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★土御門の嫡男
季節は夏。学生達は夏休みに入ったばかりである。
「緋明姉!」
と、校内を歩いていた緋明花に誰かが声を掛けた。
緋明花「明永君。」
明永「どっか行くの?」
緋明花「私はちょっとお出かけ。今日の分の宿題終わったから寮帰っても今日はやる事ないし、今から友達と街に行こう。ってなったんだけど、その子が急に用事できちゃって。だから1人で買い物でも行こうかなって。」
先程、緋明花に話し掛けた少年の名前は土御門 明永(つちみかど あきなが)。
緋明花の1つ年下の母方のいとこだ。つまりは緋明花には、2人いとこがいる。父親の兄の子である晴飛と、母親の兄の子である明永だ。
明永「え!女の子1人で夏休みの街に行くなんて危ないよ。俺も行く。」
緋明花「ほんと?1人より2人の方が楽しそう。じゃあ、明永君も一緒に来てくれる?」
明永「勿論!」
*
緋明花「それにしても明永君、また背が伸びたんじゃない?小さい時は私より小さくて可愛かったのに。」
明永「緋明花ちゃん何年前の話をしてんの!俺もう中3だし。」
緋明花「そっかぁ。明永君も今年で15歳だもんね。お姉ちゃんは嬉しいよ。ここまで健康で過ごしてくれて。」
明永(お姉ちゃん...やっぱり緋明花ちゃんからしたら俺は弟でしかないのかな...俺は、“弟“じゃなくて“男“としてみてもらいたいのに。)
明永「そーだよ!俺、あと3㎝で170㎝だし、筋肉だってかなりついてきたよ。」
緋明花「ふふふ。明永君がどんな大人になるか私も楽しみだわ。」
.....しかし恋愛に鈍い上に恋愛に関しては箱入り娘だった緋明花は明永の気持ちに気がついていなかった。
季節は夏。学生達は夏休みに入ったばかりである。
「緋明姉!」
と、校内を歩いていた緋明花に誰かが声を掛けた。
緋明花「明永君。」
明永「どっか行くの?」
緋明花「私はちょっとお出かけ。今日の分の宿題終わったから寮帰っても今日はやる事ないし、今から友達と街に行こう。ってなったんだけど、その子が急に用事できちゃって。だから1人で買い物でも行こうかなって。」
先程、緋明花に話し掛けた少年の名前は土御門 明永(つちみかど あきなが)。
緋明花の1つ年下の母方のいとこだ。つまりは緋明花には、2人いとこがいる。父親の兄の子である晴飛と、母親の兄の子である明永だ。
明永「え!女の子1人で夏休みの街に行くなんて危ないよ。俺も行く。」
緋明花「ほんと?1人より2人の方が楽しそう。じゃあ、明永君も一緒に来てくれる?」
明永「勿論!」
*
緋明花「それにしても明永君、また背が伸びたんじゃない?小さい時は私より小さくて可愛かったのに。」
明永「緋明花ちゃん何年前の話をしてんの!俺もう中3だし。」
緋明花「そっかぁ。明永君も今年で15歳だもんね。お姉ちゃんは嬉しいよ。ここまで健康で過ごしてくれて。」
明永(お姉ちゃん...やっぱり緋明花ちゃんからしたら俺は弟でしかないのかな...俺は、“弟“じゃなくて“男“としてみてもらいたいのに。)
明永「そーだよ!俺、あと3㎝で170㎝だし、筋肉だってかなりついてきたよ。」
緋明花「ふふふ。明永君がどんな大人になるか私も楽しみだわ。」
.....しかし恋愛に鈍い上に恋愛に関しては箱入り娘だった緋明花は明永の気持ちに気がついていなかった。
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