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第7話 家が欲しい
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「御馳走様でした」
あっという間にランチを食べ尽くした俺は、紙ナプキンで口についたケチャップを拭う。
「はいお粗末様でーす。どう? 美味しかった? 」
待ってましたとばかりにルーナが俺に駆け寄ると、嬉しそうに笑っている。
「はい、とても」
「でしょう! 」
人懐っこそうな笑顔を浮かべる彼女はまるで犬みたいだ。
「お勘定お願いします」
すると彼女は胸ポケットから伝票を取り出すと、さらさらと馴れた手つきで記入し始めた。
「はーい、えっとパワフルデラックスランチが3000ゴールドで、後目玉焼きトッピングしたからプラス100ゴールド。合計3100ゴールド頂戴致します」
ここで俺の能力が本物なのか試される。
もしただ偽のお金を量産するだけのバグだったらどうしよう……土下座して支払いを待って貰うしかない。いやそれどころか牢屋にぶちこまれる可能性すらある。
……いや、もうどうにでもなれ。
意を決した俺はカバンの中からお金を取り出すと、ルーナに手渡した。
ルーナはそれを数え始める。
俺は気が気ではなかった。もし彼女に偽物ではないかと疑われたらどう弁解しよう。
嫌な汗が背筋を伝うのが分かった。
しかし俺の心配に反して、ルーナはにっこりと口角を上げた。
「はい丁度頂きまーす。また来てね」
ほっと一人胸を撫で下ろす俺。
どうやら俺の能力は"本物"のお金を増やすものらしい。とすれば俺は文字通り、億万長者といっても過言ではない。
ただ何だか実感が湧かなくて、イマイチ喜ぶ気にもなれなかった。
「とりあえず家探しか……」
宿屋に住み着くわけにもいかないし、雨風をしのげる場所が欲しい。そう思っていただけなのだがどうやら口から声が出ていたみたいだ。
「家? お兄さん、家探してるの? 」
「あ、ええとその」
ルーナの目の色が変わった。
「うちの裏に誰も住んでない空き家があるんだけど良かったらどう? ボロいけど住めなくはないわよ」
「え、ええ……」
「私も丁度住んでくれる人を探していたの、ほら、結構良い家なのに誰も住まないなんて勿体ないじゃない? 」
あまりの剣幕に押されてしまう俺。
しかしルーナは依然としてぐいぐい来る。
「うーん、まあ実際に見てみなきゃ何とも言えないわよね。さあお兄さん! 今から見に行きましょう!! 」
ルーナに手を捕まれた俺は、強引に外に連れ出されたのだった。
「こら! 仕事サボるんじゃないよ! 」
という彼女の母親の怒号が、背後で響いていた。
◇◇◇
ルーナに案内されたその家は確かにボロくて小さい空き家であった。
しかし水道は通っているし、キチンと掃除はされているようだし、俺一人で住むには丁度良い。
「どう? ボロいし小さいけど安くする
わよ。今ならランチ無料券を1枚つけちゃうわ」
「この家の大家は君なのかい? 」
「そ! お父さんが仕事場として建てたんだけどそのあと直ぐに亡くなっちゃってね。結局誰も使わずじまいなのよ」
「なるほど」
二階建てで、ベッドにトイレにキッチン、そしてお風呂と生きていくのに必要なものはすべて揃っている。
そしてユニットバスじゃない点も俺には魅力的だった。浴槽も十分に足を伸ばせるような広さだし、何も文句はない。
「家具も自由に使って良いし、要らなきゃ処分しても構わないわよ。あ、そうそう本棚の本も好きにしちゃって」
本棚には見たこともない難しそうな本がびっしり並んでいた。埃被っているものの、状態は良さそうだ。
一冊取り出してパラパラとめくってみると、どうやらこの世界の神話をまとめたような本らしい。日本でいう古事記のような本だ。
「お父さんはどんな職業を……? 」
「私もよく分かんないんだけど……学者? みたいなかんじ。神話とか魔法とかそういうものを研究していたみたい」
「へえ……」
「さ、お兄さんどうする? 今なら安く売っちゃうよ」
俺は顎に手を当て、真剣に考え始めた。
こんな即決してしまって良いのだろうか? 普通物件というものは色々見てから決めるものでは……?
だが条件は悪くないな、と俺は心のなかで呟く。
なにより美味しい飯屋が近いのは、自炊がめんどくさいときにとても有り難い。
……まあお金は腐るほどあるんだし、良いか。
他に良い家があればそこも買えば良いんだし。
「よし、買おう。いくらだ? 」
「やった! お兄さん決断力あるね~。50万ゴールドでどう? 」
「分かった」
俺は大量のゴールドが詰まった麻袋をルーナに手渡す。
すると彼女はぎょっとしたように俺の顔を見た。
「え、えっと。分割払いで良いって言おうと思ったんだけど……お兄さん金持ちだね」
お金は無限に持ってるからな……とは言えなかった。
はは、と愛想笑いを浮かべるのみである。
「うん、でも確かに受けとりました! じゃあ今からここはお兄さんの家だよ」
じゃあこれは家の鍵ね、とルーナは俺に小さな鍵を手渡した。
「ありがとう」
俺はその鍵を握りしめると、ポケットに突っ込んだ。
「そういえばお兄さん、何て名前なの? ご近所さんになったんだし、自己紹介しましょう」
「ヨリだ」
「ヨリ? 変わった名前ね。ま、良いけど。私はルーナ=レイモンド。定食屋の看板娘よ、大体店にいるから暇だったら食べに来てね」
「ああ、よろしく。ルーナ」
こうして俺はご近所さんと家をゲットしたのである!
資金は未だ……尽きる様子がない。
あっという間にランチを食べ尽くした俺は、紙ナプキンで口についたケチャップを拭う。
「はいお粗末様でーす。どう? 美味しかった? 」
待ってましたとばかりにルーナが俺に駆け寄ると、嬉しそうに笑っている。
「はい、とても」
「でしょう! 」
人懐っこそうな笑顔を浮かべる彼女はまるで犬みたいだ。
「お勘定お願いします」
すると彼女は胸ポケットから伝票を取り出すと、さらさらと馴れた手つきで記入し始めた。
「はーい、えっとパワフルデラックスランチが3000ゴールドで、後目玉焼きトッピングしたからプラス100ゴールド。合計3100ゴールド頂戴致します」
ここで俺の能力が本物なのか試される。
もしただ偽のお金を量産するだけのバグだったらどうしよう……土下座して支払いを待って貰うしかない。いやそれどころか牢屋にぶちこまれる可能性すらある。
……いや、もうどうにでもなれ。
意を決した俺はカバンの中からお金を取り出すと、ルーナに手渡した。
ルーナはそれを数え始める。
俺は気が気ではなかった。もし彼女に偽物ではないかと疑われたらどう弁解しよう。
嫌な汗が背筋を伝うのが分かった。
しかし俺の心配に反して、ルーナはにっこりと口角を上げた。
「はい丁度頂きまーす。また来てね」
ほっと一人胸を撫で下ろす俺。
どうやら俺の能力は"本物"のお金を増やすものらしい。とすれば俺は文字通り、億万長者といっても過言ではない。
ただ何だか実感が湧かなくて、イマイチ喜ぶ気にもなれなかった。
「とりあえず家探しか……」
宿屋に住み着くわけにもいかないし、雨風をしのげる場所が欲しい。そう思っていただけなのだがどうやら口から声が出ていたみたいだ。
「家? お兄さん、家探してるの? 」
「あ、ええとその」
ルーナの目の色が変わった。
「うちの裏に誰も住んでない空き家があるんだけど良かったらどう? ボロいけど住めなくはないわよ」
「え、ええ……」
「私も丁度住んでくれる人を探していたの、ほら、結構良い家なのに誰も住まないなんて勿体ないじゃない? 」
あまりの剣幕に押されてしまう俺。
しかしルーナは依然としてぐいぐい来る。
「うーん、まあ実際に見てみなきゃ何とも言えないわよね。さあお兄さん! 今から見に行きましょう!! 」
ルーナに手を捕まれた俺は、強引に外に連れ出されたのだった。
「こら! 仕事サボるんじゃないよ! 」
という彼女の母親の怒号が、背後で響いていた。
◇◇◇
ルーナに案内されたその家は確かにボロくて小さい空き家であった。
しかし水道は通っているし、キチンと掃除はされているようだし、俺一人で住むには丁度良い。
「どう? ボロいし小さいけど安くする
わよ。今ならランチ無料券を1枚つけちゃうわ」
「この家の大家は君なのかい? 」
「そ! お父さんが仕事場として建てたんだけどそのあと直ぐに亡くなっちゃってね。結局誰も使わずじまいなのよ」
「なるほど」
二階建てで、ベッドにトイレにキッチン、そしてお風呂と生きていくのに必要なものはすべて揃っている。
そしてユニットバスじゃない点も俺には魅力的だった。浴槽も十分に足を伸ばせるような広さだし、何も文句はない。
「家具も自由に使って良いし、要らなきゃ処分しても構わないわよ。あ、そうそう本棚の本も好きにしちゃって」
本棚には見たこともない難しそうな本がびっしり並んでいた。埃被っているものの、状態は良さそうだ。
一冊取り出してパラパラとめくってみると、どうやらこの世界の神話をまとめたような本らしい。日本でいう古事記のような本だ。
「お父さんはどんな職業を……? 」
「私もよく分かんないんだけど……学者? みたいなかんじ。神話とか魔法とかそういうものを研究していたみたい」
「へえ……」
「さ、お兄さんどうする? 今なら安く売っちゃうよ」
俺は顎に手を当て、真剣に考え始めた。
こんな即決してしまって良いのだろうか? 普通物件というものは色々見てから決めるものでは……?
だが条件は悪くないな、と俺は心のなかで呟く。
なにより美味しい飯屋が近いのは、自炊がめんどくさいときにとても有り難い。
……まあお金は腐るほどあるんだし、良いか。
他に良い家があればそこも買えば良いんだし。
「よし、買おう。いくらだ? 」
「やった! お兄さん決断力あるね~。50万ゴールドでどう? 」
「分かった」
俺は大量のゴールドが詰まった麻袋をルーナに手渡す。
すると彼女はぎょっとしたように俺の顔を見た。
「え、えっと。分割払いで良いって言おうと思ったんだけど……お兄さん金持ちだね」
お金は無限に持ってるからな……とは言えなかった。
はは、と愛想笑いを浮かべるのみである。
「うん、でも確かに受けとりました! じゃあ今からここはお兄さんの家だよ」
じゃあこれは家の鍵ね、とルーナは俺に小さな鍵を手渡した。
「ありがとう」
俺はその鍵を握りしめると、ポケットに突っ込んだ。
「そういえばお兄さん、何て名前なの? ご近所さんになったんだし、自己紹介しましょう」
「ヨリだ」
「ヨリ? 変わった名前ね。ま、良いけど。私はルーナ=レイモンド。定食屋の看板娘よ、大体店にいるから暇だったら食べに来てね」
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