280 / 449
山は崩れるもの
しおりを挟む 3日目朝、ベッドから起きた僕は早速火の消えたたき火跡に向かって皿とツボの様子を見た。
これは・・・・あちゃーツボの方はだめっぽい。皿は表面が少しひび割れているが使えないことは無いが、ツボの方は底や外壁がひび割れてこのまま水を入れたら漏れそうだ。うーん、何が悪かったんだろう?粘土の練り具合かな?もっと厚く作ったほうがよかったのか?これは色々試してみよう。
僕はツボの割れ目に粘土を刷り込み修復すると外に放置する。これで夕方には乾燥しているはず。
さて今日は森の中を探索しよう。現在小屋を中心に10分ほど東に泉が南にウルフに遭遇した場所があり南に漂着した砂浜がある。探索はサバイバルの基本なのでもっと島全体を歩こう。
まず南に行くことにする。基本的に森が広がっており何か新しい発見は無かった。30分ほど歩くと森を抜け一面足首の高さまで伸びる雑草の草原に着いた。その草原を歩いていると
キュー
角が生えた兎が現れこちらを威嚇している。【鑑定】してみると
---------------------
角兎
ランク1
カテゴリー:【獣】
解説:角の生えた兎。見つかると頭の角で攻撃してくる。
入手可能な素材
・???
----------------------
角兎という魔物らしい。さらに【鑑定】レベルが3に上昇して魔物から得られる素材もわかるようになった。これは便利。
角兎は頭の角を突き出しながらこちらに突進をしてくる。僕は【牙のナイフ】とりだし構える。前回のウルフの時のように石を投げた戦いではなく、今回は武器があるんだ。十分角兎を引き付けた後、突進を横に躱し動きを止めた所を【牙のナイフ】で切り付けるとダメージエフェクトが出て角兎も痛がった。
それを何度か繰り返すと角兎は地面に倒れポリゴン化し素材を落とした。
---------------------
角兎の肉
ランク1
カテゴリー:【肉】
耐久度:60
解説:角兎の脚の肉。動き回る角兎の身体を支えているため肉は引き締まっている
----------------------
初のお肉ゲット。これはたき火で焼けばおいしいかもとお肉の調理法を考えていると突然横から衝撃が来て吹き飛んだ。横を確認すると知らない間にもう一匹角兎がいて僕に突進してきたみたいで、吹き飛んだ僕に向けてさらに突進を繰り出す。
僕は慌てて横に飛ぶと角兎は勢いをつけすぎたのか偶然僕の後ろにあった木にぶつかり身動きが取れなくなった。どうやら角が刺さって動けないようだ。ラッキー、僕はその隙に角兎を何度も攻撃し倒すことに成功した。但し何も素材は落とさなかった。でもこの方法は使えるかも
そこで平原にいる角兎を一匹ずつおびき寄せ同じように倒した。素材集めもかねて昼までその方法を繰り返していると合計10匹の角兎を倒せて
---------------------
角兎の角
ランク1
カテゴリー:【角】
耐久度:50
解説:角兎の角。角兎の角は折れたとしても何日化すると回復する。
----------------------
角兎の皮
ランク1
カテゴリー:【皮】
耐久度:40
解説:角兎の皮。少し切り傷があるが問題なく使えるだろう
----------------------
新しく2種類のアイテムが手に入った。どうやら【鑑定】では数までは教えてくれないみたいだ。レベルが上がれば教えてくれるのだろうか。更に各素材についても面白いことが分かった。例えば【角兎の肉】なら
---------------------
角兎の肉
ランク1
カテゴリー:【肉】
耐久度:60
解説:角兎の胸の肉。角兎の中なら比較的柔らかい肉
-----------------------
先ほどは足の肉だが、今度は胸の肉だった。どうやら肉にも部首があるらしい。味の違いも気になるところだ。次に角だが
---------------------
角兎の角
ランク1
カテゴリー:【角】
耐久度:30
解説:角兎の角。角兎の角は折れたとしても数日たつと回復する。何度も固いものと衝突してボロボロになっている
----------------------
一度作戦が失敗して何度か【牙のナイフ】で攻撃を受けて倒したところ耐久度が低下した角を手に入れた。皮でも同じようなことが起きた。どうやら倒し方によってドロップするアイテムの耐久度に変化が生じる用だ。角だけを見ると最初のように一度も角兎の攻撃を受けずに倒すか、角を狙い一撃で折ると耐久度が高い角が出た。角がおられると角兎はすぐに逃げていったが。
角兎を9体倒した時に
≪おめでとうございます。あなたは魔物を合計10体倒しました。SPが1増えます≫
角兎を10体倒すと
≪おめでとうございます。種族【兎】を合計10体倒しました。新しく【兎キラー】を覚えました。【兎キラーLv1】は種族【兎】に対するダメージがUPします≫
SPとスキルを覚えた、ラッキー。どうやら各種族の魔物を倒すことによりダメージ増加のスキルを覚える用だ。僕は南側の探索を終え、一度小屋へと戻った。
小屋へと戻った僕は早速【たき火】を作り料理の準備をする。といっても先ほど手に入れた【角兎の肉】を枝の先を【石のナイフ】で鋭くして作った串にさして焼くだけだが。ちなみに枝で作った串は【鑑定】しても認識してくれなかった。朝修繕したツボを【たき火】に入れるのも忘れない。
そして焼けた肉を皿に乗せると
---------------------
角兎の焼き串肉
ランク1
カテゴリー:【料理】
耐久度:50
解説:角兎の肉を串にさして焼かれたワイルドな料理。塩があればさらにおいしかっただろう
----------------------
【料理】として認識されたようだ。早速食べてみると・・・外で食べる焼いた肉の味はおいしかった。ただ解説にあったように塩は欲しい。近場に海があるから浅い皿の様なもので海水を取ってきて水分を飛ばせばできるかもしれない。でも確か結構高温じゃなかったらおいしい塩はできなかったはず。でも試しに作ってみよう。
だけどこれで食料については解決した。次は水だけどこれに関してはツボが完成したら解決するはずだから午後はまた探索しよう。
これは・・・・あちゃーツボの方はだめっぽい。皿は表面が少しひび割れているが使えないことは無いが、ツボの方は底や外壁がひび割れてこのまま水を入れたら漏れそうだ。うーん、何が悪かったんだろう?粘土の練り具合かな?もっと厚く作ったほうがよかったのか?これは色々試してみよう。
僕はツボの割れ目に粘土を刷り込み修復すると外に放置する。これで夕方には乾燥しているはず。
さて今日は森の中を探索しよう。現在小屋を中心に10分ほど東に泉が南にウルフに遭遇した場所があり南に漂着した砂浜がある。探索はサバイバルの基本なのでもっと島全体を歩こう。
まず南に行くことにする。基本的に森が広がっており何か新しい発見は無かった。30分ほど歩くと森を抜け一面足首の高さまで伸びる雑草の草原に着いた。その草原を歩いていると
キュー
角が生えた兎が現れこちらを威嚇している。【鑑定】してみると
---------------------
角兎
ランク1
カテゴリー:【獣】
解説:角の生えた兎。見つかると頭の角で攻撃してくる。
入手可能な素材
・???
----------------------
角兎という魔物らしい。さらに【鑑定】レベルが3に上昇して魔物から得られる素材もわかるようになった。これは便利。
角兎は頭の角を突き出しながらこちらに突進をしてくる。僕は【牙のナイフ】とりだし構える。前回のウルフの時のように石を投げた戦いではなく、今回は武器があるんだ。十分角兎を引き付けた後、突進を横に躱し動きを止めた所を【牙のナイフ】で切り付けるとダメージエフェクトが出て角兎も痛がった。
それを何度か繰り返すと角兎は地面に倒れポリゴン化し素材を落とした。
---------------------
角兎の肉
ランク1
カテゴリー:【肉】
耐久度:60
解説:角兎の脚の肉。動き回る角兎の身体を支えているため肉は引き締まっている
----------------------
初のお肉ゲット。これはたき火で焼けばおいしいかもとお肉の調理法を考えていると突然横から衝撃が来て吹き飛んだ。横を確認すると知らない間にもう一匹角兎がいて僕に突進してきたみたいで、吹き飛んだ僕に向けてさらに突進を繰り出す。
僕は慌てて横に飛ぶと角兎は勢いをつけすぎたのか偶然僕の後ろにあった木にぶつかり身動きが取れなくなった。どうやら角が刺さって動けないようだ。ラッキー、僕はその隙に角兎を何度も攻撃し倒すことに成功した。但し何も素材は落とさなかった。でもこの方法は使えるかも
そこで平原にいる角兎を一匹ずつおびき寄せ同じように倒した。素材集めもかねて昼までその方法を繰り返していると合計10匹の角兎を倒せて
---------------------
角兎の角
ランク1
カテゴリー:【角】
耐久度:50
解説:角兎の角。角兎の角は折れたとしても何日化すると回復する。
----------------------
角兎の皮
ランク1
カテゴリー:【皮】
耐久度:40
解説:角兎の皮。少し切り傷があるが問題なく使えるだろう
----------------------
新しく2種類のアイテムが手に入った。どうやら【鑑定】では数までは教えてくれないみたいだ。レベルが上がれば教えてくれるのだろうか。更に各素材についても面白いことが分かった。例えば【角兎の肉】なら
---------------------
角兎の肉
ランク1
カテゴリー:【肉】
耐久度:60
解説:角兎の胸の肉。角兎の中なら比較的柔らかい肉
-----------------------
先ほどは足の肉だが、今度は胸の肉だった。どうやら肉にも部首があるらしい。味の違いも気になるところだ。次に角だが
---------------------
角兎の角
ランク1
カテゴリー:【角】
耐久度:30
解説:角兎の角。角兎の角は折れたとしても数日たつと回復する。何度も固いものと衝突してボロボロになっている
----------------------
一度作戦が失敗して何度か【牙のナイフ】で攻撃を受けて倒したところ耐久度が低下した角を手に入れた。皮でも同じようなことが起きた。どうやら倒し方によってドロップするアイテムの耐久度に変化が生じる用だ。角だけを見ると最初のように一度も角兎の攻撃を受けずに倒すか、角を狙い一撃で折ると耐久度が高い角が出た。角がおられると角兎はすぐに逃げていったが。
角兎を9体倒した時に
≪おめでとうございます。あなたは魔物を合計10体倒しました。SPが1増えます≫
角兎を10体倒すと
≪おめでとうございます。種族【兎】を合計10体倒しました。新しく【兎キラー】を覚えました。【兎キラーLv1】は種族【兎】に対するダメージがUPします≫
SPとスキルを覚えた、ラッキー。どうやら各種族の魔物を倒すことによりダメージ増加のスキルを覚える用だ。僕は南側の探索を終え、一度小屋へと戻った。
小屋へと戻った僕は早速【たき火】を作り料理の準備をする。といっても先ほど手に入れた【角兎の肉】を枝の先を【石のナイフ】で鋭くして作った串にさして焼くだけだが。ちなみに枝で作った串は【鑑定】しても認識してくれなかった。朝修繕したツボを【たき火】に入れるのも忘れない。
そして焼けた肉を皿に乗せると
---------------------
角兎の焼き串肉
ランク1
カテゴリー:【料理】
耐久度:50
解説:角兎の肉を串にさして焼かれたワイルドな料理。塩があればさらにおいしかっただろう
----------------------
【料理】として認識されたようだ。早速食べてみると・・・外で食べる焼いた肉の味はおいしかった。ただ解説にあったように塩は欲しい。近場に海があるから浅い皿の様なもので海水を取ってきて水分を飛ばせばできるかもしれない。でも確か結構高温じゃなかったらおいしい塩はできなかったはず。でも試しに作ってみよう。
だけどこれで食料については解決した。次は水だけどこれに関してはツボが完成したら解決するはずだから午後はまた探索しよう。
11
お気に入りに追加
1,838
あなたにおすすめの小説

公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。

【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

婚約破棄されたので森の奥でカフェを開いてスローライフ
あげは
ファンタジー
「私は、ユミエラとの婚約を破棄する!」
学院卒業記念パーティーで、婚約者である王太子アルフリードに突然婚約破棄された、ユミエラ・フォン・アマリリス公爵令嬢。
家族にも愛されていなかったユミエラは、王太子に婚約破棄されたことで利用価値がなくなったとされ家を勘当されてしまう。
しかし、ユミエラに特に気にした様子はなく、むしろ喜んでいた。
これまでの生活に嫌気が差していたユミエラは、元孤児で転生者の侍女ミシェルだけを連れ、その日のうちに家を出て人のいない森の奥に向かい、森の中でカフェを開くらしい。
「さあ、ミシェル! 念願のスローライフよ! 張り切っていきましょう!」
王都を出るとなぜか国を守護している神獣が待ち構えていた。
どうやら国を捨てユミエラについてくるらしい。
こうしてユミエラは、転生者と神獣という何とも不思議なお供を連れ、優雅なスローライフを楽しむのであった。
一方、ユミエラを追放し、神獣にも見捨てられた王国は、愚かな王太子のせいで混乱に陥るのだった――。
なろう・カクヨムにも投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる