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しおりを挟む今日は大学のサークルの飲み会だ。
始まって既に2時間が経過している。
気づけば、隣で飲み会をしていたと思われる他大学とごっちゃになっていた。
ジョッキに残っていたビールを飲み干し
新しく頼もうとした時、他大学のメンバーの中に見知った顔がいることに気づいた。
「あれ?悠希先輩じゃないですか!」
そう言って、近づくと向こうも覚えてたらしく久しぶりだなと言ってきた。
悠希先輩は俺が高1だった頃高3だった。学年では2つ、歳では先輩は留年してるため3つ離れている。
それから積もる話を話していた。
そろそろお開きになるらしいが、
まだ悠希先輩と話したかった俺は
思い切って誘ってみることにした。
「先輩!まだ話し足りないんで、もう一軒行きませんか?」
「いいけど、家じゃダメ?」
「いいですよ!」
先輩が高校を卒業すると同時に引っ越してしまったため、今の先輩の家に行くのは初めてだった。
先輩の家に入ると、そこには昔と変わらず家の中には必要最低限の物しか置いてなかった。
リビングにある大きめのソファーに座ると、先輩がお酒を持ってきた。
「甘党だから、こうゆうしか置いてないけどいい?」
そう言う先輩はカルーアと牛乳を手にしていた。
「俺も甘党なんで大丈夫です」
しばらくすると、お酒が進んできたせいかいつの間にか高校時代の話をしていた。体育祭の話、夏休みの話とどんどん季節は進んでいく。
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