先輩のせいですからね!!

みーな

文字の大きさ
上 下
3 / 11

3

しおりを挟む

あの時のことを思い出してると、先輩がだって…と重い口を開いた。

「仕方ないだろ、好きなんだから…」

いやそう言われても…なぁ?

「何かあったんじゃないかって、心配して見に行ったら遼は無防備で寝てるし…」

それはすみませんでした。
でも、そんなに無防備だった覚えないけどなぁ…

「誰だって、好きな人が気持ち良さそうに無防備で寝てたらキスのひとつぐらいしたくなるっての!」
「いや、普通はキスしないですよ。しかも俺、男ですよ?」

うん!俺は間違ったことは言ってないな!これが正しい。

「男だからとかそうゆうの関係ある?」

「えっ?いや、でも…」

俺が間違っていたのか??カルーアは飲みやすくて、度数がそれなりに高い。
その前に既に飲んでいたこともあって、
頭が回らなくなっていた。


不意にできた隙がやばいことに気づいたのは、先輩にキスされてからだった。

「えっ?ちょ、待って…」

抵抗してみたが、先輩は俺より身長がないくせにびくともしなかった。

「待てない。嫌なら、家までついてこないだろ?」

勝手にそう解釈されて、為す術もなく
されるがままになっていた。

突然ガクッと重くなった。あれ?と思い、目を開くと先輩が寝ていた。
いや、キスしてる最中に寝るか?普通…
このままソファーで寝たら風邪をひくと思い、先輩をベッドまで運ぶことにした。

ひょいと持ち上げると、思いの外軽かった。

起こさないように静かに移動してベッドに寝かせると、むにゃむにゃと言った。

「ったく。先輩だって俺にそんな無謀な顔見せないでくださいよ…」

そう言い残し、ちゅっと軽くキスをしてからリビングに戻った。

リビングに戻った俺は、何処で寝ようか迷っていた。流石に1時をまわっているので、このまま帰るのはかなりしんどい。明日先輩が起きたら俺がいてどんな顔するか気になるし…

最もらしい理由を付けて、俺はソファーで寝ることにした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

組長と俺の話

性癖詰め込みおばけ
BL
その名の通り、組長と主人公の話 え、主人公のキャラ変が激しい?誤字がある? ( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )それはホントにごめんなさい 1日1話かけたらいいな〜(他人事) 面白かったら、是非コメントをお願いします!

フルチン魔王と雄っぱい勇者

ミクリ21
BL
フルチンの魔王と、雄っぱいが素晴らしい勇者の話。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

合鍵

茉莉花 香乃
BL
高校から好きだった太一に告白されて恋人になった。鍵も渡されたけれど、僕は見てしまった。太一の部屋から出て行く女の人を…… 他サイトにも公開しています

どうして、こうなった?

yoyo
BL
新社会として入社した会社の上司に嫌がらせをされて、久しぶりに会った友達の家で、おねしょしてしまう話です。

アリスの苦難

浅葱 花
BL
主人公、有栖川 紘(アリスガワ ヒロ) 彼は生徒会の庶務だった。 突然壊れた日常。 全校生徒からの繰り返される”制裁” それでも彼はその事実を受け入れた。 …自分は受けるべき人間だからと。

処理中です...