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しおりを挟む朝起きると、先輩がまだ寝ていることを確認してから朝食の準備に取り掛かった。冷蔵庫の中も綺麗に整理されていて、使いやすい。卵2つとベーコンを取り出した。
「パン派かな?ご飯派かな?」
先輩の好みがわかんないので、その辺を色々見てみるとパンがあった。
パン派ってことでいいかと勝手に納得して、俺は朝食を作り始めた。
丁度作り終わった頃、先輩が起きてきた。
「あ、おはようございます!」
「ん…おはよう…」
まだ眠いのか、目を擦りながら挨拶してくる先輩は可愛い。
「…あれ?なんでいるの?」
やっと異変に気づいたらしい。
まぁそりゃ、朝起きたら俺がいて
尚且つ朝食作られてたら驚くよな。
「覚えてないんですか?」
「ん、ちょっと待て」
頑張って昨日の記憶を引っ張り出そうとしているが、なかなか思い出せないらしい。
「先輩、昨日キスしてきたんですよ俺に…」
「それは覚えてる」
あれ?その事を覚えて ないのかと思った。
「そうじゃなくて、ソファーにいたはずなのになんでベッドで寝てたんだ?」
あぁ、そっちか…
「俺が運んだんですよ」
「ありがとな」
そう言って、先輩はくしゃくしゃと俺の頭を撫でた。
「まぁ折角作ったんで、食べません?」
何も答えずに先輩はベーコンエッグを箸で食べた。
「美味いな…」
褒めてもらえて、めっちゃ安心した。
「じゃあそろそろ帰りますね?今日もサークルあるんで…」
「夜もまた来いよ」
「は?いや、なんでですか!?」
「朝ごはん美味かったから、夕ご飯も作りに来い」
あーそう言うことですか
「わかりましたよ。じゃあまた夜に」
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