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「ねー紫央」
「なに」
「気になってたんだけど紫央好きってlike?love?」
何を言ってるんだこの子は……ふざけ……てはねーな。
「……ここまで言ったのにまだその段階かよ。
じゃあ言うけど、虹が俺以外のやつのこと考えて笑ってるの知るとイライラするし、会いたくなって会ったら話したくなって話したら触りたくなって触ったら止まんなくなりそうで……分かった?」
「……うん」
「あっそ。良かったな」
ガチャ
「……お二人共顔真っ赤ですよ?大丈夫ですか?」
宮間ナイスタイミング。使えねーやつだけど今回はナイス。だか、一言余計だ。
「「なんでもない!」ねーよ!」
「そうですか……この人ゲル泥棒です。」
「またかよ。…虹書記お願い。」
「……はい」
「あーっとまずなんで盗んだ?」
「分かるだろ」
「説明。」
「ゲルを稼げば将来安定だから。」
話聞くのめんどくせーな……ゲルなくすか?
「まぁそうだろうな。
いつ、どこで、誰から、何回、いくら盗んだ?」
「昨日の放課後、シノ図書店で、高等部3-A理の篠原さんから、3回、計12万ゲルくらい。」
「そうか。宮間、篠原に連絡。呼び出せ。」
「……篠原先輩ですか?」
「あぁ。早くしろ」
「……どこにいるんでしょうか」
「知らねーよ。ケータイにかければいいだろ。」
「…ケータイ番号知りません。」
「は?お前生徒会役員だろ」
「なんか【君は僕の友達になるには度胸が無さすぎる】と言われてしまって」
やっぱ宮間使えねー
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「そうか。宮間、篠原に連絡。呼び出せ。」
「……篠原先輩ですか?」
「あぁ。早くしろ」
「……どこにいるんでしょうか」
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「…ケータイ番号知りません。」
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