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息子の日課
【2】
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そもそも過ちの発端は長期単身赴任で旦那がほとんど家に居ないことであった。
「……アンッ」
その胸が圧迫されるような苦しさから芙美子は額まで赤くした。
そう信じていたいのは芙美子だけだったのだから。セックスレスで持て余した淫乱なこの躰を認めたくなかったのである。
これでは旦那と結婚をしたのか息子と結婚をしたのかまるでわからないのだが、年の差がこうも離れすぎるとお互い変な気を使わず、なにより躰の相性が妙によかった。
「……きょうはいいでしょ……」
「だめだよ」
息子はいつも強引で芙美子は目のやり場にさえ困ってまばたきがおおくなった。
「……そんな目で見つめないで」
「どんなー?」
「食い入るようなそんな目で……」
「だってーほんとの親子になりたいんだもん」
「嫌な子……」
そう言えばあたしが許すと思っているのだ。けれど芙美子にしてもそれは同じこと。どこかでそれを言い訳にしていたのかもしれない。だから――、
「……仕方ないわね」
と芙美子はなかば諦め、ほだされたこの躰を預けて姿勢を楽にした。
今日で最後だと誓うのだけれど、この通り翌日になれば底なしの性欲に負けてしまう。和姦と強姦の境界線で毎日のように犯されつづけたあげく、芙美子の顔色は翳り性欲疲れともいえる隈さえできていた。
「すっごいおっぱいおっきいー」
「こら静かになさいっ」
どうしたものか。年下になど興味はなかったのだが、味わってみるとこれが病みつきとなった。
しかしあの海斗がこれほどのモンスターになるとは思いもよらなかった。すっかり色欲狂いとなって手に負えない。とかく情熱がすごい。それこそ一心不乱に求めてくる。息子はほっとけば二時間でもクンニをしてくれるし、おっぱいだってずうっと揉んでいる。あのときだって二時間くらいはゆうに揉んでいたことだろう。芙美子は息子に揉まれてすぎて初めて潮を噴いていた。
「吸っていいー?」
「……うんどうぞ……」
そればかりか、裸の写真はおろか、ハメ撮りすら録られてしまっているのだ。海斗に本気で脅す意思はないようだが、どこでどう気が変わるかしれたものじゃない。
「アンアン……」
やがて芙美子の喘ぎ声のほうがおおきくなってきてしまう。ご近所中に聞こえてやしないか奥歯を噛んでその声を押し殺した。
「赤ちゃんみたいにおっぱい吸いたいー」
「ああ……」
なんてこと。息子の要求はとどまることを知らない。
これは膝枕して吸いたいってことだ。どうやらこの子のお気に入りの体位らしい。
羞じらいつつも拒むことができない。息子の……初めてを奪ってしまった罪悪感が芙美子を苦しめていた。
「……アンッ」
その胸が圧迫されるような苦しさから芙美子は額まで赤くした。
そう信じていたいのは芙美子だけだったのだから。セックスレスで持て余した淫乱なこの躰を認めたくなかったのである。
これでは旦那と結婚をしたのか息子と結婚をしたのかまるでわからないのだが、年の差がこうも離れすぎるとお互い変な気を使わず、なにより躰の相性が妙によかった。
「……きょうはいいでしょ……」
「だめだよ」
息子はいつも強引で芙美子は目のやり場にさえ困ってまばたきがおおくなった。
「……そんな目で見つめないで」
「どんなー?」
「食い入るようなそんな目で……」
「だってーほんとの親子になりたいんだもん」
「嫌な子……」
そう言えばあたしが許すと思っているのだ。けれど芙美子にしてもそれは同じこと。どこかでそれを言い訳にしていたのかもしれない。だから――、
「……仕方ないわね」
と芙美子はなかば諦め、ほだされたこの躰を預けて姿勢を楽にした。
今日で最後だと誓うのだけれど、この通り翌日になれば底なしの性欲に負けてしまう。和姦と強姦の境界線で毎日のように犯されつづけたあげく、芙美子の顔色は翳り性欲疲れともいえる隈さえできていた。
「すっごいおっぱいおっきいー」
「こら静かになさいっ」
どうしたものか。年下になど興味はなかったのだが、味わってみるとこれが病みつきとなった。
しかしあの海斗がこれほどのモンスターになるとは思いもよらなかった。すっかり色欲狂いとなって手に負えない。とかく情熱がすごい。それこそ一心不乱に求めてくる。息子はほっとけば二時間でもクンニをしてくれるし、おっぱいだってずうっと揉んでいる。あのときだって二時間くらいはゆうに揉んでいたことだろう。芙美子は息子に揉まれてすぎて初めて潮を噴いていた。
「吸っていいー?」
「……うんどうぞ……」
そればかりか、裸の写真はおろか、ハメ撮りすら録られてしまっているのだ。海斗に本気で脅す意思はないようだが、どこでどう気が変わるかしれたものじゃない。
「アンアン……」
やがて芙美子の喘ぎ声のほうがおおきくなってきてしまう。ご近所中に聞こえてやしないか奥歯を噛んでその声を押し殺した。
「赤ちゃんみたいにおっぱい吸いたいー」
「ああ……」
なんてこと。息子の要求はとどまることを知らない。
これは膝枕して吸いたいってことだ。どうやらこの子のお気に入りの体位らしい。
羞じらいつつも拒むことができない。息子の……初めてを奪ってしまった罪悪感が芙美子を苦しめていた。
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