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二
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★賀茂の巫女陰陽師
「初めまして。安倍 はるひさん。」
ある日の夜。時刻は19時半。今、晴飛の眼前には、見知らぬ少女が居る。しかし、何故か相手は晴飛のことを知っているようだ。
晴飛「何故俺の名前を知っている?君は何者だ。」
「そんな怖い顔しないで。まだ名乗っていませんでしたね。私は幸徳井 彩音。貴方のご先祖様の師匠の末裔です。」
晴飛(...幸徳井家は確か賀茂家の宗家だ。だけど、先祖同士は親交が在ったかもしれないが、俺とこの子自身には何の関わりもなかった筈。なのに何故呼び出されたんだ?)
こうなった経緯は、こうである。
*
彩音から呼び出された日の朝。晴妃は運動のため日課にしている晴明神社の掃除をしていた。
「安倍 はるひさんですね。」
晴妃「...失礼ですがどなたですか。 」
「わたくしはある方に仕える式神。主が今夜19時半に上賀茂神社へいらして下さい。とのことです。」
そう言うと、 式神は美しい鳥の姿になり飛び去った。
晴妃は怪しいからスルーしようかとも思ったが、何故か行かなくてはいけない気がした。
「初めまして。安倍 はるひさん。」
ある日の夜。時刻は19時半。今、晴飛の眼前には、見知らぬ少女が居る。しかし、何故か相手は晴飛のことを知っているようだ。
晴飛「何故俺の名前を知っている?君は何者だ。」
「そんな怖い顔しないで。まだ名乗っていませんでしたね。私は幸徳井 彩音。貴方のご先祖様の師匠の末裔です。」
晴飛(...幸徳井家は確か賀茂家の宗家だ。だけど、先祖同士は親交が在ったかもしれないが、俺とこの子自身には何の関わりもなかった筈。なのに何故呼び出されたんだ?)
こうなった経緯は、こうである。
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彩音から呼び出された日の朝。晴妃は運動のため日課にしている晴明神社の掃除をしていた。
「安倍 はるひさんですね。」
晴妃「...失礼ですがどなたですか。 」
「わたくしはある方に仕える式神。主が今夜19時半に上賀茂神社へいらして下さい。とのことです。」
そう言うと、 式神は美しい鳥の姿になり飛び去った。
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