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イカレタヤツラ
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もしかしたら、自分というものは、ひどく醜いヤツなんじゃないだろうか、そんなことを思うようになってからというもの、ひとのことをやたらと褒める、イヤな癖が身に付いてきた。
すごいですね。
カッコいいですね。
可愛いですね。
綺麗ですね。
その通りだと思います。
僕も、そうなりたいです。
憧れています。
素敵なお洋服ですね。
きょうの髪型好きかも。
なんて、おべんちゃらばっかり口にしている。
ひとを褒めるって行為というのは案外便利なもので、こちらのホンネをうまく包み隠してくれる。
相手のひとに、コイツバカだなって思われたとしても、不愉快にさせることは少ないだろうし、どこかで生きづらさを感じていたものが、ほんの少しだけ楽になれた気さえしたからだ。
世間を歩かされてみるとさ、そういったひとたちばかりだと気づかされた。
彼はゾッとしてさ、それ以来無口になった。
すごいですね。
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僕も、そうなりたいです。
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なんて、おべんちゃらばっかり口にしている。
ひとを褒めるって行為というのは案外便利なもので、こちらのホンネをうまく包み隠してくれる。
相手のひとに、コイツバカだなって思われたとしても、不愉快にさせることは少ないだろうし、どこかで生きづらさを感じていたものが、ほんの少しだけ楽になれた気さえしたからだ。
世間を歩かされてみるとさ、そういったひとたちばかりだと気づかされた。
彼はゾッとしてさ、それ以来無口になった。
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