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しおりを挟むある処に、志奈之という国がありました。国は国土も中々大きく、豊かで平和な国でした。そんな国の殿様の住まう城で姫がお生まれになりました。姫は雪の如く白い肌を持っておられたので、雪白(ゆきしろ)と名付けられました。
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