清秋は、狩衣の袖から一枚の色符を取り出した。そして、そこに自身の霊力を籠めてゆく。すると.....
式符が光を放ち、人の形をかたどった。
「主、こちらの服にお着替えですか?」
清秋「ああ。」
式の手には、普段着ている狩衣とは違い、肩の部分があいていない“直衣(のうし)”と呼ばれる着物があった。
式はそれを清秋に着せていく。
*
直衣に着替えた清秋は、金行符を持ち庭に出た。そして、金行符に霊力を注入すると、ひとつのナイフを創り出す。
清秋(晴明公は自分の部屋の地下に禁術関連の書物を封印していた...そして、本家の住所が現在の場所に変わった時に書物も一緒に持って来ていた。なら....当然その書物は本家現当主である俺の部屋の地下に埋まっている筈だ!)
清秋は結界を張るとこう呟いた。
清秋「今、二十九代目 安倍本家当主,安倍 清秋の名において、禁術書の古(いにしえ)の封印を解かん。」
そう言うと、清秋は自身の手をナイフで傷つけ、禁術書の保管されている場所の地面にその血を垂らす。 血は徐々に五芒星の形を描き、あかい眩しい光を放った。そして...光が消えると、その場所にぽっかりと穴があいた。
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