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PARK What do you wanna do.
【4】
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個室には窓がなく、天井から西日が眩しいくらいさしこんでいて埃っぽい。むっとするほど蒸し暑くて、抱き合う二人のせいでどんどん酸素が薄くなっていく。乃蒼の背中をさすった颯が、
「汗かいてるね。脱いでみよっか」
と、ばんざいをさせて、Tシャツの裾を引き上げた。
汗で艶めいた乃蒼の肌は、二の腕から日焼けのあとがくっきりと分かれていた。脱がせたそのTシャツで隠れていたところは、抜けるように真っ白であった。まな美がそうであったように、かわいらしい顔に似つかわしくないくらい腕にうぶ毛がある。違いといえば、成長期に五年も年が離れていると、乃蒼のお腹のほうはまだ少年のように薄かった。
颯は息を呑んだ。乳房とはまだ呼べないほど小ぶりな胸の先端が、痛々しそうにツンと立っていた。華奢な体つきのわりにおおきすぎる乳首が、つまめるほど充血していてすけべ心をそそる。しかもちょっと触れてやっただけで、跳ね上がるくらい敏感であった。
イヤイヤ暴れる体をぐいぐい抱き寄せられて、
「いま乳首触られてるよ」
と耳打ちされた乃蒼が、うううぅ……とうめいた。
「お兄ちゃん、こんなことまでしちゃうよ」
と、つままれた乳首を引っ張りあげられてしまうと、切なそうに背中を丸めた。ショートボブがざわめくように振るえて、羞じらうその顔を隠した。だが、乃蒼の乳首はますます太く、そして尖っていった。
小麦色の肌は、汗をはじきかえして、小粒の滴を首周りにあつめている。そっと顔を近づけてきた颯に、
「汚いです……」
と、乃蒼がためらう。
「ほんと? じゃあためしてみる」
といって、体を引いた乃蒼を無理やり抱き寄せて、颯が首筋からキスをしだした。ああ……とあらがうことを諦めたように、乃蒼の細い首筋が張りつめていく。不安そうな乃蒼の両手が、颯の肩に触れている。やがて颯の愛撫が首筋からおりていく。
「ぜんぜん汚くないよ」
と、そうささやきながら。
胸に愛撫をうけて、乃蒼がおおきく息を吸った。そして甘い吐息を洩らしだす。
「おっぱいちょうだい」
といって、すぐに乳首まで口にふくまれていった。灼けつくようなその熱い口のなかで、乳首が舌で転がされているのが乃蒼にもわかった。
「ひぃん……」
と、あえぎでる声を我慢することができない。一度洩れてしまったあえぎは、ああん、と媚びるようにとまらなくなった。
身じろぎして、一時でもジッとしていられない乃蒼に逆らわず、颯がうしろから掴まえた。
「ほうら。胸ぜんぶつかめちゃう」
といわれ、手の平ですっかり覆われた乳房が揉みくしゃにされていく。
心配そうにして、その手を乃蒼がつかんだ。あん、あん、あん、とあえいでいくそのうちに、肩を強張らせてうつむいた。髪の毛に顔が隠れてしまっていたが、可憐な唇は真一文字にきつく結ばれていた。
「胸すっごい張ってきてない?」
いやん、とお尻を揺らす乃蒼に、颯が頬を寄せて耳打ちをつづける。「感度よくない? オナニー好きでしょ」と。
やっ! と颯の腕のなかで、乃蒼が暴れた。
「人にいえないこと妄想してるんでしょ」
やん! とかぶりを振る乃蒼に、バレてるよ、と颯が釘をさした。
乃蒼はいったん押し黙ったが、ねえ……、と耳打ちされるなり、ああん! と悶えだした。高まってきたのを見てとった颯が、乃蒼の脇下から、腕をさしいれた。するとどうだろう。ぬるっ! と滑る。腋汗が横腹にまで垂れてきていた。
颯は脇下からそっと腕を抜いて、後ろ向きでうつむいている乃蒼に見えないようにして、その汗を舐めた。悪い顔をして、ずいぶん嬉しそうである。
再び腕をさしこむと、乃蒼の髪に鼻を埋めて愛撫をつづけるのであった。充血した乳頭を捏ねくりながら、髪の毛まで食んでいる。乃蒼は太ももの横に小さな拳を握って振るえていた。気をよくした颯が、
「耳弱いの?」
と、乃蒼の横顔を覗き込んで尋ねる。
「……はじめてです……」
消え入りそうな声がせいいっぱいの乃蒼に、
「すっごい熱いよ」
と耳打ちしてから、耳たぶを食んだ。いやん! と膝が落ちかけた体を、脇下から抱えて颯がささえた。
颯の腕のなかで、乃蒼の体がビクビク律動している。お尻を触られても、もはや暴れる気力がないようだ。ショートパンツを下ろされても突っ立ったままであった。てっきりこのままパンツを下ろされるものだと乃蒼は思っていたらしい。
痴漢めいてパンツのなかに手がはいりこむと、驚いたようにお尻を左右に揺すぶった。そのパンツのなかで手形がつくほどお尻をねじってやっても、ぷるん、といつまでも張りがある。小生意気そうにツンと上向いたお尻は、手に吸い付いてくるみたいにスベスベであった。
「……やめてください」
切羽つまった低い地声を揺らして、乃蒼が訴えた。だが颯は取り合わず、お尻の割れ目に指を挿してこういった。
「ここにも汗……かいてるね」
やめてください! といいかけた乃蒼をさえぎって、
「汗じゃなかったりして」
と颯がいじめた。
だぼつきのあるパンツを引き絞ってやると、いっちょ前にモリマンになった。やっ、やめっ、と首を振って、乃蒼がまた訴えた。乱れた髪の毛から、お日様の香りがたつ。
パンツの食い込んだ溝を指でなぞってやると湿り気があった。その縦染みを前後すれば、布地がきゅきゅっとした。乃蒼は股ぐらの手をぎゅっと挟み込んで内股となった。それでもきつく閉じられた太ももの間で手が休まることはなかった。あらがうだけ、颯の手は股ぐらに食い込んでいく。指腹がパンツの溝をせわしなくくじきはじめた。乃蒼の細腰がおおきくグラインドする。そのうえ、
「動くなよ」
と責められて、うううっ! と洩らした口を慌てて手で覆っていた。髪の毛をかきあげられながら、顔を覗き込まれた乃蒼の口もとがたまらなそうに歪んでいた。
「……優しくしてください……」
と下唇をさげて、いまにも泣きだしそうだ。だが、熱い愛撫を耳にうけてしまうと、甘い吐息がますます濃くなっていく。
「……女はみんな感じるんだよ」
颯が優しくなって言い訳を与えてあげた。その刹那にジュン、とパンツの縦染みがひろがっていった。
「……体が変……体が変だよぉ」
と、うわごとのように乃蒼がいう。颯が、乃蒼をうながし向かい合わせで便座を跨がせ、がに股にさせた。
「ああん!」
と、ひときわおおきな悲鳴が飛ぶ。そのくせ腰を使って自ら颯の指を迎えにきた。颯の指腹がふくらみのある恥丘をくじいた。
「かはっ!」
乃蒼が驚いて口を両手でふさいだ。
「男に逝かされたことないんだ?……」
と颯に見つめられて、乃蒼がぶるぶる首を横に振る。
「すっごいかわいいんですけど」
と言葉でいじめられ、乃蒼は鼻からともなく、口からともなく、ふうふう、息を荒げてわからなくなっていく。胸の前で手をグーに握り、息をとめたようにいきんだあとで、
「アアン!」
と悶えて、膝が不律動に痙攣した。
股ぐらから歓喜のしずくが滴り落ちてきた。便座の水をぽちょん、ぽちょん、と鳴らしながら。パンツがぐしょぐしょになった。がに股の足がまだ余韻に振るえながら内外に揺れている。颯も気圧されて顔が真っ赤であった。
乃蒼は信じられないといった面持ちで、握った拳を口もとに当てて宙空をさまよっていた。
颯が、乃蒼の片足を便座にあげた。抜き取られたぐちょぐちょパンツは、もう一方の足で丸まりながら足首までおろされた。
乃蒼は羞じらってアソコを手で隠したけれど、そのほうがよほどいやらしく、そして情欲をかきたてた。
「みして」
と、あっけなくアソコの手をどかされ、颯の眼前になにもかもを晒すこととなった。
太ももに体操着の日焼けあとを残していて、パンツで覆われていたところは際立って色が白かった。鼠径部の三角地帯がこんもりとふくらんでいる。飾り毛が申し訳程度にだけ生えている。まだ生えそろっていないのが妙に色っぽく、どこか見てはいけないものを見てしまったような気さえした。
颯は、そんなアソコを、屈みこみながら興味津々に覗きこむ。乃蒼は黙ってそれを許した。颯がジロリと見上げると、うつむいたままの乃蒼と目がかち合った。その表情から、これからなにをされるのかわかっているようであった。颯が―、
「舐めてるとこみてて」
といって、舌腹をだしてアソコを迎えにいった。
無垢な粘膜に触れたとたん、あああっ! と太ももが振るえだす。颯はそんな太ももに手を絡ませて、舌をめいいっぱい突きだし、鼻に皺を寄せながら啜った。
「ぜんぜん匂いしないね」
と股ぐらからいわれ、乃蒼は言葉を失ったようにあえいだ。弾力のある肉扉を指でほんの少しくつひろげられただけで、なかからおつゆが垂れてきた。
「喉渇いてるからいっぱい啜っちゃお」
といった颯が、ジュルジュル、音を立てて粘膜にむしゃぶりつく。
乃蒼は咳き込んで、おでこまで真っ赤にした。下のほうでは、真っ白い肉土手がぷるぷる振るえている。
「かっわいい!」
勢いあまって、颯がアソコに頬ずりまでした。瞬く間に、颯の鼻や口や頬も愛液でべとべとになっていく。
「だめえ!」
乃蒼は、颯の頭につかまるようにして髪の毛をくしゃくしゃにした。
と、颯が肉層の分かれ目に愛らしい突起を見つけた。
「ふふ。オナニーばっかしてんじゃないの?」
といっただけあって、クリがだいぶ発達していた。下から睨みつけるようにしてこれを舐めた。
「すっごいデカクリ」
となじられても、言い訳ができないくらい充血していて、おおきくふくらんでいた。過保護そうなきつい包皮を破って、顔をほとんどだしている。
「……いわないでください……」
と哀願する乃蒼にも、なにやら自覚があるようで、そのうちにゆるしてください、と泣きをいれはじめた。
許す気などさらさらなかったが、颯はなにか思いついて、乃蒼を後ろ向きにした。恥ずかしがる乃蒼の背中を押してやって、お尻が高く突きあがるように促した。
恥ずかしさのあまり、お尻に力がはいっているのであろう。お尻の穴が、小指すら受け入れなさそうなくらい窄まってヒクヒクしている。
颯は、双臀の溝をわりひらくようにしてくつろげ、肛門を匂いながら愛撫した。媚態に濡れた鼻息が当たっているのがわかるのか、乃蒼のお尻はジッとしていられない。右に左に、前に後ろに踊ってしまう。これをおもしろがって、颯がお尻の穴も舐めてやった。
「そこはー!!」
乃蒼から悲鳴がでる。それでもやめない颯の愛撫に、ぶるるん! とお尻が波をうって律動した。
「へえ……」
と、なにかいいたそうな颯であったが、それから先はいわずにおいた。その代わりに、こっちを向き直らせた乃蒼に対して、
「ばんざいしてみよっか」
と注文をつけた。颯の思惑どおり、
「こうですか?……」
と、乃蒼が素直にいうことをきいた。
「汗かいてるね。脱いでみよっか」
と、ばんざいをさせて、Tシャツの裾を引き上げた。
汗で艶めいた乃蒼の肌は、二の腕から日焼けのあとがくっきりと分かれていた。脱がせたそのTシャツで隠れていたところは、抜けるように真っ白であった。まな美がそうであったように、かわいらしい顔に似つかわしくないくらい腕にうぶ毛がある。違いといえば、成長期に五年も年が離れていると、乃蒼のお腹のほうはまだ少年のように薄かった。
颯は息を呑んだ。乳房とはまだ呼べないほど小ぶりな胸の先端が、痛々しそうにツンと立っていた。華奢な体つきのわりにおおきすぎる乳首が、つまめるほど充血していてすけべ心をそそる。しかもちょっと触れてやっただけで、跳ね上がるくらい敏感であった。
イヤイヤ暴れる体をぐいぐい抱き寄せられて、
「いま乳首触られてるよ」
と耳打ちされた乃蒼が、うううぅ……とうめいた。
「お兄ちゃん、こんなことまでしちゃうよ」
と、つままれた乳首を引っ張りあげられてしまうと、切なそうに背中を丸めた。ショートボブがざわめくように振るえて、羞じらうその顔を隠した。だが、乃蒼の乳首はますます太く、そして尖っていった。
小麦色の肌は、汗をはじきかえして、小粒の滴を首周りにあつめている。そっと顔を近づけてきた颯に、
「汚いです……」
と、乃蒼がためらう。
「ほんと? じゃあためしてみる」
といって、体を引いた乃蒼を無理やり抱き寄せて、颯が首筋からキスをしだした。ああ……とあらがうことを諦めたように、乃蒼の細い首筋が張りつめていく。不安そうな乃蒼の両手が、颯の肩に触れている。やがて颯の愛撫が首筋からおりていく。
「ぜんぜん汚くないよ」
と、そうささやきながら。
胸に愛撫をうけて、乃蒼がおおきく息を吸った。そして甘い吐息を洩らしだす。
「おっぱいちょうだい」
といって、すぐに乳首まで口にふくまれていった。灼けつくようなその熱い口のなかで、乳首が舌で転がされているのが乃蒼にもわかった。
「ひぃん……」
と、あえぎでる声を我慢することができない。一度洩れてしまったあえぎは、ああん、と媚びるようにとまらなくなった。
身じろぎして、一時でもジッとしていられない乃蒼に逆らわず、颯がうしろから掴まえた。
「ほうら。胸ぜんぶつかめちゃう」
といわれ、手の平ですっかり覆われた乳房が揉みくしゃにされていく。
心配そうにして、その手を乃蒼がつかんだ。あん、あん、あん、とあえいでいくそのうちに、肩を強張らせてうつむいた。髪の毛に顔が隠れてしまっていたが、可憐な唇は真一文字にきつく結ばれていた。
「胸すっごい張ってきてない?」
いやん、とお尻を揺らす乃蒼に、颯が頬を寄せて耳打ちをつづける。「感度よくない? オナニー好きでしょ」と。
やっ! と颯の腕のなかで、乃蒼が暴れた。
「人にいえないこと妄想してるんでしょ」
やん! とかぶりを振る乃蒼に、バレてるよ、と颯が釘をさした。
乃蒼はいったん押し黙ったが、ねえ……、と耳打ちされるなり、ああん! と悶えだした。高まってきたのを見てとった颯が、乃蒼の脇下から、腕をさしいれた。するとどうだろう。ぬるっ! と滑る。腋汗が横腹にまで垂れてきていた。
颯は脇下からそっと腕を抜いて、後ろ向きでうつむいている乃蒼に見えないようにして、その汗を舐めた。悪い顔をして、ずいぶん嬉しそうである。
再び腕をさしこむと、乃蒼の髪に鼻を埋めて愛撫をつづけるのであった。充血した乳頭を捏ねくりながら、髪の毛まで食んでいる。乃蒼は太ももの横に小さな拳を握って振るえていた。気をよくした颯が、
「耳弱いの?」
と、乃蒼の横顔を覗き込んで尋ねる。
「……はじめてです……」
消え入りそうな声がせいいっぱいの乃蒼に、
「すっごい熱いよ」
と耳打ちしてから、耳たぶを食んだ。いやん! と膝が落ちかけた体を、脇下から抱えて颯がささえた。
颯の腕のなかで、乃蒼の体がビクビク律動している。お尻を触られても、もはや暴れる気力がないようだ。ショートパンツを下ろされても突っ立ったままであった。てっきりこのままパンツを下ろされるものだと乃蒼は思っていたらしい。
痴漢めいてパンツのなかに手がはいりこむと、驚いたようにお尻を左右に揺すぶった。そのパンツのなかで手形がつくほどお尻をねじってやっても、ぷるん、といつまでも張りがある。小生意気そうにツンと上向いたお尻は、手に吸い付いてくるみたいにスベスベであった。
「……やめてください」
切羽つまった低い地声を揺らして、乃蒼が訴えた。だが颯は取り合わず、お尻の割れ目に指を挿してこういった。
「ここにも汗……かいてるね」
やめてください! といいかけた乃蒼をさえぎって、
「汗じゃなかったりして」
と颯がいじめた。
だぼつきのあるパンツを引き絞ってやると、いっちょ前にモリマンになった。やっ、やめっ、と首を振って、乃蒼がまた訴えた。乱れた髪の毛から、お日様の香りがたつ。
パンツの食い込んだ溝を指でなぞってやると湿り気があった。その縦染みを前後すれば、布地がきゅきゅっとした。乃蒼は股ぐらの手をぎゅっと挟み込んで内股となった。それでもきつく閉じられた太ももの間で手が休まることはなかった。あらがうだけ、颯の手は股ぐらに食い込んでいく。指腹がパンツの溝をせわしなくくじきはじめた。乃蒼の細腰がおおきくグラインドする。そのうえ、
「動くなよ」
と責められて、うううっ! と洩らした口を慌てて手で覆っていた。髪の毛をかきあげられながら、顔を覗き込まれた乃蒼の口もとがたまらなそうに歪んでいた。
「……優しくしてください……」
と下唇をさげて、いまにも泣きだしそうだ。だが、熱い愛撫を耳にうけてしまうと、甘い吐息がますます濃くなっていく。
「……女はみんな感じるんだよ」
颯が優しくなって言い訳を与えてあげた。その刹那にジュン、とパンツの縦染みがひろがっていった。
「……体が変……体が変だよぉ」
と、うわごとのように乃蒼がいう。颯が、乃蒼をうながし向かい合わせで便座を跨がせ、がに股にさせた。
「ああん!」
と、ひときわおおきな悲鳴が飛ぶ。そのくせ腰を使って自ら颯の指を迎えにきた。颯の指腹がふくらみのある恥丘をくじいた。
「かはっ!」
乃蒼が驚いて口を両手でふさいだ。
「男に逝かされたことないんだ?……」
と颯に見つめられて、乃蒼がぶるぶる首を横に振る。
「すっごいかわいいんですけど」
と言葉でいじめられ、乃蒼は鼻からともなく、口からともなく、ふうふう、息を荒げてわからなくなっていく。胸の前で手をグーに握り、息をとめたようにいきんだあとで、
「アアン!」
と悶えて、膝が不律動に痙攣した。
股ぐらから歓喜のしずくが滴り落ちてきた。便座の水をぽちょん、ぽちょん、と鳴らしながら。パンツがぐしょぐしょになった。がに股の足がまだ余韻に振るえながら内外に揺れている。颯も気圧されて顔が真っ赤であった。
乃蒼は信じられないといった面持ちで、握った拳を口もとに当てて宙空をさまよっていた。
颯が、乃蒼の片足を便座にあげた。抜き取られたぐちょぐちょパンツは、もう一方の足で丸まりながら足首までおろされた。
乃蒼は羞じらってアソコを手で隠したけれど、そのほうがよほどいやらしく、そして情欲をかきたてた。
「みして」
と、あっけなくアソコの手をどかされ、颯の眼前になにもかもを晒すこととなった。
太ももに体操着の日焼けあとを残していて、パンツで覆われていたところは際立って色が白かった。鼠径部の三角地帯がこんもりとふくらんでいる。飾り毛が申し訳程度にだけ生えている。まだ生えそろっていないのが妙に色っぽく、どこか見てはいけないものを見てしまったような気さえした。
颯は、そんなアソコを、屈みこみながら興味津々に覗きこむ。乃蒼は黙ってそれを許した。颯がジロリと見上げると、うつむいたままの乃蒼と目がかち合った。その表情から、これからなにをされるのかわかっているようであった。颯が―、
「舐めてるとこみてて」
といって、舌腹をだしてアソコを迎えにいった。
無垢な粘膜に触れたとたん、あああっ! と太ももが振るえだす。颯はそんな太ももに手を絡ませて、舌をめいいっぱい突きだし、鼻に皺を寄せながら啜った。
「ぜんぜん匂いしないね」
と股ぐらからいわれ、乃蒼は言葉を失ったようにあえいだ。弾力のある肉扉を指でほんの少しくつひろげられただけで、なかからおつゆが垂れてきた。
「喉渇いてるからいっぱい啜っちゃお」
といった颯が、ジュルジュル、音を立てて粘膜にむしゃぶりつく。
乃蒼は咳き込んで、おでこまで真っ赤にした。下のほうでは、真っ白い肉土手がぷるぷる振るえている。
「かっわいい!」
勢いあまって、颯がアソコに頬ずりまでした。瞬く間に、颯の鼻や口や頬も愛液でべとべとになっていく。
「だめえ!」
乃蒼は、颯の頭につかまるようにして髪の毛をくしゃくしゃにした。
と、颯が肉層の分かれ目に愛らしい突起を見つけた。
「ふふ。オナニーばっかしてんじゃないの?」
といっただけあって、クリがだいぶ発達していた。下から睨みつけるようにしてこれを舐めた。
「すっごいデカクリ」
となじられても、言い訳ができないくらい充血していて、おおきくふくらんでいた。過保護そうなきつい包皮を破って、顔をほとんどだしている。
「……いわないでください……」
と哀願する乃蒼にも、なにやら自覚があるようで、そのうちにゆるしてください、と泣きをいれはじめた。
許す気などさらさらなかったが、颯はなにか思いついて、乃蒼を後ろ向きにした。恥ずかしがる乃蒼の背中を押してやって、お尻が高く突きあがるように促した。
恥ずかしさのあまり、お尻に力がはいっているのであろう。お尻の穴が、小指すら受け入れなさそうなくらい窄まってヒクヒクしている。
颯は、双臀の溝をわりひらくようにしてくつろげ、肛門を匂いながら愛撫した。媚態に濡れた鼻息が当たっているのがわかるのか、乃蒼のお尻はジッとしていられない。右に左に、前に後ろに踊ってしまう。これをおもしろがって、颯がお尻の穴も舐めてやった。
「そこはー!!」
乃蒼から悲鳴がでる。それでもやめない颯の愛撫に、ぶるるん! とお尻が波をうって律動した。
「へえ……」
と、なにかいいたそうな颯であったが、それから先はいわずにおいた。その代わりに、こっちを向き直らせた乃蒼に対して、
「ばんざいしてみよっか」
と注文をつけた。颯の思惑どおり、
「こうですか?……」
と、乃蒼が素直にいうことをきいた。
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