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しおりを挟むサークルが終わり、そのまま家に帰ろうとした時に朝言われたことを思い出した。
「あー先輩の家寄らなきゃだった」
先輩の冷蔵庫は朝見たけど、丁度作りたいものの材料はなかった。
一応先輩が何を食べたいのか分からないから電話してみることにした。
ワンコールで先輩は出た
「今から夕ご飯の買い出し行くんですけど、何か食べたい物ありますか?」
「どこのスーパー行くの?」
あれあれ?俺は食べたい物聞いてるんだよな
「先輩の家から1番近いとこです」
まあ聞かれたら答えるしかないよな…
「ちょっと待ってろ」
それだけ言って先輩はガチャっと電話を切った。
5分後息を切らしてる先輩が来た。
「別に来なくても大丈夫ですよ?」
「俺が来たかったから来た」
それは…女子に言ったら倒れられそうですね
まぁ気を取り直して買い物だ!
「先輩!何食べたいですか?」
「んー遼の作る物ならなんでも」
あの、頼みますからそうゆうのは女子に言ってください…
「じゃあハンバーグでいいですか?」
「うん!」
となると必要なのは、玉ねぎと牛ひき肉とかか…乱雑にカゴにそれらを入れるとレジへと急いだ。時刻は既に8時をまわっている。
これから作ることを考えると、少しでも早く先輩の家に着きたい。
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