異世界に転生したけど、捨て子スタートってどゆこと?

1章

＊IIIー③ ２

ウォルマン「リア、今から魔法に関する情報を教える。」

      そう言うと、ウォルマンは壁に貼った紙に何かを書き始めた。


  ウォルマン「まず、魔術・霊力含め人間の中で異能を使える者の割合は、人間族の人口の中の3割くらいしかいない。」


リア「超能力者は?」

  ウォルマン「超能力者は500年前の大戦と、100年前の処刑でほとんどが亡くなってる。だから、元々少ない異能力者の中でも、超能力者の数は1割もいないくらいだ。」


   ウォルマン「次に、異能の属性についてだ。魔法も霊力も、術の種類はよく似てる。」

  ウォルマン「まずは、元素系の術。元素の種類は何種類かわかるか？」


リア「えっと...植物と、火と、土と、金属と、水と...風。あとは、闇と光!」


  ウォルマン「そう。その8種類だ。それと、雷や電気を操る術も、光の術に入る。」


  ウォルマン「ちなみに、黒魔術師が雷以外の光の術が使えないのと同じように、俺達白魔術師も闇の元素は使えない。現代では黒魔術師の存在は確認されていないから、人間の中で闇の魔術を使える者はいないとされているんだ。」