28 / 64
第27話 告白しよう
しおりを挟む
女騎士に目をつけられてしまった今、爆買いも自重した方が良いだろうという結論に至った。
確かに少し調子にのり過ぎたかもしれない。お金が無限にあるのを良いことに、気になるものは取り敢えず買っといたのだった。
俺は一旦自分が何を購入したのか把握するためにカバンの中を整理し始めた。
火の魔結晶×25
水の魔結晶×36
風の魔結晶×99
光の魔結晶×99
闇の魔結晶×70
ガスコンロ代わりになる火の魔結晶と飲み水代わりになる水の魔結晶の消耗が激しい。これは買い足しておきたいところだ。
闇の魔結晶は確かvs ならず者のときに少しだけ使った。風と光に至ってはまったく使ったことがないな。
俺はメモを用紙にその旨を記入し、別の物を引っ張り出す。
「えーっとこれはサクヤから買った天使の涙×2か」
何かに使えるかと思って一応買ってはみたものの、今のところ使う予定はない回復薬だ。
お、あったあった。そしてごく普通の回復薬も99個購入済みだ。これは薬草を煎じたもので、道具屋があるところならどこでも売ってるらしい。効果もお値段なりと言ったところで、歴戦の冒険者ならこの程度の回復量じゃ足りないようだ。
ただ体力の低い俺にはこれ一つで満タンまで回復するので栄養ドリンクとしては重宝している。
「後は、ああこれか」
お次は体力ではなく魔力を回復する薬で、「妖精羽の雫」という液体。エメラルドゴールドに光る液体が瓶詰めされている。
これも一応99個買ったのだが魔法がそもそも使えない俺には宝の持ち腐れというやつだった。
まあ捨てるのは勿体ないからこのまま持っておこう。いつか使うかもしれないし。
「げ、忘れてた」
俺は手に触れた硬いものを引っ張りあげた。それは銅で出来たごく普通の剣で、一応買っておいたのだが結局使わずに放置していた代物だ。
よくよく考えたら魔物退治なんて行く気はないし、そもそも刃物を振り回すなんて怖いし、剣なんていらなくね? という結論ゆえの放置だ。
「これは使い物にならなそうだなー……でも売ってもな」
実際大した金額にはならないだろう。駄菓子一つ分ぐらいの金になれば良い方だ。
「見なかったことにしよ」
うんうん、剣なんてなかった。
どうせ無限に入るんだし、亜空間の肥やしにしておこう。
そしてお次に出てきたのは皮で出来た鎧。これも浮かれて購入したものだが、思ってた以上のダサさと重さに装備を挫折したという経緯がある。
これならスーツの方がマシだな、という訳で最近までずっとスーツ生活をしていた訳である。
「うんまあこんなんもんかな」
俺が思っていたより爆買いしてないというのが正直な感想だ。
そもそもこの俺の住んでいる場所は、いわゆるゲームでいう最初の方の町らしい。そのため、さほど高価な装備や道具は売っていないので買うものがない。
別の町に行けばもっと凄いものがあるんだろうけど……まあ別に勇者になりたいわけじゃないし良いかな……。
サクヤのところにいけば珍しいものは手に入りそうだし。
「……ヨリ」
「ああシエル。起きたか」
いつの間にかお昼寝から目を覚ましていたシエルがこちらを見ていた。そして辺りに散らばっていた道具を不思議そうな顔で眺めている。
「これ全部ヨリの? 」
「ああ」
シエルはそっか、と呟くと、何かを決心したかのようにこう続けた。
「あの女の人も言ってたけど、なんでヨリはお金持ちなんですか? 」
「えっ!? 」
「ヨリは悪いこと……してないよね? 」
う、疑われている。いや、というより心配されている。
シエルが真っ直ぐに俺を見つめて、返答を待っていた。
「ええとそれは……」
彼女には真実を言うべきか? いやでも彼女の理解に追い付くか?
「……言えないこと? 」
シエルの瞳に怯えの色が見えた。
……観念した俺は自分がここに来た経緯、そして能力のことを全て彼女に話したのだった。
俺はここに来て初めて、誰かに自分の話をした。
◇◇◇
全てを話終えると、シエルはしばらく考え込むようにうんうん唸っていたが、あるとき声をあげた。
「えっと、つまりヨリはこの世界の人じゃないってことですか? 」
「そうだ」
「それでお金持ちになるという能力を貰ったと」
「まあそうだな」
他の奴等のように誰かに貰ったという記憶はないのだが、俺が忘れているだけで多分そうなのだろう。
「なるほどです……」
シエルは思っていたより驚きはしなかった。
ただ何とか理解しようと頭を必死に働かせているようだった。
「信じてくれるのか? 」
するとシエルはえ? と答える。
「当たり前です。ヨリが嘘をつくわけないです」
思っていたより俺は彼女から信頼されていたようだ。何だか照れてしまい、俺は思わず自分の鼻の頭を掻いた。
「その、なんだ……本当はもっと贅沢な暮らしが出来るんだが、今回みたいに怪しまれると言い訳が難しくてな。ごめんな」
「謝らないで下さい。私はヨリと一緒にいられるだけで幸せです。これ以上幸せになったらバチが当たります」
ふふっと笑うシエル。
俺はくしゃりと彼女の柔らかな髪を撫でた。
「ありがとな」
「いえ。でもこれでヨリの秘密は分かりました。これは内緒のことですね? 」
俺はコクリと頷いた。
「これは俺とシエル、2人の秘密だ」
「ふふ、共犯者みたいで何だか格好良いです」
共犯者って……それじゃ俺が犯罪を犯したみたいだろ!
そして俺たちは顔を見合わせると、クスクス笑いだした。
秘密を打ち明けられて何だか心が軽くなった気がした。
「……元の世界に帰らないですよね? 」
「え? 」
シエルは遠慮がちに呟くように行った。
「えっと……その……。ヨリは地球というところに帰ったりしませんよね? 私を一人にしないですよね? 」
ああなんだ。この娘はそんなことを心配していたのか。
「当たり前だろ。俺はもうこの世界に骨を埋める覚悟だよ」
「そう……ですか」
シエルは口許を三日月型に歪ませた。
平静を装ってはいるが、喜んでくれているようだ。
そしてそれを誤魔化すようにこう言葉を続ける。
「ヨリ、私今日は大浴場に行ってみたいです」
「大浴場? 」
「はい。皆で楽しく広いお風呂に入るみたいです!」
日本の銭湯みたいなものだろうか? まあたまには良いだろう。シエルも俺以外の人間と関わりを持つことも大事だ。
もしかしたら同世代の友人が出来るかもしれないし。
「じゃあ行ってみるか」
俺がそう言うと、シエルははい! と元気よく返事をした。
確かに少し調子にのり過ぎたかもしれない。お金が無限にあるのを良いことに、気になるものは取り敢えず買っといたのだった。
俺は一旦自分が何を購入したのか把握するためにカバンの中を整理し始めた。
火の魔結晶×25
水の魔結晶×36
風の魔結晶×99
光の魔結晶×99
闇の魔結晶×70
ガスコンロ代わりになる火の魔結晶と飲み水代わりになる水の魔結晶の消耗が激しい。これは買い足しておきたいところだ。
闇の魔結晶は確かvs ならず者のときに少しだけ使った。風と光に至ってはまったく使ったことがないな。
俺はメモを用紙にその旨を記入し、別の物を引っ張り出す。
「えーっとこれはサクヤから買った天使の涙×2か」
何かに使えるかと思って一応買ってはみたものの、今のところ使う予定はない回復薬だ。
お、あったあった。そしてごく普通の回復薬も99個購入済みだ。これは薬草を煎じたもので、道具屋があるところならどこでも売ってるらしい。効果もお値段なりと言ったところで、歴戦の冒険者ならこの程度の回復量じゃ足りないようだ。
ただ体力の低い俺にはこれ一つで満タンまで回復するので栄養ドリンクとしては重宝している。
「後は、ああこれか」
お次は体力ではなく魔力を回復する薬で、「妖精羽の雫」という液体。エメラルドゴールドに光る液体が瓶詰めされている。
これも一応99個買ったのだが魔法がそもそも使えない俺には宝の持ち腐れというやつだった。
まあ捨てるのは勿体ないからこのまま持っておこう。いつか使うかもしれないし。
「げ、忘れてた」
俺は手に触れた硬いものを引っ張りあげた。それは銅で出来たごく普通の剣で、一応買っておいたのだが結局使わずに放置していた代物だ。
よくよく考えたら魔物退治なんて行く気はないし、そもそも刃物を振り回すなんて怖いし、剣なんていらなくね? という結論ゆえの放置だ。
「これは使い物にならなそうだなー……でも売ってもな」
実際大した金額にはならないだろう。駄菓子一つ分ぐらいの金になれば良い方だ。
「見なかったことにしよ」
うんうん、剣なんてなかった。
どうせ無限に入るんだし、亜空間の肥やしにしておこう。
そしてお次に出てきたのは皮で出来た鎧。これも浮かれて購入したものだが、思ってた以上のダサさと重さに装備を挫折したという経緯がある。
これならスーツの方がマシだな、という訳で最近までずっとスーツ生活をしていた訳である。
「うんまあこんなんもんかな」
俺が思っていたより爆買いしてないというのが正直な感想だ。
そもそもこの俺の住んでいる場所は、いわゆるゲームでいう最初の方の町らしい。そのため、さほど高価な装備や道具は売っていないので買うものがない。
別の町に行けばもっと凄いものがあるんだろうけど……まあ別に勇者になりたいわけじゃないし良いかな……。
サクヤのところにいけば珍しいものは手に入りそうだし。
「……ヨリ」
「ああシエル。起きたか」
いつの間にかお昼寝から目を覚ましていたシエルがこちらを見ていた。そして辺りに散らばっていた道具を不思議そうな顔で眺めている。
「これ全部ヨリの? 」
「ああ」
シエルはそっか、と呟くと、何かを決心したかのようにこう続けた。
「あの女の人も言ってたけど、なんでヨリはお金持ちなんですか? 」
「えっ!? 」
「ヨリは悪いこと……してないよね? 」
う、疑われている。いや、というより心配されている。
シエルが真っ直ぐに俺を見つめて、返答を待っていた。
「ええとそれは……」
彼女には真実を言うべきか? いやでも彼女の理解に追い付くか?
「……言えないこと? 」
シエルの瞳に怯えの色が見えた。
……観念した俺は自分がここに来た経緯、そして能力のことを全て彼女に話したのだった。
俺はここに来て初めて、誰かに自分の話をした。
◇◇◇
全てを話終えると、シエルはしばらく考え込むようにうんうん唸っていたが、あるとき声をあげた。
「えっと、つまりヨリはこの世界の人じゃないってことですか? 」
「そうだ」
「それでお金持ちになるという能力を貰ったと」
「まあそうだな」
他の奴等のように誰かに貰ったという記憶はないのだが、俺が忘れているだけで多分そうなのだろう。
「なるほどです……」
シエルは思っていたより驚きはしなかった。
ただ何とか理解しようと頭を必死に働かせているようだった。
「信じてくれるのか? 」
するとシエルはえ? と答える。
「当たり前です。ヨリが嘘をつくわけないです」
思っていたより俺は彼女から信頼されていたようだ。何だか照れてしまい、俺は思わず自分の鼻の頭を掻いた。
「その、なんだ……本当はもっと贅沢な暮らしが出来るんだが、今回みたいに怪しまれると言い訳が難しくてな。ごめんな」
「謝らないで下さい。私はヨリと一緒にいられるだけで幸せです。これ以上幸せになったらバチが当たります」
ふふっと笑うシエル。
俺はくしゃりと彼女の柔らかな髪を撫でた。
「ありがとな」
「いえ。でもこれでヨリの秘密は分かりました。これは内緒のことですね? 」
俺はコクリと頷いた。
「これは俺とシエル、2人の秘密だ」
「ふふ、共犯者みたいで何だか格好良いです」
共犯者って……それじゃ俺が犯罪を犯したみたいだろ!
そして俺たちは顔を見合わせると、クスクス笑いだした。
秘密を打ち明けられて何だか心が軽くなった気がした。
「……元の世界に帰らないですよね? 」
「え? 」
シエルは遠慮がちに呟くように行った。
「えっと……その……。ヨリは地球というところに帰ったりしませんよね? 私を一人にしないですよね? 」
ああなんだ。この娘はそんなことを心配していたのか。
「当たり前だろ。俺はもうこの世界に骨を埋める覚悟だよ」
「そう……ですか」
シエルは口許を三日月型に歪ませた。
平静を装ってはいるが、喜んでくれているようだ。
そしてそれを誤魔化すようにこう言葉を続ける。
「ヨリ、私今日は大浴場に行ってみたいです」
「大浴場? 」
「はい。皆で楽しく広いお風呂に入るみたいです!」
日本の銭湯みたいなものだろうか? まあたまには良いだろう。シエルも俺以外の人間と関わりを持つことも大事だ。
もしかしたら同世代の友人が出来るかもしれないし。
「じゃあ行ってみるか」
俺がそう言うと、シエルははい! と元気よく返事をした。
5
お気に入りに追加
3,045
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
果たして、阿宮は見知らぬ世界でどう生きていくのか————。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる