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一話:いつの間にか転生していました。
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おぎゃあ!おぎゃあ!
私は、赤ちゃんの泣く声で目を覚ました。それも二人分。
(...ん?何で赤ちゃんの声...?私、お腹を刺されて倒れたんだよね。)
(もしかして、私、今病院に居るのかな。でも、救急外来にあんな元気な赤ちゃん居るかなぁ?)
「陛下、王妃様、無事御産まれになられました!元気な王子様と王女様の双子の御子様にございます!」
(...陛下?王妃様?それに王女様と王子様?何、そのどこかの王族みたいな...)
(まさか私、夢をみてるの?だとしたらどこからが夢?あの刺されたところも夢なのかな。なら良かった。でも、夢だとしたら凄くリアルな夢だよね。刺された感覚も痛みあるなんて。)
(今、何時くらい?今日はお母さんが朝早いから私が朝御飯当番だったし、早く起きて御飯の用意と学校行く支度しなきゃ。)
そう思い、目を開けた私は体を起こそうとした。でも、
(あれ?体も頭も動かない!何で、どうして⁉︎)
全く体が動かなかった。
(...やっぱりあれは現実なんだ。もしかして、刺されて何日か経ってる?でも意識が戻ったばかりだから体が動かないのかな。)
「ふふふ。可愛い。私が母様よ。」
(母様...?お母さんそんなボケする人じゃないのに。どうゆう事...?)
「ほら、貴方達はこんな姿よ。」
そう言うと、女性は男の子の赤ちゃんを抱いて鏡の前にその子の姿を映した後、私にも同じ様にした。
(え...?何これ...どうゆうこと...)
鏡に映っていたのは、黒い髪と銀の瞳、額に月の紋様を持つ赤ちゃんの姿だった。
(こ、これ私...??銀色の瞳なんてまるで何かのゲームのキャラクターみたいな...ど、どうゆうこと⁉︎)
はじめこそそんな疑問だらけだったけど、数日かけて私は徐々に自分の状況について理解した。
まず1に、私はあの時死んでしまってどこかの国に産まれ変わった。私の現在の名前は美夜。
2に、どうやらこの世界は、謂わゆる”異世界”。
3に、ここはどこかの王族のお城。つまり、そこで産まれた今の私は正真正銘”王族”という事。
4に、この国は日本に近い文化の国。国名は明都(あきつ)。←確か、日本の昔の国名は秋津(あきつ)だった。しかも、この世界は魔法や超能力・霊能力などの異能と科学が共存する世界で、前世と同じ様に家電やパソコンなんかも存在している事。
5に、明津の王族の直系は、額の”神紋”と銀や琥珀色の瞳を持つ。
6に、私には双子の弟を含め、6人の姉や兄、弟がいる事。つまりは私は現在、7人兄弟の下から2番目。
兄弟や姉妹は上から、15歳年上の兄。明都王家の長男で第1王子。次に第1王子の2歳下の妹の第1王女。3番目は、現在18歳の第2王子。4人目は、第3王子。現在は16歳。5人目は現在10歳の第2王女。そして、6人目と7人目が私と双子の弟。
第1王女は、隣国である道華(タオファ)に嫁いだ為、今はこの城には居ない。道華は中華系の国らしい。第2王子は王立の高等学校を卒業したらこの国の師団長の側近になる予定。第3王子は、成人したら宰相になるらしい。
私は、赤ちゃんの泣く声で目を覚ました。それも二人分。
(...ん?何で赤ちゃんの声...?私、お腹を刺されて倒れたんだよね。)
(もしかして、私、今病院に居るのかな。でも、救急外来にあんな元気な赤ちゃん居るかなぁ?)
「陛下、王妃様、無事御産まれになられました!元気な王子様と王女様の双子の御子様にございます!」
(...陛下?王妃様?それに王女様と王子様?何、そのどこかの王族みたいな...)
(まさか私、夢をみてるの?だとしたらどこからが夢?あの刺されたところも夢なのかな。なら良かった。でも、夢だとしたら凄くリアルな夢だよね。刺された感覚も痛みあるなんて。)
(今、何時くらい?今日はお母さんが朝早いから私が朝御飯当番だったし、早く起きて御飯の用意と学校行く支度しなきゃ。)
そう思い、目を開けた私は体を起こそうとした。でも、
(あれ?体も頭も動かない!何で、どうして⁉︎)
全く体が動かなかった。
(...やっぱりあれは現実なんだ。もしかして、刺されて何日か経ってる?でも意識が戻ったばかりだから体が動かないのかな。)
「ふふふ。可愛い。私が母様よ。」
(母様...?お母さんそんなボケする人じゃないのに。どうゆう事...?)
「ほら、貴方達はこんな姿よ。」
そう言うと、女性は男の子の赤ちゃんを抱いて鏡の前にその子の姿を映した後、私にも同じ様にした。
(え...?何これ...どうゆうこと...)
鏡に映っていたのは、黒い髪と銀の瞳、額に月の紋様を持つ赤ちゃんの姿だった。
(こ、これ私...??銀色の瞳なんてまるで何かのゲームのキャラクターみたいな...ど、どうゆうこと⁉︎)
はじめこそそんな疑問だらけだったけど、数日かけて私は徐々に自分の状況について理解した。
まず1に、私はあの時死んでしまってどこかの国に産まれ変わった。私の現在の名前は美夜。
2に、どうやらこの世界は、謂わゆる”異世界”。
3に、ここはどこかの王族のお城。つまり、そこで産まれた今の私は正真正銘”王族”という事。
4に、この国は日本に近い文化の国。国名は明都(あきつ)。←確か、日本の昔の国名は秋津(あきつ)だった。しかも、この世界は魔法や超能力・霊能力などの異能と科学が共存する世界で、前世と同じ様に家電やパソコンなんかも存在している事。
5に、明津の王族の直系は、額の”神紋”と銀や琥珀色の瞳を持つ。
6に、私には双子の弟を含め、6人の姉や兄、弟がいる事。つまりは私は現在、7人兄弟の下から2番目。
兄弟や姉妹は上から、15歳年上の兄。明都王家の長男で第1王子。次に第1王子の2歳下の妹の第1王女。3番目は、現在18歳の第2王子。4人目は、第3王子。現在は16歳。5人目は現在10歳の第2王女。そして、6人目と7人目が私と双子の弟。
第1王女は、隣国である道華(タオファ)に嫁いだ為、今はこの城には居ない。道華は中華系の国らしい。第2王子は王立の高等学校を卒業したらこの国の師団長の側近になる予定。第3王子は、成人したら宰相になるらしい。
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